京北・鯖街道
                             2023年07月12日(日)


京都駅8:30=(JRバス)=9:49京北合同庁舎前乗り換え10:04=(京北ふるさとバス)=
10:22上佐々江10:31-10:45 443号線入口−11:10明日谷−11:43市境の峠−
12:03漆谷町−12:20矢代中町公民館(昼食)13:12―熊田町−杉ノ精−
13:46東光寺14:00−14:10 365号線−443号線―14:35 162号線−
(弓削川沿い)−15:17京北道の駅−京北合同庁舎前15:42=(JRバス)=
16:25四条大宮

「西の鯖街道」を歩くシリーズの3回目に参加した。
西の鯖街道は福井県高浜町、おおい町名田庄、
京都府南丹市美山町、京都市京北、そして
京都御所をむすぶ約8kmの街道。
今回は京北地域を歩く。

梅雨末期、気温29℃、湿度67% 蒸し暑い。
6人集まった。
JRバスに乗り、京北合同庁舎前で
降りる。



京北ふるさとバスに乗り換え、国道162号線を
北上、弓削郵便局で左折、府道78号線
(佐々江下中線)にはいる。
京北病院前で地元の人が降りた。
京北ふるさとバスは地元の人には
大切なバスなんだ。
佐々江でバスを降りる。
すぐ後から南丹バスがきて、
乗る人もなく行ってしまった。

興味が惹かれる愛宕山野草苑を
過ぎて、上佐々江の交差点から
田原川を渡り南へ、山に向かって
府道443号線(佐々江京北線)を歩く。

ヘアピンカーブの奥に「滝ヶ谷」の
標識がある。
おそらく所有者の境界だろう。
崖から湧き水がしたたる。
タケニグサが白い花を付けて
群生している。

50mほど下の西側の谷には
藁葺きの農家がぽつん見える。
鯖街道はこの谷筋にあったのでは
ないかと思った。

明日谷に農家民宿・節恵庵がある。
明日谷は、「明日は京都だ」と
いうのが名のおこりとか。



杉林の道をさらに行くと
佐々江峠地蔵の祠が見下ろされる
はずだがよくわからない。

前に見えるのが「南丹市」の標識、
通り越すと「京都市」の標識になった。
市境の峠である。
標高340m。「従是西北園部領」の
石柱もある。

漆谷町へ下りてきた。
一軒の民家を過ぎると西側に
平地があらわれ、一面に
漆の木の畑が続く。
ウルシを栽培しているのは
初めて見た。



明石川が農地を潤している。
停めてあった車の人に、リーダが
この辺りに公民館があるかどうか
聞いている。
すぐ近くにあるらしい。
そこで昼食だ。

矢代中町バス停から東へ歩くと
「矢代多目的ホール」に着いた。




玄関の軒先を借りて昼食を
始めると空が俄かに掻き曇り、
雷が鳴り、バケツをひっくり
返したような大雨が降ってきた。

矢代は源氏頼政が宮中にあらわれた
鵺(ぬえ)を退治したときの褒美の
「矢の代」である。
「矢の代」として「あやめ御前」
を賜った。

運よく雨宿りができて、雨がやんで
から出て行った。



道路脇の溝には木の枝葉が
たまって、水が道路にあふれている。
丁寧に取り除いてやると勢い
よく流れた。







杉林の弓峠を越して「鎌田」に出た。
鎌田川に沿って農作地が広がる。
立派な天理教の建物を過ぎると、
遠くに山の斜面にジグザクの林道が
見える。
消防分団の倉庫を過ぎて、西へ田園を
横切っていく。
アロマの「杉乃精」を造っている
作業所で「雨は大変でしたでしょうか」
と声をかけられた。





東光寺で休憩。トイレを借りる。
門前には鐘楼があり、本堂横には
薬師如来座像がある。
隣は岩神神社である。

田園を南へ歩くと、365号線にでた、
これを東へ歩くと443号線に入った。

東へ歩くと「泣き別れ峠」である。
明治になって奉公に行く子供をこ
こまで送ってきた場所だという。
南の山裾にお地蔵さんがあった。



五本松町東里の交差点で162号線を
横断し、弓削川の堤防を南下する。

また雷が近づいてきた。
大きな音がして大雨になった。
傘を出すのがやっと。
大木の下は危ない、分散して、身を
かがめて耐える。
ようやく土手を降りて杉林に逃げ込んだ。

雨が止んで京北道の駅に来た。
また雨だ。
店は修理中で中に入れてもらえない。
軒下でもずぶぬれになった。
安全なのはトイレ。
トイレに集まって雨が止むのを待った。
やっとバスが来た。



























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