一番最初に着いたのがシドニーなら、一番ようけ訪れたのもシドニー。というのも、鉄道が余り発達してへんオーストラリアでは、一日の電車の本数も限られていて、シドニーを中心に発着するからどうしてもシドニーが拠点になってしまう。そういうわけで、無駄にシドニーで足止めを食らったこともしばしば。 シドニーは、オーストラリアで一番大きな都市やけど、受けた印象は、人の多さよりも公園や港といった安らぎの場所の多さ。観光施設のほかにも、美術館や公園も充実していていつ行っても結構楽しい。(最後の方は、さすがにもうすることないわー、て感じやったけど。)うれしいのは、美術館は入場無料やからお金を使わずに遊べるっっっ!!!!ほんま、ありがたかった〜。 シドニーは、色々地区があるからそれごとにちょっくら紹介したいと思います。 Circular Quay (サーキュラーキー) シドニーいうたら、というか、オーストラリアというたら『オペラハウス』と、まぁベタなイメージやけど、そのオペラハウスがあるのがサーキュラーキー。サーキュラーキーは、完全に観光者向けの場所でいつも賑わっている。ハーバーの眺めの美しさも然ることながら、一押しオススメはやっぱりMCAこと現代美術館。なんか、絵に描いたような学校みたいな建物やなぁ、という感じの建物が目印。現代美術館というだけあって、いつもその展示物の携帯、テーマは奇抜でめっちゃパワフル。たまに、意味わからへん、と思ったり、映像を見ながら気持ちよくなって居眠りしてしまったり、とまぁ、美術のことがわからへんでもかなり楽しい。サーキュラーキーには、バスカと呼ばれる大道芸人もいっぱいいる。全身金色(銀色バージョンもおる)に塗りたくった人とか、ロバとか(こういう系は、お金を入れると動いてくれる。)、ティンドラム叩きのおっちゃん、胡弓弾きのおっちゃん、ジャグリングの兄ちゃん、アボリジニーの演奏とその種類はさまざま。中には、ETみたいにチャリンコを中で乗る兄ちゃんもいた。サーキュラーキーは、ほんまにかもめが多い。かもめというたら、なんか海やなぁ、ええなぁ、と聞こえるかもしれへんけどそんなことはまったくなくて、日本でいうところのはとみたいな存在。なんか食べてたらよってくるし、はとおじさんならぬかもめおじさんみたいなひとおるから餌やってさらにかもめよってくるし、その辺ふんだらけやし、結構かもめうっとうしい。 Rocks (ロックス) シドニーで一番古いという地区のロックスはサーキュラーキーのすぐ隣。ここも常に観光客で賑わっていて、土日にはマーケットもやっている。ここのマーケットは結構高めで、土産用、という感じの品揃え。ロックスのオススメは、アーガイルカットを抜けたところにあるSydney Observatory(天文台)。天文台は、まぁ、そんなにすごいというほどでもないんやけど、その前の公園がめっちゃオススメ。すごい急な斜面なんやけど、ハーバーとハーバーブリッジが見渡せて、サーキュラーキーみたいにがやがやしてへんからぼんやりくつろぐのにはもってこい。ロックスからハーバーブリッジを渡ることもできるんやけど、そのハーバーブリッジウォークも結構お勧め。ロックス側から歩けば、Millsons Point(ミルソンズポイント)というところにでるから、もうちょい気合出してがんばって歩けばLuna Park(ルナパーク)にもいける。ルナパークは、入り口のあの顔はすごいけど、中は結構しょぼい。結構っていうか、めっちゃしょぼい。けど、夕方にいくとあの入り口の顔がライトアップされて、キモ面白い度が8割増になるから行ってみる価値ありやと思う。 Darling Harbour (ダーリンハーバー) ここは完全に作られた観光施設。冬の間は結構毎週のようにイベントがあったなぁ、確か。海にアクアシェルというステージを浮かべてそこでいろいろなライヴをやっていた。無料で。まぁ、お金のないあたしにしてみたら金を使うためにあるダーリンハーバーは特にすることもなく、という感じなんやけど、Outback Centre(アウトバックセンター)というところには何回も足を運んだなぁ〜。ここは、アボリジニーの伝統的な楽器(ディジリデュ←アボリジニーの言葉ではディジリデュとはいわへんらしい。)の演奏がただできけるという場所で、シドニーくるんがはじめてや〜、という友達ができては来たなぁ。ダーリンハーバーの地区になるんかはわからへんけど、Power House Museum(パワーハウスミュージアム)という博物館があるんやけど、そこが面白い!!!科学博物館と言う感じで、色々なジャンルの展示品があって、中には体験のコーナーとかもあって子どもだけじゃなくて、大人も絶対楽しめる。 China Town (中華街) ほんまに、中国のパワーはすごい、と思わずにはおられへん地区。いや、シドニー自体アジア人がほんまに多いんやけど。中華街はいつもすごい熱気と活気で溢れていたけど、特にそれが爆発していたのが旧正月のころ。どこからきたんや?!というくらい中国の人で溢れていた。中華街の近くにPaddy's Market(パディスマーケット)というのがあるんやけど、ここのマーケットの活気もまたすごい。なんか、オーストラリア人とか、あの国にはない商売魂みたいなものがあそこには溢れていた。土産とかを買うにも安いし、あの雰囲気も面白いから絶対に行くべき。他のマーケットが土曜日か日曜日だけ、とか週末だけなのに対してこのマーケットは木曜日から日曜日までという気合のはいりっぷり。 Central (セントラル) セントラルは、YHAがあったから来たくらいで、特に何があるというわけでも何をするというわけでもない。あと、でかい駅がある。 Town Hall (タウンホール) ショッピングセンターとかが建ち並ぶ町の中心地。セントラルとタウンホールの間のジョージストリート沿いに、あたしがよくいったインターネットカフェがある。どういうわけか、テイクアウトのすし屋の奥にインターネットカフェがあるというかわったところ。しかし、侮るなかれはその料金。オールで10ドルやから、たまに宿代を浮かすため(次の日の電車が早朝で長時間のらなあかんから電車で寝れる時)に友達と使っていた。何回かすし屋のインターネットでオールをしているといろいろなことがわかってきた。例えば、そのすし屋は韓国人経営だということや、親父の店番率がどうも多い、ということです。あと、店の奥にブルースリーのポスターがあって、トイレがほんま、見ただけで凹む汚さです。いやぁ、でも世話になったなぁ〜。食べるまい、と思っていた寿司も、空腹に負けて1回食べてしまった。タウンホールから、キングスクロスの方へ歩いていくとHyde Park(ハイドパーク)という大きな公園があります。そこの公園もいい。 Glebe (グリーブ) グリーブは、シドニーの街中とはまた違う建物が立ち並んでいる閑静な場所です。Glebe Market(グリーブマーケット)というマーケットが毎週土曜日に開催されていて、そのマーケットは手作り品や、ガラクタっぽいものが多くて見がいがある。掘り出し物も見つかるかもやからなぁ。あと、バンドの演奏があるのもうれしい。みんな思い思いにやっている感じが楽しいマーケットです。グリーブからシティの方を見ると、なんか大都市を客観的に見てる感じがして面白かった。 Oxford Street and Paddington (オックスフォードストリート & パディントン) Oxford Street(オックスフォードストリート)は、通称ゲイストリートと呼ばれるくらいに同性愛者たちがたくさんいる場所。公園でしゃべっていたおっちゃんの話によると、1回はゲイ専用、2階はレズビアン専用といった店もあるらしい。しかし、オックスフォードストリートは店がようけ建ち並んでいて歩くのが面白い通り。オックスフォードストリートの終わりらへんの地区は、Paddington(パディントン)という地区で毎週土曜日にはマーケットが開催される。このマーケットも、手作り工芸品が多く出店するマーケットで、グリーブに比べるともうちょっと高い。オックスフォードストリートの端っこの方にあるチョコレートやさんはうまい〜!!!そうそう、またまたゲイストリートことオックスフォードストリートの話になるけど、毎年2月から3月はマルディーグラと呼ばれる同性愛者の祭典があって、3月の第一土曜はそのファイナルとして大きなパレードが催される。運良く、パレードのあった週末にシドニーにいてみてきましたっ!!マルディーグラ!!隣で見ていたおっちゃんは、途中でゲイのおっちゃんに告白されていて、その隣にいたちょっと顔の広い感じ(ゲイ社会の有名人?!)のゲイのおっちゃんとその友達軍団に『やだ〜!あんた告白されたじゃ〜ん!!どうすんのよ〜〜!!』と冷やかされていた。ゲイパレードは、かなり面白くて、ほんま、見に行ってよかったー、と思った。 Bondi Beach (ボンダイビーチ) Bondi Beach(ボンダイビーチ)は、シティから電車とバスか、バス一本でいけるビーチ。すごいきれいで波も高い。しかししかし、オススメは、このボンダイビーチからBronte Beach(ブロンティビーチ)に続く遊歩道の散歩。海とビーチが見渡せたり、波の侵食でできた面白い形の岩とかも見れて、歩いていて全然飽きひん遊歩道です。天気が良ければ、ほんまjust beautiful!!!!!ばんざ〜い!!という感じ。カメラ小僧はもちろんシャッターを切りまくり。土曜日か、日曜日か忘れたけど、ボンダイマーケットというのがやっていて、これもまたええ感じのマーケットです。手作りのジュエリーが多くて、値段はあるけど、まぁ、見てるだけで面白いからええかー、という感じ。 Manly (マンリー) Manly(マンリー)は、サーキュラーキーからフェリーで約40分。フェリーに乗るだけですでにクルージング気分や〜、と言う感じで楽しくなるのがマンリー。フェリーを降りたそばから、のんびりしたビーチの陽気な雰囲気が溢れる町で、せかせかした人ゼロ人。ビーチサンダル率高すぎ、という感じやった。マンリーからサーキュラーキーに戻る時に見える景色は、映画ファインディングニモと同じ景色。晩にフェリーに乗ると、シティの夜景がきれいです。ひときわびびるのは、やはり、ルナパーク!!!!! ![]() ![]() ![]() ![]() |