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あれこれ

所々関西弁(播州弁かな)が入ってるので、意味がわからない所があるかも知れませんが,雰囲気が伝わればと思い、あえてそのまま使っています。

ブルーベリーの栽培を始めた

 
 2003年7月、親の保有している土地が雑草で大変なことになっている。その草刈が大変で、いくら刈ってもすぐに生えてくる。
 何とかしなければと思いつつ1年以上草刈もせず゛ほったらかし゛にしていた。菜園でもしようかと思ったが、この辺りは農村地帯で、周りは田んぼばかり、車関係の仕事柄、お客さんから野菜は、よく頂く。自分で野菜を作ってもそれ以上良い物が出来るはずもない。
そんじゃどないしょう。果物は大好き、なら果樹でも植えるか。何を植えるか色々考えるけど中々決まらない。何しろ600uほどあるので,かなりの本数を植えることが出来るのだが、柿はとにかく植える事にするが,2、3本もあれば良いし、後は何にするか悩んだ。
 ネット上で色々見ていて、ブルーベリーを見つけた。ブルーベリーは知ってはいるが、ジャムしか食べたことがない。でもジャムは美味い。なら生でも美味しいんじゃ無いかなという事で、決定。
 それからまたネットで栽培方法を調べる。いきなりその土地に植えても手入れが出来るのかということで、とりあえず家で育てて見ることにしよう。
 ネットオークションで、ラビットアイのスワニー1本、ティフブルー3本の合計4本で、送料込み1200円と言うのを見つけて買った。とりあえず庭に直植えすることにしたんやけど、ブルーベリーにはピートモスが必要らしい。近くのホームセンターなどを回ってもピートモスの大袋が売っていない。そこでネットで見つけたSEVENさんから購入して、庭に180cm×40cm×40cm位の穴を掘り、ピートモス100%で植えた。その時ホームセンターで買ったホームベル1本も一緒に。
 植えたのが、7月末、この時はこんなに成長するとは思っていなかったので、180cmに5本植えたわけで、(だってこの時ホームベルは50cm位の高さはあったが、ヒョロヒョロで後は20cm前後しかなかった)秋には1本間引くことになった。2004年5月現在4本でもギュウギュウ詰状態で秋には畑?に植え替えようと思っている。
 
雨水タンク設置
 中学生の子供の夏休みの自由研究として、雨水を再利用する為のタンクを作ることにした。これは私が子供に打診した所、やろうと言う事になったものだ。
 仕事柄ドラム缶が手に入るので、これを利用して、樋からの雨水をドラム缶に蓄えようと言う物だ。ドラム缶は200Lだが横に寝かせているので実際には、150L位しか使えないので、わずかな雨ですぐ一杯になる。
 この水を地植えのブルーベリーにパイプで敷いて根元に直接出るようにしている。もちろん他にも使えるように途中で外して、利用できるようにしている。
 夏休みが明けて子供の自由研究の展示を見に行ったところ、酸性雨の研究がなされており、phは5前後でブルーベリーには最適のようだ。それにドラム缶は鉄製の為サビが水に混じり鉄分も補給出来そうだ。でもサビはブルーベリーには良い物かどうかは知らない。


緑枝挿し
7月に植えたときに、邪魔になりそうな枝を取って緑枝挿しをしてみた。ブルーベリーは普通挿し木で増やすらしい。挿し木の方法としては休眠枝挿しと緑枝挿しのふた通りがあるらしい。7月は緑枝挿しの適期らしい。ネットでブルーベリーを調べているとこのような事が書いてある。「ではいっちょやってみっか」という事で挑戦してみた。 方法は他のサイトで詳しく書いているので、ここでは省くが、爪楊枝よりも細い1mm有るかどうかという細さで果たして育つんか。 結果は2004年5月現在20cm位に育っている。7本挿して6本育った。意外と簡単マグレかな。

ブルーベリーが増えた
 2003年8月末、又ネットオークションでハイブッシュで品種不明12本4000円で出ていたので、買った。この苗は50cmから60cm位あり2〜3年生位だと思う。オマケでスパルタンの小苗1本と品種不明の小苗等4本合計17本届いた。
 同じ日に苗屋さんからラビットアイのキャラウェイ、デライト、ホームベル、ティフブルーーなど10本も届いた。これで合わせて32本になった。今回は自作の木製プランターや発泡スチロールの箱にピートモス100%で植えた。
 この内ハイブッシュ2本とホームベル、ティフブルーの2年生それぞれ1本を居間の前に、地植えした。今回はピートモスを節約する為、下の方は庭土にピートモスを混ぜ上部はピートモスで植えた。

グングン成長
  7月に植えた分は著しい成長を見せている。どんどんシュートを伸ばし毎日水遣りは欠かせない。毎日水を遣ってもシュートの先はすぐうなだれてくる。夏は朝晩水を遣った。ホームベルは冬には1m30cm位にまで育った。ティフブルーとスワニーは50cm〜70cmに育った。
  ハイブッシュは背丈こそ上回らなかったが、どれもシュートを出したが、苗屋さんで買ったラビットアイは多分ハウスのような所で育ったのか、環境の変化に付いていけないみたいで、あまり目立った成長は見せなかった。

バックホーを買っちゃった
 荒地を整備する為、バックホーを知り合いの車屋から数万円で購入。バックホーというのはユンボとか呼ばれているもんで、早い話建設現場で穴を掘る油圧ショベルと言えば分かると思うけど。油圧シリンダーのオイル漏れを修理するのに買った値段より高くついたような、かなりのオンボロだ。仕事柄修理は自分でしたけど部品代が高かった。
 このバックホーで、草を表土ごとめくり山のように積み上げて、堆肥のようにしようと言う寸法だ。でも1年も2年も待つ訳に行かんので,土に草をすき込むようなもんだ。そして周囲に溝を掘り水はけが少しでも良くなるようにした。この土地には、水道を引いてないので水が無い。そこで雨水をためる為に2m×3m位の穴を掘った。雨が降ればすぐ一杯になるけど、しばらく雨が降らないと底から抜けて無くなってしまう。コンクリートでも打たんとあかんかー。

耕運機をもらった
 前にも書いたが、この辺りは農村地帯(ても神戸市ですよ)なんでお客さんに「何処かに要らん耕運機転がってない」と聞いていたら、「うちに有るで。もう使わんから持って行って。」と言うわけで貰ってきた。

畑(荒地)にブルーベリーを植えた
 
12月に、またネットオークションでホームベルを4本買ったが、このうち1本は葉が落ちてしおれている。(これ枯れとんちゃうんかいな、大丈夫かいな)四年生の苗で1m50cm位ある。大きいのはいいんやけど、花芽が非常に少ない。実付き保証と言うことだったけど、ちょっと少なすぎるで。この4本と間引いたティフブルー1本計5本を畑(いつの間に畑になったんや)に植えた。土にピートモスを混ぜて根鉢の廻りをピートモスでくるむ方法で植えた。この5本は本格的?に畑に植える前の実験になる。

近くでピートモスの大袋発見
 近くで安いと評判の園芸店でピートモスの6cu170Lの大袋の値段を聞いてみたら、運賃込みで、2,600円位と言うので早速注文、数が要るなら自分で輸入会社に取りに行けば、2,000円で良いとの事でその時にはお願いしよう。

紅葉
 ブルーベリーは紅葉がキレイと聞いていたが、暖冬の影響かハイブッシュもあまりきれいに紅葉せず、やっと紅葉したと思ったらすぐに散っていった。ラビットアイは全く紅葉せず葉もあまり落ちなかったので、春になって芽が動き始めたときにむしりとった。

花芽と葉芽
 冬になって花芽が膨らんできた。新しいシュートの先にはびっしりと花芽が付いている。特にティフブルーとスワニーは先端付近だけでなく下のほうまでビッシリと付いている。いくらなんでもつき過ぎだろと思いどうしたら良いのか関連サイトの掲示板で聞いてみた。そしたら各枝に三つ程度花芽を残し後は取ったほうが良いと返事をもらった。でも沢山食べたいしな−と思いもう少し残すことにした。
 シュートの方はホームベルが130cmにもなったので、半分位にきり戻した。きり戻したほうが結果母枝が沢山出るそうだ。事実5月現在沢山の枝が下の方まで出ている。上の方の枝はシュートのように上に向かってドンドン伸びているので、来年又きり戻したらいいのかな。ティフブルーとスワニーのシュートの花芽は上の方を残し後はかきとった。
 この時中程から上の花芽は三つ芽になっているのが多くあった。上部の三つ芽は全て花が咲いたが、真中の大きな花芽を取って、両側の小さい花芽を残したものは、花にならずに葉が出た。これは花芽を取る時期によるのかも知れない。何しろ初めてのことなんで分からないが、後の樹形を考えて枝を出したいところの花芽は取り除いて花を付けたいところは残した方がいいかもしれない。

休眠枝挿し
 
きり戻したシュートや内向き枝などの剪定した枝を3月上旬に10cm位に切ってピートモスの床に挿した。
畑のホームベルは50本、家のホームベル等20本、ハイブッシュ40本位挿している。5月中旬現在、ホームベルの3本が発根した。全ての結果が出るまでは、あと1ヶ月以上は掛かりそうだ。
 畑の挿し木だが、苗などを入れるメッシュトレーを畑に埋めてその中にピートモスを入れ床を作りそこに挿し木している。当然ほったらかしにしている。雨が数日降らないときだけ水遣りするくらいだ。これで育てば、らくだなー。
 でもこの調子で毎年挿し木したら何百と増えてしまうかも。どうすんだ、畑には100本位しか植えられんぞ。


花が咲いた

 四月上旬になって花が咲き始めた。ラビットアイでは、ホームベルが早くティフブルーとスワニーは少し遅れた。ハイブッシュュではスパルタンが早かった。このスパルタンは一斉に咲かず花期が一番長かった。家のラビットアイはどれも似たような花だが、デライトは少しピンクがかった色で幼果も赤い。ハイブッシュはいろんな形の花が咲いている。特徴があるのは、スパルタンで提灯のように丸い。後は品種不明で、花と葉そしてこれからの実などから品種が特定出来ればいいが。
 人口受粉は少ししかしなかったが、蜂などが結構飛んできていたので多分大丈夫でしょう。
5月中旬全ての花が散った。

実が膨らんで来た
 5月に入り花が落ちたものから実が膨らみ始めた。同じ種類でも花が沢山付いているので喜んでいたら実どまりが非常に悪いものがある。タマタマ蜂が来なかったのか、それとも他に原因があるのか分からない。
 人口受粉の真似事をした所は、実どまりが良いように思う。方法は受粉した花はキレイなままスポッと抜け落ちるので、その花のオシベをメシベの先端にチョンチョンと付けていくだけだ(この方法での責任はとれません)。でも数が多いと一々こんな事やっとられん。
人工授粉は花がきれいに落ちない木だけにすればいいかも。(蜂が来てたら)

添え木
 ブルーベリーは小さな木の間から実がつくのと、シュートなどは柔らかいので添え木をしないと倒れてくるので、実や葉が茂る前に前年のシュート特に傾いて伸びているものは添え木をしておくことが必要に思う。葉枝が伸びてくると雨の重みで折れる枝や風で折れる枝も有る。伸び始めたシュートも添え木が必要だ。

イチゴ
 イチゴを三、四年前から作っている。数年前の冬に友達のイチゴ農家から観賞用として実付きの鉢植えイチゴをもらったのを増やした(ほったらかしにしていたら勝手に増えた)物だ。庭の片隅で真砂土で作っているのでいいものが出来るはずも無い。昨年初めてポットに苗を取ったのは良かったが、長くポットに置きすぎて根詰まりをおこしたのをそのまま植えたので又いつも通り育ちが悪く今年も失敗した。ベランダで促成栽培に挑戦したがこれもあえなく失敗。 先日嫁の実家へイチゴを取りに行ったが、葉っぱの勢いがまるで違う。向こうは農家でちゃんとした畑だから当たり前だが。家で作っても50本程度なんで、まともに出来てもたいした収量は期待できないが、毎日食えるのが良い。来年こそはもう少しましなものを作るぞ。(何年同じ事を言ってるんだ)

コンサート
  2004,年5月22日今日はちょっと話が違うが、毎年恒例の岩岡コンサートが有った。岩岡コンサートとは、ジャズコンサートで、すぐ近くの工務店(私の家も建ててもらった)の倉庫で開かれる。定員は150人ほどのこじんまりとしたコンサートだがもう12回も続いている。始めはクラシックをしていたが、ここ7年は板橋文夫トリオが、ツアーに組み込んでいて毎年楽しみに聞きに言っている。
  板橋文夫といっても、ジャズファンで無いと知らないと思うが日本では、有数のジャズピアニストである。モダンジャズ、ちょっと古いか、今はフリージャズと言うのかな。かなり激しいジャズだ。ピアノをたたくように体全体で弾くかと思えば、やさしく美しいピアノを聞かせる。二時間あまり本当に音に酔いしれた。      このコンサートに興味がある人は、連絡して下さい。

休眠枝挿しをポット上げ 05/24 (月)
  休眠枝挿しの発根状態を確認した所、ホームベル、ティフブルー、スワニー、とも楊枝のような太さも50%位の割り合いで発根していたので、ポットに上げた。品種不明のハイブッシュ達も発根していたのでポットに上げた。一枚目の写真がハイブッシュ種の発根状態でラビットアイ種より根の量が総じて多く80%以上発根している。葉が全く出ていなくても発根しているものもある。初めての休眠枝挿しだが、ラビットアイよりハイブッシュの方が成績は良いようだ。
 二枚目の 写真の白いプレートの方が、ラビットアイで、黄色い方がハイブッシュです。白く見える粒は肥料のマグアンプKで、四個ずつ置きました。
今回ラビットアイが10本、ハイブッシュが40本余りポット上げしました。その他にも、ラビットアイは10本ほどポットに上げてはいるけどまだ発根していないのもあります。
前回7本試しに上げたので、60〜70本になりました。
  畑の休眠枝挿しの方はまだしばらく置いておくつもりです。多分こちらも発根していると思いますが、こちらは大部分を地植えのまま育ててみようと思っているのでもう少し根の量が増えてから床を作り変えて植えなおす予定です。もちろんポット上げして家で手を掛けた方が、成長が良いのは判っていますが、どうなるか試してみます。
  今度は、新葉が固まり次第、内向き枝等邪魔な枝を順次、緑枝挿しに挑戦しようと思います。またここで紹介する予定です。


整枝剪定
一般には冬季に剪定します。前年のシュートを切り返したり込み合った枝を剪定するのですが、初めて栽培する者にとって、一番悩むところだと思います。
いろんなサイトを見て見ましたが、案外情報が少ないように思いました。私もホームベルのシュートを3月始めに切り返し剪定しましたが、どこで切るか迷いました。
結局BlueBerryHouseさんを参考に真中辺りで、切り替えししましたが、正解だったようで、下のほうから沢山の枝が出て、上部の枝はシュートのように上に向かって伸びています。
畑に植えた分は切り返しをしなかった為だけでは無い(堀上苗で根が小さかった)でしょうが、短い枝だけでしっかりした結果母枝は出ませんでした。

BBの場合三年くらいは剪定の必要が無いように書かれていますが、ホームベルなど樹勢の極めて強い樹の場合三年目(場合によっては二年目)辺りから整枝剪定が必要と思われます。
私の場合はホームベルは多分今年で三年目、ティフブルーとスワニーは二年目と思われますが,5月末になり枝が沢山それも30cm位のばかりで、枝が絡み合っている。
ハイブッシュはそれほどでもなく、一般に説明されているのは、こちらに当てはまるのでは無いかと思う。

冬の時点では枝は少なかったので、切り替えしや内向き枝を少し選定しただけだったが、ここに来てこのままでは済ませなくなってきた。それは込み過ぎているのと、枝が長くなりすぎ(長くなってもゆっくりなら問題ない)葉の重み(雨が降ると雨の重みも加わる)で枝が垂れてきてそのうち先の部分がひっくり返って下を向く。下の方の枝などは地面に付いてしまう有様でこのままでは、来年実が付いてもダメだろう。と言う事で長く垂れた枝は剪定することにした。この時期の剪定について書かれたものは少なく良いのか悪いのかよく分からないが、やってみることにした。

方法はまず内側で込み合っているところは間引いて、長く垂れ下がった枝は20〜30cmで切った。ただどうなるかを見る為まだ一部しかしていないが、一週間程度で先端に二つ葉芽が付き新枝が伸びてきた。これを見るとサッサと先端を切ったほうが良いように思うが、これからの2次、3次成長で結果枝がどの程度出るか順じ報告します。


畑のその後  7/12更新
畑のブルーベリーの成長が悪い。家のと大きく違う。
元々苗も違うし植えた時期も違うので、当たり前と言えば当たり前だが、ティフブルーだけは、家のと同じ苗なのだが、やはり少し悪い。
原因の一つは用土、もう一つは水、やはり水不足が否めない。
水が少ないとシュートの伸びが全く違ってくる。
その代わり、元々水が少ないため家のように、一日水がないと萎れるということは無い。
その上シュートが伸びてきたなと思ったら、虫に先端のちょっと下辺りをかじられて50cm位でストップ、いったい何者にやられたのか。

用土の点は、ピートモスを増やすことで解決すると思われるが、水をどうするかが大きな問題だ。
基本的に、水の無い所なので、井戸を掘るか、水道を引くかしかないが、水道は高く付くので、掘りぬき井戸でもチャレンジして見るか。

ハイブッシュは終わりに近づいてきた。

ハイブッシュの実もそろそろ終わりに近づいてきた。
昨年9月から、まだ一年経っていないが、みんな大きくなった。枝やシュートが沢山出て、何倍ものボリュームになった。
スパルタンはホンの小苗だったものが、80cm位になり100円玉くらいの実を付けた。でも味は今一。水っぽくてダメでした。品種不明の内、特定できたものは、ノースランドとランコーカスの二種類のみ。
ノースランドは味は今一(本来は高い評価だが、まだ本領を発揮していない。)だが、ランコーカスは実は小さいが、結構甘い。
あと五種類がまだ不明。決定的な特徴が判らない。もう一年見るといくつかは判ると思う。

変わってラビットアイが色づいてきた。まだ少ししか、味見していないが、ティフブルーやキャラウェイはランコーカスよりかなり甘い。
同じ様にまだ二三年の樹だが、こちらは味がはっきりしているようだ。
ハイブッシュの方が一般には評価が高いが、まだ幼木のせいか、総じて味が薄い。
この辺りの気候がラビットアイに合っているのか、それともハイブッシュは暑さに弱いと言われるので、少し早く陰る所に置いているせいかも知れない。


栽培一年   8/5更新
ブルーベリーの栽培を始めて、一年になる。
私の場合、普通とは逆では無いかと思う。それは何かというと普通なら苗を買ってまず、鉢で育てある程度大きくなり場所が有れば地植えすると言う順序だと思う。
だか゛いきなり小苗を地植えして、その後買い増やしたのを自作プランター、それが足らなくなって、市販のプランター、そして鉢やポットとだんだん小さくなった。
もちろん後へ行くほど時期も遅くなったので、一律に比較は出来ないが、用土が多いほど成長が良いと思う。
これは根の成長を妨げる壁が無いのと、水分を一定に保ち易いのが、一番の理由だろう。
特に鉢の場合、成長して葉枝が多くなると葉からの水分の蒸散が多くなり、夏場などは一日でカラカラに成る。これでは十分な成長が得られないし、鉢内の温度が上がったりで葉焼けを起こしたりする。

最初に植えたティフブルー、スワニー、ホームベルの内スワニーは木質化した部分が有った為、一年生苗(ここでは昨年の挿し木苗を一年生、今年の挿し木苗は当年苗とする)。ホームベルは約50cm位有った為これも一年生苗(昨年の緑枝挿しがちょうどその位の大きさ)。ただティフブルーは横に広がっているだけで木質化した部分も無く高く伸びたシュートも無く、昨年の緑枝挿しと比べても小さかった為、当年苗では無いかと思うが、昨年の緑枝挿しかもしれない。
そのような小さな苗であったが、地植えで用土が1本に付き40L位有った為か、見違えるように大きくなった。その後のプランターや鉢植えの苗とは明らかに成長が違う。大きくするなら地植えがやはり一番だと思う。ただ水遣りが少ないと成長は悪い。
その例が畑に植えたホームベル。このホームベルは四年生ということだったが、家のと比べ成長が悪い。
元々畑で育てられた苗で、堀上苗であったが根鉢が小さく用土も畑の土であった。いくらかはピートモスが混ざってはいるのだろうが、ピートモス100%と明らかに成長が違う。
大きくするならピートモスを沢山入れることだと思う。腐葉土などでも酸性を保てばいいらしいが、いい腐葉土でないと雑菌が多く根腐れが心配になる。それに値段の点でもピートモスの方がかえって安い。

ブルーベリーを食べた事が無いのにもかかわらず育て始め、今年初めて食べたとき酸っぱいだけで、「こんなもんか」
と後悔しかけたことがあった。
青くなればもう熟していると思っていたのですぐに食べたわけで、風味も無く美味しいはずが無い。美味しさが解ったのはラビットアイが採れ出してからだ。まだハイブッシュの苗が小さいからか、ハイブッシュはランコーカスが甘かったが、他はたいしたことが無く、暖地では美味しくならないのかと思っていたが、淡路島ブルーベリー園にいってレイトブルーを食べて美味しさに驚いた。
話を聞くと、「ハイブッシュは小さい間はあまり美味しくないのに、大きくなると突然美味しくなったりする」らしい。
それを聞いて、「よし大きくしてやろう」そして「美味しい実を沢山食べてやるぞ」と力が湧いてきた。

でもなぜこんなに美味しいブルーベリーが、身近に無いのだろう。
ブルーベリージャムくらいしか食べた事がない人がほとんどでは無いかな。
たまにスーパーなどでも生果が売っているらしいが、私はめったにいかないので、診たことが無い。
冷凍物は、売っているが、生とは味が違うし、家や摘取り園の完熟果の味は望めないし、またブルーベリーの特性で、バラバラに熟す為、味が葡萄の用に揃わないが、またそこが魅力でもある。
葡萄なら一粒食べれば皆同じ味だが、ブルーベリーは甘いのや酸っぱいのが混じり又品種が多くの場合混合されるので、味が色々あり、次はどんな味かとつい手が伸びる。
もう数年すれば、かなり一般的な果物になると思う。こんなに美味しいのだから。


春名ブルーベリー園 08/08
岡山県にある、春名ブルーベリー園に子供二人を連れて行ってきた。
山間の畑に植えてあるのだが、なんと樹齢20数年になるティフブルーとホームベルであわせて50本ある。
初め100本植えたらしいが、枯れたりして50本残ったそうだ。
20数年前将来の定年後に何かよい作物、手間がかから無いものを大学の先生に尋ねたらブルーベリーが良いと言われ植えたそうだ。先を見る目があったわけですねその先生。
そして育て方をたずねると、水遣りはまったくしない、現在と違いピートモスなどはまったく使っていない、有機肥料をやるだけ、摘果選定もほとんどしない、草刈して根元に置くだけ、だそうです。
ごらんのように、背の高い物は3m位太さ5cm位の株が7〜8本の巨大な木になっている。
実は鈴なりであまりの実の重さに枝が柳のように垂れて来てほとんど梯子などを使わずに収穫出来るとのこと。実が無くなると又枝は上を向くらしい。
そしてわずか50本の木で毎日10数キロの量の実を採るそうです。それが二ヶ月続くとのこと。
単純計算で1本あたり10kg以上の収穫があることになる。
ただ思うに、摘果剪定をしない為少し実が小さい。多分摘果剪定をしても、数は減るが大きさは大きくなるので、収量は変わらないのではと思う。
この数年ブルーベリーブームで沢山の人がこられるそうで、私たちが遅かったので、朝のうちに採っておいてくれたらしい。予約客だけでなく突然にこられる方もいるようで、私たちの来る前にも飛び入りがこられたそうだが、もう今日取れる分は無いので断ったそうです。
完熟果を食べたいと思い行ったのだが、残念ながらもう無く少し味見をして、採って置いてくれた分をいただいて帰った。
1kg1500円でジャム用に三キロ買って帰った。
全体に早採りで完熟果は無かったのが残念。初めての人にはこれではブルーベリーの味が誤解されるんじゃ無いか心配だ。
でも大きな木を見、話が聞けたので、良しとしよう。


畑の休眠枝挿しのその後
08/21
畑の休眠枝挿しのホームベルを持って帰ってきた。
水遣りの回数も少なく肥料も遣らなかったので、非常に成長が悪い為持ってかえってポット上げするためだ。
写真のようにカゴの下まで根を伸ばしている。カゴは土に埋めていたのだが、ホームベルは普通の土でも大丈夫かも知れない。岡山のブルーベリー園は普通のつちだったし。
見たとおり成長は悪い。まったく肥料をやっていないのでしょうがないが、水もろくにやらずに良くこれだけ残ったものだ。約60%残っている。結構強いものだ。
挿し木は結構ほったらかしでも何とかなるようで、水と発根後の肥料さえ遣れば十分育つ。


害虫
一般にブルーベリーは病害虫は少ないと言われるが、結構有るようだ。
まず尺取虫によく葉を食われる。
そして多いのが、新梢につくアブラムシ、あまり大きな害は無いようだが。
今年の夏は特別暑くそのせいか写真のように枝先がこのように縮れた状態になって困った。
初め葉焼けかと思っていたのですが、どうも違うようで、現在はアザミウマという害虫では無いかと疑っている。
まだ虫は見つかっていないが、薬剤をスプレーしたところあまり出なくなった。
二枚目の写真は先日の台風のせいもあるので、どちらが原因かはわからない。実の終わったものから、オルトランを根元にまいている。
そのほか用土の中に居るコガネムシの幼虫。このコガネムシはブルーベリーの天敵で、根をすべて食い尽くす。
このコガネムシは根の中を見ないと分からないので厄介だ。


台風
今年は夏の暑さも異常だったが、台風が異常に多かった。
それも風が強く葉を沢山飛ばされ、根元から折れた樹も有った。
その上、風だけで雨が降らない台風もあり、塩害をもたらした。
塩害にあった樹は、葉が枯れ葉の根元にある成長点(花芽や葉芽になる)に害を及ぼし、ひどい樹は花芽が全く付いていないのも有る。
来年の葉もちゃんと出るのか心配になる。

夏の剪定のその後 11月
夏の初めにティフブルーとホームベルの枝が徒長して垂れ下がってきたので、剪定したのが、それぞれ一本から三本程度枝を出して、その先に花芽をつけている。
剪定しない場合、殆どの場合、横枝が出てそのまま伸びて止まるので、伸びすぎた場合剪定した方が、枝が多くでる確立が高く、花芽の数も増えるようだ。
20cm位のところで剪定するのがよいようだ。
今年出た枝が結果母枝となり来年その枝から結果枝が出て実を付けるのが本来の姿で、この結果母枝は太くしっかりしているのが、理想なのだが、中々うまくいかず、ヒョロヒョロな枝が沢山出てしまった。
肥料とか水遣りとか色々原因はあるのだろうが、まだ私には分からない

地植え 11/15
居間の前に植えていたブルーベリーは、土にピートモスを混ぜ上部にピートモスを10cm位くらいマルチするようにかけていたのだが、掘り上げて見ると、土の部分にもよく根が張ってあった。(上部の茶色い所がピートモスで下の黒っぽい所が土の部分)
一枚目がそれだが、少し根が見えるが、土を落として見ると沢山根があった。
二枚目はピートモス100%
ピートモス100%にもあまりひけを取らない感じだ。
こうしてみると、地植えの場合ピートモス100%でなくとも土にヒートモスをしっかり混ぜ込むので十分のようだ。
ただこの場所は、家の基礎に近くセメントのような土壌改良で固めたところから数十センチしか離れていない為アルカリ成分が出ないか心配していたのだが、心配ないようだ。


紅葉 
ブルーベリーの紅葉は綺麗と聞くが、一年目は暖冬の影響もありあまり綺麗に紅葉しなかった。
2004年秋は暖冬だったが、ハイブッシュは結構綺麗に紅葉したが、ラビットアイ、サザンハイブッシュの一部は全く紅葉しないものもある。
ラビットアイの中でもティフブルーは綺麗に紅葉したが、元々葉にブルームのような白い粉が付いているため、独特な色になっている。
ただ2004年は台風が多く又、塩害をもたらし葉が沢山無くなったので丸裸になった樹などが有り、少しさびしい紅葉だった。
 紅葉の仕組みは、気温が下がる事により木の働きが衰えて、栄養が葉に届かなくなり葉の中にあるクロロフィルという緑色の色素が減り、緑色は徐々に消えていきます。
その後日射しにあたることで別の赤色のアントシアンという色素が作られるため、赤色に変化するのですが、肥料がうまく切れないといつまでも栄養が行き届き紅葉しなかったり、緑の色素が抜けないまま紅葉すると、赤黒い赤銅色になります。
綺麗な紅葉を見るためには、秋以降肥料が切れるように施肥することでしょう。
後は気温しだいかな。


HP開設一年
HPを開設して一年になりました。
これまでHPに訪れた人数は延べ9000人、日記に限れば延べ15000人に見ていただきました。
一年でこれだけ見ていただけるとは、当初思っても見ませんでした。
HPとしては、まだまだ未熟ですが、元々栽培記録を書く為に始めました。
若い頃に日記をつけたことがあったのですが、三日坊主に終わり、ブルーベリーを栽培し始めてからノートに少し書いたのですが、毎日とはいかずHPで公開すれば毎日書けるのではと思い始めたのです。
初めは当然の事ながら見に来てくれる人もまばらで日記も続くのかなと思っていましたが、だんだん見てくれる人が増えるに従い自然と書かざるえなくなってきました。今では当たり前の事になりましたが。
ただ文章力が無い為、毎日読むのは苦痛かも知れませんが。
それでも近頃は訪問者が、1日に100人以上に上ることもあり驚いています。
これからも出来るだけ毎日続けたいと思っていますのでよろしくお願いします。

害虫

ブルーベリーの栽培を始めて2年過ぎました。
しかし栽培技術は進歩せず失敗ばかりしています。
相変わらず根ぐされさせたり、コガネムシに根を食われたり、アザミウマにやられたり同じ事を繰り返しています。
コガネムシやアザミウマは薬剤を使えば被害を減らすことは出来ますが、出来るだけ使いたくないので、殆ど使っていなかったのですが、今年畑で数十匹の幼虫が見つかり、これはもう使わざる得ないと思いました。
ブルーベリーはコガネムシの幼虫が好むピートモスを使うので余計に被害がひどいようです。
ただ農薬取締法などがありブルーベリーに使用を許可された薬剤は殆ど無いに等しいようです。早く大手を振って使えるようになって欲しいと思います。
栽培始めた動機の一つに病害虫が少ないと言うことだったのですが、栽培が増えるに従い病害虫も増えてきたようです。
今年特に目立ったのは、シャシャンボ虫です。正式名はシャシャンボツバメスガと言うガの一種が新梢の先端近くの柔らかい所に卵を産みつけ、その卵が孵り幼虫が新梢を食う為、その部分より上が枯れてしまいます。一時期は出る新梢をことごとくやられました。来年の課題です。


プライベートブルーベリー園

ほんとは昨年秋から畑を整備する予定だったのだが、畑の隣に老人向けリハビリ施設が出来る事になり、駐車場に売ってくれないかと打診があり、売ることは出来ないが交換ならしても良いと話ていたのだが結局話は没になり、そのおかげで整備が1年遅れてしまった。
最初、土を入れて地上げし植えつけようと思っていた。
ところが、テレビで能登のブルーベリー栽培を紹介していて、その培地に木材チップだけで育てているとの事。
その場所は元田んぼで粘土質の為、籾殻を大量に入れても1年でつぶれ通気性が無くなり樹が育たない、そこで近くで手に入る木材チップを色々試してみた結果50cmの厚さに敷き詰めでチップのみで育てると良く育つようになったとの事でした。
これを知り、土を入れるのを止め私もチップで行く事にしました。
昨年よりマルチ用のチップを探していたのですが、近くで中々見つからず、車で一時間程度の所で樹皮や小枝などのカスなら譲ってくれる所を見つけていたのですが、もう少し良い物は無いかともう一軒訊ねて行った所そこでも樹皮なら譲れるが、チップは製紙工場に行く為にダメ(値段の点でも無理)。
そこで隣町のリサイクル工場にリサイクルチップを見せてもらいに行きました。
リサイクルチップは、合板や防腐、防虫処理された物が含まれているのではと言う思いから見に行っていなかったのですが、見に行くと親切に工場を案内してくれました。現場も見せてもらいましたが、心配は稀有に終わりました。
合板や防腐、防虫処理された木材と無垢材にきっちり分けられており少しでも怪しい物は合板チップになるとの事で、無垢材のチップは製紙工場向けに出荷しており非常に厳しい品質管理がされているとの事でした。
ここのチップは大きさも小さめのチップでテレビでやっていた能登町のチップと似た大きさだったので、このチップに決めました。値段も地元と言うことで格安にして頂きました。
これからこのチップを運び整備したいと思っています。