サナギの観察中
シュローダーを菌糸瓶から取り出すところ
我が家の大切なメンバー、オオクワガタのサリーとライナス、そして、その子供たち。
去年、サリーが産んだ卵が幼虫になり、先日より、続々とサナギになり始めました。今、オスとメス、2ひきずつがサナギになり、残る幼虫は2匹。それから、コーカサスオオカブトムシもサナギになっています。
ほおっておいても、別に構わないようですが、菌糸瓶から取り出して、人工蛹室に移しました。人工蛹室は生け花用のスポンジを細工して作ります。湿り気を与えるために、水を含ませて、タッパに入れてあります。こうすることで、蛹が羽化したときに、成虫に十分なスペースを用意しておくことが出来るのですが、それ以上に、観察がし易くなります。
今まで、菌糸瓶の中でもぞもぞしていたのですが、掘り起こして目の前に出てきたサナギたちに、子供たちは興味津々です。特に、エリポンとタンタンが二人で、サナギの前にしがみついています。クワガタのサナギは、かさかさに乾いて固まったものではなく、実は大変よく動きます。動くことで、体液を循環させているらしいのです。ですから、蛹室はサナギが十分に動き回れるような大きさと形にする必要があります。
ちょっとした刺激で、サナギは動き始めます。下半身を振りながら、上手く体の向きを換えます。エリポンは「おしりフリフリ!」と、適当な歌を歌いながら、大喜びです。タンタンがいじらないように、持ち歩いて落とさないように気を付けなくてはなりません。
カブトムシの飼育は、初めてですので良くわかりませんが、クワガタの方は、最初に蛹化した「チャーリー」の色が濃い茶色になってきて、近いうちに羽化すると思います。これから夏にかけて、続々と産まれることでしょう。
初めて見る人には、クワガタのサナギはかなりグロテスクに映ることでしょう。特に、もぞもぞと動き回るさまは、カアサンには耐えられないようです。とばかりも言っていられない訳で、最近はようやく慣れてきたみたいですけど。
スケッチブックを片手に
この頃のヨウカラ
ヨウカラが絵を描き始めたのは、お姉ちゃんの影響だと思います。
我が家の子供たちは、いつも、裏紙と、色鉛筆とクレヨンを自由に使える立場にありましたし、絵を描くと、トウサンやカアサンが喜びましたし、そして何より、ナミンチという、良いお手本がありました。そして、毎晩、お休み前の絵本読み聞かせで、多くの絵本に接していたことも重要だったと思います。
絵を描き始めた後に、紙芝居作りに興味を示すようになり、そして、その延長として漫画と絵本作りが始まりました。お話を考えて、それに絵を付けていく。子供たちにとって、総合芸術で、創作意欲に駆られるようです。ナミンチは漫画に、ヨウカラは絵本にそれぞれが熱中し、その一部は、おやこニュースの中でも紹介しています。
二人は、学校から戻ると、いくつかの決めごとを終わらせた後、熱心に絵を描いています。週に一度、絵画教室にも通っています。
ヨウカラは、お出かけの時にスケッチブックを持ち歩き始めました。先日、手塚治虫記念館に出かけたときも、火の鳥の像を写生してきました。さらさらと、個性豊かな絵が出来上がってゆきます。お風呂の中で、ヨウカラが絵本のストーリーを考えて、いろいろと話してくれます。絵本のキャラクターについて、相談も受けます。「リスの絵を描きたいんだけど、リスの写真が無いかな」「リスの名前はどうしたらいいかな?」
私は、ちょっとしたヒントを彼女に与えることにしています。大人と、子供、感性がまるで違います。今、彼女が感じ、考えることを大切にしたいので、余り深く突っ込まないようにしています。子供だけが描くことが出来る絵があり、ストーリーがあるのです。私には思いつくことも出来ないような、モチーフやエピソードです。
私は娘たちの絵を眺め、ストーリーを読むのが好きです。
助手席デビューのタンタン
幼稚園バスの見送り
幼稚園が始まり、刻々と成長してゆく息子。いろいろな主張も主体的になってきました。
最近の我が家は、ちょっとしたお出かけに車を使わないようにしています。カアサンは、日々の買い物に、エリポンとタンタンを自転車に乗せて出かけています。決して楽なことではありませんが、少しでもガソリン代を節約するためです。週末に出かけるときも、便利な場所には電車を選ぶことが多いです。子供たちは電車に乗るのを喜びますし。
先週末は、車で買い物に出かけましたが、このとき、姉弟たちにちょっとした変化が起こりました。最近、タンタンがチャイルドシートに座りたがらないと云うことを、うすうす感じていたのですが、彼は今までエリポンの指定席になっていた助手席に座りたいと云いだしたのです。というか、さっさと車に乗り込んで、助手席に座ってしまいました。当然、エリポンは自分の席を取り戻そうと抗議しましたが、タンタンも簡単には引き下がろうとしません。
とにかく、チャイルドシートに座らないと出発できませんから、二人を納得させなくてはなりません。幸い、二人とも、小学生、幼稚園児となりましたので、こういった交渉はやりやすくなっています。話し合いの結果、順番で前に座ることになりました。まず、タンタンが座り、その後はエリポンで話がまとまりました。
と云うわけで、今までお姉ちゃん専用だったチャイルドシートに乗っかるタンタン。満足げに座っています。特に、踏切で止まったときは、通り過ぎる電車を見るための特等席というわけです。帰りの車内では、ちゃんとお姉ちゃんに席を明け渡していました。
毎朝の幼稚園バスでは、最初のバス停ですので、自由に座る場所を選べるのです。気分でいろいろな場所に座っているようです。どうやら、その経験が、普段の生活にも反映されているということ、そして、自己主張ばかりでなく、周囲と強調することも身につけてきたことに少々驚きを感じたのでした。
エリポン作のアトムとウラン
ナミンチが、漫画を一生懸命描いているので、手塚治虫さんの漫画を何冊か見せてあげたのです。
それ以来、我が家はちょっとした手塚漫画のブームです。いま、彼の代表作、火の鳥がアニメ化されて、子供たちは毎週日曜日を楽しみにしています。加えて、図書館で必ず彼の漫画全集から何冊かを借りてきています。
紹介する絵は、ちょっと前のマクドナルドのハッピーセットのおまけのアトムの人形を気に入って、エリポンが描いた絵です。エリポンはひとつのモチーフが気に入ると、その絵を描きまくります。今回は、人形を見て、上手に書き写しました。アニメと、先日出かけた記念館前の火の鳥像の印象と、アニメの影響で、火の鳥が横に書き加えられていることもあります。
日曜日の朝の「鉄腕アトム」のアニメには、余り興味がないらしいです。
エリポンは、今まで、自分のイメージのみで、絵を描いていたフシがありましたが、アトムとウランは、間違いなく、人形を丁寧に観察して、描いています。
エリポンが成長が、素敵な絵に現れています。
JRの線路沿いで電車を待つ
EF200の通過
我が家の子供たちはみんな電車が好き。タンタンのご機嫌を取るつもりで、いつの間にか電車マニアの姉弟になってしまいました。
なんだかんだ云って、もしかするとタンタンより電車が好きなのは、ナミンチかもしれません。タンタンに付き合って、JRの線路沿いに電車を見に行って、随分のんびりとしてきたり、お稽古ごとにデジカメを持参して、写真を撮ってきたり。スーパーハクトの通過時間を覚えていたり。
今日は珍しい電車を見た、と、嬉しそうに話しているのもナミンチですし、通り過ぎた特急「はるか」を見逃して、一番悔しがっていたのもナミンチでした。
タンタンに、電車を見せてあげよう、と、片鉾池公園方面に出かけた日曜日、タンタンが池のカメに夢中になっている間、線路沿いの金網にしがみついていたナミンチ。トウサンと一緒になってカメラを構えていたのです。
「おぉ、イーエフだっ!」 「撮った?」 「もちろん!」
あら、本当は一番夢中なのは、トウサンかも。
猪名川沿い
自然史博物館でへそを曲げているタンタン
大型連休でした。それなりに楽しんだ、我が家です。
とりあえず、トウサンが仕事を休む日を決めて、それから計画を立てます。天気に左右されますので、いきあたりばったりはやむを得ません。
初日は、西京極陸上競技場でサッカー観戦。夜の試合で、翌日は平日でしたので、お姉ちゃん二人をトウサンが引率。J2の試合で、札幌の応援に行ったのです。今年の札幌は、若手選手で固め、要するに発展途上のチーム。多くは望めません。一方の京都は、日本代表やら、オリンピック代表が含まれる強豪。結局押し切られ、負けてしまいましたが、若い札幌は良くやっていると思います。弱いチームの応援には慣れています。悪くなかったです、選手たちは信念を持ってがんばって欲しい。特に、新居選手がなかなか良い動き。J2でしっかり揉まれて、次のステップに備える段階でしょう。
京都の松井選手、素晴らしいテクニックをかいま見せてくれました。
そのあとは、毎年恒例になっている、猪名川沿いでバーベキュー。ちょっと準備不足は否めないものの、子供たちは楽しんだようです。少々風が吹いていましたが、去年手に入れたタープが役に立ちました。
最終日は、長居公園に出かけました。大阪市立自然史博物館を見学。なかなかボリュームたっぷりの展示で、楽しめます。タンタンにはちょっと早すぎる感じですが、小学生たちはいろいろな標本を興味深く眺めていました。そのあと、長居公園の中で遊びました。大変な人出でした。そのあと競技場にサッカーの応援に行くひとも多かったと思います。タンタンは滑り台で、小学生の男の子に突き飛ばされたそうですが、キック二発で反撃したらしい。
往きは地下鉄(御堂筋線)、帰りは長居駅からJRに乗りました。これはタンタンへのプレゼントのつもりだったのですが、お姉ちゃんたちの方が喜んでいたかも知れません。
連休なんて、要らない、というのが、母さんの意見。私も同じく。しかし、これは割と自由に休める私のような立場だから言えることで、なかなか仕事を離れられない自営業のひとや、休暇を取りにくいひとにとっては大変意義のある年中行事ということなのでしょう。