宍粟・笠杉山〜段ヶ峰
                             2022年07月31日(日)


阪急西京極7:15=7:39千代川IC=7:46宮川=8:05安田の大杉=8:17八上下ローソン
8:27=8:30京口橋=8:41大山下¬=(476)=8:52柏原駅=8:57石生=(176)=
9:01氷上 IC=(北近畿豊岡自動車道)=9:23山東PA 9:33=9:37和田山JCT=
9:38和田山PA 9:49=9:56朝来IC=9:59神子畑=笠杉トンネル=(林道)=
10:28登山口 P902 11:04−11:28 笠杉山11:35−12:00 P902−
12:16Ca950m(昼食)12:39−13:08Ca1087 13:16−13:18Ca1085m 13:20−
13:25CA1090.7m−13:38杉山P1088m13:46−14:15段ヶ峰三角点
=14:18段ヶ峰頂上14:30−14:50千町峠−15:30 車=15:42笠杉トンネル=
16:00朝来IC=(312)=16:竹田城下町=<277>=16:18山東喜多垣=
16:20よふど温泉17:31=17:41山東IC=17:59氷上=18:42柏原駅18:17=
18:32大山下=18:42京口橋=19:19千代川IC=19:33沓掛IC=19:44西京極19:48

今日は9人で、車行山行である。朝から30℃と暑い。
暑くなる予報。氷上 ICから北近畿豊岡自動車道E27に乗る。
後続車が山東PAに来ない。どうやら和田山JCTを
通過してしまったようだ。連絡が取れて、
和田山PAで待つ。

神子畑選鉱場跡(みこばたせんこうしょあと)が見える。
明延鉱山の選鉱施設として建設された選鉱場跡である。
「神子畑鋳鉄橋」や、明延から神子畑をつないでいた
「明神電車」が展示されているという。

国道429号線の笠杉トンネルを抜けると、
森林基幹道「千町・段ヶ峰線」に入る。
2kmほど走って、尾根を分断したところが、
笠杉山の登山口である。



ここで車を千町峠にデポしに行った。
雲が厚くなってポツポツ降り始めたが、
すぐやんだ。
大乢(おおたわ)登山口から急勾配の
細い道を登って稜線にとりついた。

乢という字が読めなかったが、峠のことですよ
と教えてもらった。
辞書を引いてみると、
湾曲することを「たおむ」→「たわむ」と
言う。
稜線は峰と峰をつなぐ湾曲線を
描いており、このことから稜線を、
古くは「たお」と呼んでいたと言う。
「とうげ」とは、「たお」を越える場所を
指し、「たおごえ」から、「とうげ」と
変化した。

右杉林、左雑木林の尾根道は
下草がほとんどなく、落ち葉の下に
ベニテングダケなどのキノコが顔
をだしていた。
ママコナが群生している。
やがてブナ林が現れた。
鞍部に下りて登り返す。



やっと笠杉山頂上である。
吹く風は涼しくて気温25℃。
三等三角点(点名藤尾峠、標高1032.1m)
があり、「ふるさと兵庫100山」
「宍粟50名山」に選定されている。

頂上は岩がゴロゴロしている。
岩の間にはマムシがいるそうだ。
笠杉山山頂には、方状や板状
の節理から形成された
流紋岩質溶結凝灰岩が露出
している。



これは約170万年前の、一般に
氷河時代と呼ばれる頃出来たもの
だそうだ。

大乢登山口まで引き返した。
林道が尾根を分断しているので、
何とか崖をよじ登らなくては
ならない。
リーダが上の方に階段の
残骸を見つけた。
しかし取り付き部分がないので
力任せによじ登った。



横木の段の隙間にウシガエルが
じっとしていた。

やっと尾根に這い上がった。
すると「笠杉山迂回路」の標識
があった。
こんなに無理しなくても道が
あったのだ。


その下にトタンで囲まれた簡素な
祠があって、中には地蔵さんが
祀られていた。

「段が峯」の標識はだいぶ
古いようで、字が見えなく
なっている。

Ca950mのピークで昼食になった。
冷たい風が吹き付けて気温23℃。



ブナ・ミズナラ・リョウブ・コナラの
疎林のなだらかな尾根道を行く。
まだ白いリョウブの花が咲いている。
苔むした露岩の先はシダの緑の絨毯を敷
いたような絶景。

なだらかな幅広の尾根を快適に
進むと、アセビの林になった。

アセビの赤い新芽が出ていて、
まるで花園のよう。
アセビは馬酔木と書くように
木全体に毒があって、
鹿などに食べられないため、
アセビだけの園ができた。

露岩の上に「山上庭園」の標識がある。
道の真中に「この先竹田城が見えます」
の標識があった。
東の口から見渡すと、遥か向こうに
かすかに、石垣らしきものが見えた。



「アセビの丘」の標識から西には山々が
二重、三重に連なっている。
手前には大段山、千町ヶ峰が見える。
南を見渡すと、標高1000mぐらいの
水平の稜線が連なっている。
これは、今から170万前の氷期に
形成された化石周氷河斜面である。




この頃は地球上に氷期が
繰り返し訪れた時代であった。
兵庫県内でも、氷期には気温が
7〜8℃低下したと考えられている。
長い年月をかけ、大きな基盤岩の
中に入った水は、凍結し膨張する
ことによって、破砕し、
直径数mの岩塊となった。
それが寒冷による表土の凍結で
押し上げられ、その後、凍結した
表土が融け、ドロドロになった
地表を岩塊の重みで斜面を移動した。
これを繰り返し、徐々に移動して
いったので水平の稜線をもつ
高原が生まれた。



このような地形は、氷河の
周辺に見られることから
周氷河地形と呼ばれている。

木の上で鳴くのはホホジロらしい。
足元にはホトトギスの花が咲いている。

杉山と段ヶ峰の分岐にも標識があり、
杉山へ登る。杉山は標高1088m。
広い草原があって頂上の感じがしない。
杉山からの眺めも抜群。



分岐まで引き返して、
西へ急坂をどんどん下る。
谷底まで降りそうな気がしたが、
途中でうまくトラバースして
釣り尾根に入った。

標高差100mを下りまた同じ
くらいを登ることになった。


右へ行けば林道に出られるらしいが、
疎林を登っていく。

広いシダの草原に出た。
枯れ立木があったり、池塘もあったり、
まるで湿原のよう。



防鹿網に沿ってさらに登ると
「段ヶ峰」のニ等三角点
(点名段ヶ峰 標高1103.4m )が
あった。



最高峰はもう少し先にあった。
段ヶ峰(だんがみね or だるがみね)は
標高1106m、眺望は、360度さえぎる
ものはなく、兵庫の名山が一望できる。





空が真っ黒になり雷も聞こえる。
いそいで千町峠を目指して降りる。
防鹿に沿って、芝の残った轍を
追って行くと、低い笹の間に、
葉が赤いミヤマママコナがあった。









悠友山荘の横を下りて林道に出た。


運転者は大乢まで取りに車で行った。
その間、林道を歩いた。
ミツマタ群生地あたりで
車に拾ってもらった。
帰りはよふど温泉で汗をながした。
ラドンが多い温泉とか。





















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