2004年5月8日
「納竿間際の男改め弁当船までの男」
マエフリ
3月いっぱいで『ORASUTACUP』は終了しました。
ルールでは、下位の4名が決勝戦で争い優勝者を決めることになってます。
なんで下位の4名かというと、『ORASUTACUP』は別名『ボーズダービー』
一番魚を釣らんかった奴が栄えある(?)ワッペンを背負うことになってます。
ご存知のとおり、私は『ORASUTACUP』の初代チャンピオン。(^^ゞ
そんなで、毎年参加しないわけにはいかず、恐々参加してるんですぅ。(>_<)
昨年度のダービーでは、コロダイが対象魚に認められていたのに今回はナシ。
そうなると、グレを釣らなければですが、寒の時季に釣りに行けない私は不利。
でも、11月にグレを釣っていた私は楽観視していたんですが・・・、
今回のルールでは、一度の釣行で釣った対象魚が全てポイント換算されることに。
そして、参加のみなさん、釣る釣る。(-_-;)
それでも、ギリギリ大丈夫と高をくくっていたんですが・・・。
最後に決勝戦進出枠に入ってしまいました。(T_T)
決勝戦は、5月8日。
場所は、競技実行委員長OrangeさんのHGの見老津。
磯は未定ながらも東の一ノ島とか。
まだ渡ったことはないですが、一度竿を出したかった磯。
早速、航空写真・ポイント図・をチェック。
次に、潮時表・MANBOOで釣れる時間をチェック。
各HPで釣果をチェック。
しかし、久しぶりの磯。
念には念をで、一番弟子さんに枯木灘へ(名古屋から)下見に行かせました。(^^ゞ
げっ、釣ってるし〜。
見て来い言うたけど釣って来いとは言うてない。(ーー;)
ま、情報は得られました。
それによると・・・
エサトリはかなり多くてボイル3枚では足らないくらい。
が、磯にもよるが30弱の尾長の乱舞が見られる。
辛抱してると40オーバーの尾長も見えてくる。
タナは浅く1ヒロで40尾長が釣れた。
以上のことから私が弾き出した答えは。
弁当船までが勝負!
MANBOOでは時合いは朝一。
日が昇り撒き餌が効いてくるとエサトリで釣りにならない可能性あり。
昨年度の決勝戦では、選手が釣れずギャラリーが釣れたとか。
やはり普段と違い相当のプレッシャーが掛かると想像される。
最初に規定サイズ以上の魚を釣った者がメッチャ有利。
私の作戦は・・・
沈むタイプのDECETER(0〜2番)で強制潜行
3号ハリスを1メートル、針はあわせちゃダメジナの8号
餌はボイルでパラパラのサラシの下・際狙い
つまり、エサトリの層を突破するために早く沈め
浅いタナで短ハリスでアタリを取り
尾長・イズスミが喰ってくた時、ハリス切れチモト切れを防ぐための太ハリス&針
釣りに行く前の作戦を練ってる時間が結構楽しかったりするんですよね。
ただ、あまり決めつけてしまうと予想と状況が違う場合柔軟に対応できませんが。(^^ゞ
ネタ
当日の朝、体力を温存しておくため一番弟子さんに迎えにきてもらいました。
彼は名古屋から二日連続の釣りとなります。
昨夜は車の中で仮眠を取られたとか。
そんな状態なのに、鬼っ〜!とか思われそうですが、
師匠あってこその弟子(^^ゞ
決勝戦を戦う選手ですが
(さ)さん、船釣りがメインで磯は19年ぶりとか
しかし、船での実績は凄いっの一言。
さらに、数日前には規定サイズ以上のグレを釣ってる。
で、心理作戦なのか『ORASUTACUP』の掲示板にそのグレの写真を貼りつけるしぃ。
19ばんさん、紀州釣りをされててグレ釣りを始めて日が浅いとか。
しかし、師匠はアノ商店さん。。
さらに、コロタマ杯の決勝で早がけ勝負でハタンポ釣って勝利してる。
決勝戦の雰囲気を知ってるのは大きい。
激ISOさん、一番の若手で本戦では最下位。
しかし、いろんな釣り場で積極的に竿出してる。
さらに、ダービー終了後は50オーバーのチヌをGet。
絶好調の状態で決勝戦に臨むよう。
さて、林渡船さんの待合にはギャラリーを含め20人近くが集結。
いつものことながら、ワクワクドキドキですが、今回は緊張も。(-_-;)
出船時間が近くなり港に移動。
ん?(さ)さんが来ていない?
トンズラか〜(^o^)丿
あ、ギリギリに来ちゃいました。(-_-メ)
選手にOrangeさん、それにギャラリーの3人、計8人が東の一ノ島に決定。
思惑どおりや(^.^)
波に弱い人気磯の東の一ノ島ですが、今日は凪&貸切。
よさげです。これは決勝進出者の特権ですね。(^_-)
しかし、全員が初めての磯。
イマイチ勝手が分からないものの、選手の用意が出来次第決勝戦スタートです。
決勝戦のルールですが
釣り方はフカセ釣り
本戦対象魚の規定サイズ以上の総数検量
釣り座は1時間ごとに交代の2ローテーション制
です。
まずは最初のポイントを決めるためのジャンケンです。
今日は早朝勝負!と思っていたのでジャンケンは勝ちたかった・・・。
勝った!一番や!
普段はジャンケン弱いのに
思惑どおりや(^.^)
ジャンケンに勝って真っ先にポイントを決めれても釣れる保証はないですが、気分は上々。
各自、思い思いの場所で釣り開始。
競技実行委員長のOrangeさんは竿を持たずに渡礁。
一切釣りをせず、不正がないか目を光らせ、競技実行委員長の責務を遂行するおつもり。
うぉりゃ〜!男やの〜。頭が下がります。m(__)m
しかし、背中越しの鋭い視線が・・・、こ、恐い。
ギャラリーのゆたちゃん・釣り人さん・YUKIさんは、当然B級?ポイントで釣り。
がっー、いきなり規定サイズ未満とはいえグレ釣ってなかったかー。
それに、グレじゃないやろけど大物のバラシとかしてなかったかー。
昨年のダービーで1位・2位のおふたり。
にもかかわらず、昨年は上位2名・下位2名の4名が決勝戦進出という理不尽なルール。
本戦では、あれだけグレを釣りまくった二人ですが・・・
決勝戦では、ゆたちゃんがなんとかコロ、釣り人さんに至ってはなんとボーズ。
結局、もうひとりのボーズのmaruさんとのジャンケンに負けて、優勝。
その時、選手は釣れていないのにギャラリーは釣ったとか。
まさか、その恨みを晴らす気かっー!?(ーー;)
気を取り直して釣りに集中です。
エサトリわんさか〜
あれ?大したことない。サシエ残る。
思惑どおりやない(>_<)
状況はその方がええけど、それは他の選手にとっても同じこと。
他の選手がエサトリに翻弄されてる間に対象魚Getの予定だったのに。
海は生き物ですね。
一日経っただけ、少し離れた場所でこうも違うとは。
ん?まてよ。
一度、一番弟子さんが厄除けに来られた時、後まわしにしていて抜かった事がありました。
結果、その日はボーズ。
その時、ひつこく「師匠に謀られた」と言ってたけど。
ずっと根に持っていた?
まさか?
まさか?!
おぬし、謀ったな!
弟子に足元を掬われるとは。(T_T)
き、気を取り直して釣りに集中せな。
あ、19ばんさんがグレ釣った。ホッ、規定サイズはなさそう。
ん、激ISOさん、コッパ釣った?
(さ)さんのウキ入りそう。
どうしても他の選手の動向が気になります。
そんな小心者の私にやっとアタリ。
掛けた瞬間に赤い魚体が見えたので、磯際をウロウロしていたメンドリと判明。
たいしたサイズじゃないのにタモで掬ってしまいました。
やっぱ緊張しとるがな。
でも、魚を掛けたことで気楽に。
メンドリを〆て落ち着いて、釣り再開。
磯際を潜行していくDECETER。
ぐん
おぉ、もしかして♪
規定サイズ以上32センチのグレでした♪
これで思いっきり楽になりました。
当然、舌の滑りも良くなります。
他の選手が寡黙になる中、ひとりしゃべっていたんでは。(^^ゞ
その後、(さ)さんにアタリがあり釣れたのはサンコ。
う、油断はできん。
規定の1時間がきてポイント移動。
この潮ならこのポイントの方がよさそう。
磯際にコロらしき魚影が見えたような。
磯際ギリギリを潜行していくDECETERが見えなくなり、竿先できいていると
ぐうーっと竿に伝わる重み。
魚?合わした後にチラッと見えた魚体は
コロや!
コロは対象ではありませんが、久しぶりのコロ引き楽しめました。
腹卵でパンパン、48センチでした。(^.^)。
コロタマ杯が始まり、夜釣り行きたいのに行けなくてだったので、グレより嬉しかったです。
これで、たぶんワッペン回避にコロタマポイントGet、ウハウハです。
こうなると止まりません。
2匹目のコロを狙います。
同じところを狙っていると
ぐんっ!
さっきより明確なアタリ。
コロか?
見えた魚体は
グレや!
しかも良型。(^.^)
華麗なる?やり取りで釣り上げたのは
口を開けて39センチのグレ。(^^ゞ
これで、ダブルワッペンを背負うことは回避ですぅ。
自然と声が大きくなり、舌滑りがますます良くなります。
それに反比例して、他の選手の方々は貝のようになってゆく〜。
きっと、ハラワタ煮えくり返っていたんでしょう。すんまそ〜ん。(^^ゞ
この時点で、釣り開始から2時間経っていません。
むっちゃ余裕ができたら腹減ってきました。
弁当も来たことですし、腹ごしらえです。
いや〜磯で食べる弁当は美味いっす。(^o^)丿
さあ、お腹も心も満たされて釣り開始です。
このままの勢いで釣ったらどうなるやら〜。
その勢いが・・・、
止まりました。(-_-メ)
弁当食べてからコッパ1匹。あとは、まともなアタリなし。(>_<)
それでも、決勝戦の場で2枚もグレ釣ったんやから大丈夫。
・・・のはずでした。
別名ボーズダービーの決勝戦。
本戦でよう釣らんかった下位4人の戦い。
1匹グレ釣ったら安泰。ボーズ当たり前。
最後はギャラリーの前でのジャンケン勝負。
でしょ?
はっきり言って、選手の方々を見くびっていました。
まず、沈黙を破ったのは激ISOさんさん。
規定サイズ以上のグレ1枚釣ってから、プレッシャーから開放されたのか
コンスタントに竿曲げてる〜。
30オーバーのグレ何枚釣ったんや?
げっ、大物のバラシまで。(-_-メ)
し、新人は遠慮せな。
こうなると、19ばんさんと(さ)さんのマッチレースかと思いきや。
19ばんさんが規定サイズ以上のグレ釣って
「わかった。」
???
そしたら、その後竿曲がりだし、43センチのグレ釣っちゃいました。
圧巻は、対象外とはいえ70センチのアオブダイを磯を半周しながら釣ったこと。
こうなると希望の星は(さ)さん。(^.^)
普段は船釣りされてるから、一日竿持ってることなんてない。
それに、足場の悪い磯の上。
目に見えて、気力・体力が落ちていってるのが分かります。
しかし、「まだ、するんですか?」とか言いながら竿を置こうとしない。
そしたら、バラシたもののデカイの喰ってくるしぃ〜。
すっかり、余裕のなくなった私ですが、
納竿間際の男を名乗ってる身、デカイの釣ったるでぇ〜。
だったんですが、久しぶりの磯で早朝からの釣り。
んなもん、そんなパワーあるわけないっす。(T_T)
さて、ギャラリーのお三方ですが、
ゆたちゃんは30オーバーのグレ1枚に、よく引く藻?のバラシにアオブダイ。
釣り人さんは、型の良いグレが釣れず、イガミなんぞを釣ってます。
ルーキーのYUKIさんは、辛抱強く頑張り、なんとかグレを釣った模様。
それぞれに楽しまれていたようですが、
2年連続最ポイント数をGetしてる釣り人さんには許せない状況だったんでしょう。
気を悪くして(ウソウソ)、YUKIさんを引き連れ1時に帰られました。
入れ替わりに、向かいの磯で釣ってた一番弟子さんと爆弾小僧さんがやってこられました。
2人は今日三つ目の磯です。
全くダメとのこと。
楽しい釣りができた東の一ノ島ですが、他の島も好調な訳ではなかったようです。
が、時すでに遅しでこの時点で打ち止め。
心臓に悪い時間を過ごしましたが、Orangeさんの「競技終了!」の声を聞いてヤレヤレ。
最後まで、(さ)さんに規定サイズ以上の魚は喰ってきませんでした。(^.^)
オチ
好調っだった一ノ島ですが、場所によってはエサトリが多くて釣りにならなかったとこも。
ハッカイに渡った組はグレの顔を見たようですが、まともにアタリなかった方もおられたようです。
でも、各自それぞれ楽しまれ、よい決勝戦になったようです。
さあ、林渡船さんで検量です。
19ばんさん、43センチを頭に4枚。
激ISOさん37センチを頭に4枚。
おつてん、39センチ・32センチの2枚。コロ48センチ。
(さ)さん、栄えあるワッペン。(^o^)丿
釣りはええですね。
海はええですね。
でも、それもよき仲間がおればこそ。。
大成功の決勝戦の記念にみんなで記念写真。
ほら、そこのあなたも『ORASUTACUP』に参加しましょう。
運良く(?)、決勝戦に出ることができれば、A級磯をグループ貸切で釣りできるかも。
ワッペンが恐い?
確かに。
次回のワッペン製作者は、優勝者の(さ)さん。
なんでも、むっちゃ恥ずかしいように“あやや”をデザインしたものにするとか。(ーー;)
でも大丈夫。決勝戦で釣ればいいんですよ。
あ、私は遠慮しますけど。(^^ゞ
次回の参加も未定やし〜。( ( (ヽ(;^^)/