コザクラインコ  ぴぃ たんが来ることになったいきさつ

うちは夫婦だけの世帯です。
魚がいるとは言え、私にとって、夫婦2人の生活というのは少し無機質な感じがしてなりませんでした。
実家にはピンキーちゃんという子供か妹のような人間臭い犬がいて、日々家族で笑いが絶えない生活だったし、生き物のいる生活はとても好きだから・・・。

まあ、すぐに最強の生き物、『人間の子供』がやってくるだろうと思いつつ2年近く経ってもコウノトリはまだ来ないし、来ても手放さなくても大丈夫な生き物が飼いたいと考え始めました。
コウノトリがこなくても、時期的に短期間の仕事はしたいし、子供ができないまま数年経ってしまったら正社員でフルタイムの仕事をするかも知れません。
そんな、ライフスタイルが変化した時、出来るだけ負担をかけない生き物・・・。頭の中で候補に挙がったのが「ウサギ」「ハムスター」「インコ」でした。

ウサギとハムスターは、アレルギーのこと、寿命、旅行の時のこと、環境の変化の影響について・・・などよくよく検討すると難しそう。
インコは、小さい頃セキセイインコを飼っていて、雑な世話だったと思うのですが勝手に増えていたこともあったので、一番飼い方がイメージできました。
鳴き声が結構大きいですが、大事に飼えば10年は生きますし、頭もかなりいいのです。
大人の荒鳥は、ただカゴにいるのを眺めるだけでちょっと虚しいかなあ。
一度も経験がないけど、ヒナを挿し餌をして育ててみるというのはどうか・・・。
ピヨピヨとご飯をねだるヒナ、「ごはんだよ〜〜。(ぱくぱく。)おいしいの?もっと食べるんだよ〜〜」
ヒナ時代は、種を超えた親子状態。想像するととても幸せな風景です。
もちろん、少し大きくなったら鳥の反抗期、手や顔に噛み付いたり気に入らないエサをまき散らしたりと小悪魔化するのも想定内です。
調べると、鳥をきちんと見てくれるお医者さんも1時間ぐらいで行ける所に3軒あったので、インコに決定しました。

鳥を飼おう、と決めてから夫の説得に。
これが想像以上に大変でしたが、なんとか承諾をもらいました。


 さて、「インコ」と言っても種類がいろいろ・・・。
セキセイインコは小さい頃飼っていたけど、怒ると目が点になるのがちょっと・・・。
そう言えば小さい頃は「ボタンインコ」が大好きで、学校の鳥小屋に座り込んで憧れの眼差しで見つめていました。
あのずんぐり体型とコミカルな動きは今でも好きですが、目の周りが白く縁取りされていて「キュロちゃん」にそっくり。かわいいと言うよりお笑い系な外見。
どちらかというと、かわいらしいインコがいいな〜。
「マメルリハ」という、理想ぴったりのインコがいることを知りましたが、まだ一般的に飼われていないのか飼い方が載っている本が見つからなかったし、値段も1羽2万円したりするので即あきらめました。
よくよくネットで調べてみると「小桜インコ」というボタンインコそっくりだけど目の周りの白いものがないインコがいることが分かりました。
性格は大変凶暴のようですが、見た目のかわいらしさ重視。
小桜インコを飼うことにしました。

 さて、まずは小桜インコを扱っているペットショップを見に行こう、と思ったのですが・・・、近くで鳥を扱っているショップがなかなか見つかりませんでした。
最寄の一駅隣のホームセンターには鳥がいましたが、オウムの飲み水が汚れていて底が見えなかったり、病気の鳥がいたりしたのでとてもここでは買う気になれませんでした。
少し遠いけど、デパートのショップなら・・・と思ってそごうの屋上のペットショップを覗いてみると、鳥はあまり居なかったもののホームセンターに比べたら雲泥の差ほどよく手入れがされているのでここで飼おうと決定しました。
2度目に行った時に小桜のヒナを予約。
その10日ほど後の3度目にお迎えに行き、初めてぴぃ たんと出会ったのでした。

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