平の沢池・野鳥観察会
2023年2月12日(日)
亀岡駅北口8:55=9:12池尻−下池9:40−(水鳥の道)−10:15東屋−10:34駐車所トイレ
−10:39なごみの里あさひ10:53上池11:40(解散)―12:00東屋(昼食)12:33-13:02=
13:09JR千代川駅

保津川を過ぎてトンネルを出ると、
亀岡の町は深い霧に包まれていた。
気温5℃、湿度70%。
亀岡駅北口に集合した。
63名の参加があり、
50人乗りバスには乗れないので、
自然保護委員は別途車で行く。
やがて霧は晴れて、池尻に着く
と気温10℃湿度55%。

広場で講師の紹介があった。
日本野鳥の会京都支部から3名
(西村、小野田、石川)来られた。
3班に編成し、観察開始。
空を悠然と舞うトビ。
遊歩道から下の池を覗くと
マガモがたくさん水面に漂っていた。

カモの説明があった。
カモ類には水面採餌ガモと
潜水採餌ガモがある。
水面採餌ガモは潜らない。
潜水ガモはお尻が重い。
飛び立つとき助走が必要。
ホシハジロ、キンクロハジロ
などが潜水ガモ。
水面採餌ガモはマガモや
ヒドリガモなどで、助走
なしで飛び立てる。

オカヨシガモが
フィールドスコープに捉え
られているので、代わる
代わる覗く。
雄のマガモの頭は緑色だが
光線のあたり具合で黒く
見えたり、いろいろ変わる。

雄の色が派手なのは、敵を引き
付けて雌を守るためとか。
茶褐色の頭のヒドリガモもいた。
「平の池」の交差点から北に
左折するが、まっすぐ行けば
蓮の池で、京都府内唯一の
オニバスの自生地である。
近くの水路には、国の天然記念物
のアユモドキも生息しているとか。
岸の桜並木は、春になれば花が咲いて
きれいだろう。

「水鳥の道」を歩いていくと、
得体のしれない巨大なネズミの
ようなものが泳いでいる。
ヌートリアである。
水辺に巣穴を作り繁殖する。
イネなどの農作物を食べるため、
農作物被害を引き起こすとか。
黒いバンが泳いでいる。

観測用のウッドデッキがあり、
休憩が出来る四阿もある。
双眼鏡が設置されていて、
水鳥がよく見える。
下池と中池の間には堤長185mの
堰堤があり、中池にはカモは
少なかった。
中池の堰堤付近の地面の上に
カワウ、アオサギ、ヒドリガモ
がいる。
ヨシの茂に鳥の声はするが動きが
早くて姿がとらえられなかった。

水面には横山が鏡のように映っている。
横山に近づきくと駐車場とトイレがある。
「なごみの里 あさひ」を過ぎると
広々とした田園にでる。
このような景色にコウノトリが
似合うのだが、まだ飛来して
いないよう。
上池の送電線の鉄塔に来ると
「コウノトリ飛来地」の看板
があり、池にはカルガモ、
コガモがたくさん泳いでいた。

ここで解散になってこの場を離れ、
四阿まで来て昼食にしたが、
あとで聞くとこの後すぐに
コウノトリが飛来してきた
とのこと。
早く帰って残念だった。