ゴールドコーストから、バスと電車を乗り継いで行く事17時間。ようやくシドニーに着いて、そこからさらに電車で13時間で、メルボルン。いやぁ、オーストラリアという国の大きさを思い知る瞬間やでな。電車の中が、予想以上に寒いということで、途中シドニーでは寝袋を購入。いやー、だんだん旅っぽくなってきてええなぁ、と自分に酔いしれつつ(←あほ)、メルボルンへ。 メルボルンには、大きな駅が二つある。フリンダース駅と、スペンサー駅がその二つ。日本でバイトしていたときの友達がメルボルンにおるということで、家に泊めてもらうことになっていた。そして、その友達案内でメルボルンを過ごしたから、道に迷うこともなく、楽ちんに過ごせた。 メルボルンの印象は、なんかまだまた作りかけの町という感じやった。というのも、大きな駅の一つフリンダース駅の前には、フェデレーションスクエアという大きな広場があって、これが至極新しい。そして、スペンサー駅はかなりの規模の工事中で、なんかすごい骨組みだけが見えた。だから、これが完成したらすごいことになるんやろうなぁ、という予感を感じさせられた。古い建物も見られるけど、結構モダンな新しい建物も多く見られたから、これからニョキニョキさらに大きくなるんやろうなぁ、と思った。シドニーでは、いつも歩いて済ますけど、メルボルンは、友達の勧めでトラムの乗り放題券を買った。メルボルンは、トラムがめちゃくちゃようけ走っていて、これを乗りこなせればひゃっほう〜、てなもんで、かなり街を効率よく見られると思う。この街は、中心地が碁盤の目になっていて、あんまり道に迷うことがなかった。日本で言うたら、ちょうど京都みたいな感じかな。 メルボルンで、すごいなぁ、と思ったのは、St. Patrik(セントパトリック)大聖堂。黒い建物で、ほんまに、とにかく大きい!!!!!!中に入ると、Alter(祭壇)がいくつもあって、ステンドグラスもものすごい豪華で、感心するばかり。あと、St. Kilda(セントキルダ)という地区にあるのが、ル、ルナパーク!!!シドニーだけじゃなく、メルボルンにもあるのね。というか、メルボルンのほうが古い。古いだけあって、あの顔のゲートの迫力も半端じゃなく、気持ち悪い。行った日が雨やったから、ルナパークはトラムで通り過ぎただけやってんけど、窓越しにもあの迫力が伝わってきたんやから、晴れた日に、あのもんの目の前で見れたらどれだけ良かったことか。まぁ、仕方ないからいいけど。セントキルダのメインストリートは歩いていて楽しかった。雨やったから、ビーチがあるらしかってんけど見に行く事すらできず、メインストリートを歩いてたんやけど、ケーキ屋・パン屋のウィンドウが熱い!!!めっちゃうまそうなケーキとかがならんでて、しかも数もすごくて、とうとう誘惑に耐え切れず入って1個食べた。 メルボルンは全体的にものが皆でかいのか、ボタニックガーデンの大きさは、これまた半端なくでかくて、ほとんど見切れへんかった。アートギャラリーも相当なでかさやった。後、あほ丸出し覚悟でお勧めなんが、州立図書館。ここの自主学習室は、入るだけで自分が頭よくなったかのような気分になってくる。けど、ほんまはそんなことないからまもなく、浮いてるわ、あたし、という気分がこみ上げてきて、さらに決死の覚悟で写真をこっそりとってみたり、長居はできひんけど、かなり楽しいスポットやと思う。友だち(メルボルンに住んでる友達じゃない友達)が、フラッシュたいたらあかんというたにも関わらず、写真をとったらフラッシュが瞬いて、二人逃げるように帰っていった。 後、メルボルンといえば、有名なのがGreat Ocean Road(グレイトオーシャンロード)。メルボルン在住友達の会社の同僚の人が連れて行ってくれるということで、運良く行く事ができた。しかし、出発したのが遅すぎたから、一番初めの12聖人の岩しか見られへんかった。がっくり。残念。けど、ちょうど夕暮れ時にいけたから、めっちゃきれいな風景を見ることができた。もっと海沿いばっかりを走るんかと思いきや、結構くねくねの山道も相当通るから、車酔いする人はちょっと覚悟していった方がいいかもしれへん。 そして、穴場でオススメなのがIKEA(アイキーア)というスウェーデン発の大型家具専門店。これは、友だちが地理に詳しいから連れて行ってもらえたというところで、別に観光施設ではない。家具屋やからな。日本にも、多分2006年か7年くらいにはやってくると思う(確か、イケアとか言う名前やったような。忘れた。)。この家具屋、何がすごいかというと、デザインとかこっててかわいい(シンプルなやつが多い)のにも関わらず、安い!!!ここやね、多分、大ヒットの要因は。安くていいのが手にはいったらばん万歳やもんなぁ。日本にでもできた暁にはぜひとも暮らしのパートナーにしたいところやけど、そんな家具にまでこだわる優雅な生活をする日はくるんやろうか……?!笑 中にレストランも入ってて、ミートボールを食べた。結構安くておいしかった。しかも、スウェーデンの旗を立ててくれた。そうそう、食べ物のことを言うなれば、さすがそこに暮らしている友達の紹介だけあって、いろいろおいしいところに食べに連れて行ってもらえた。ベトナム料理のメコンというところでは、お米の麺(名前なんて言うか忘れた)を食べた。好みで、野菜をトッピングできるんやけど、出てきた瞬間は、え?!これ、草やん??という感じの緑の野菜なんやけど、入れてみると香りも良くて結構おいしかった。後、もう一軒面白いなぁ、と思ったのがカレー屋。あたしが、お金がないんや、というのを連呼していると、何とか安いところを探してくれようとしていて、思い切ったように、『かなり怪しいねんけど、食べ放題のカレー屋があるから行くか??』と言うて連れて行ってくれたのが、う〜ん、名前忘れた!!何かの宗教がらみの店らしく、店内は、謎の経典がいっぱい置いてあった。シールとかのグッズも買えるようになっていた。けど、カレー(ベジタリアンカレー)はお変わり自由ん食べ放題で、他にも謎のデザートとジュースも飲み食べ放題なのだ。謎のデザートは、何が原料なのか、それすら検討がつかへんかったけど、なんかレーズンが入っていた気がする。めっちゃ甘いカスタードクリームがかかっていたけど、カスタードクリームを避けて食べたほうがおいしかった。ジュースは甘すぎたからごめんやけど、無理やった。カレーは、普通においしくて、一緒に出てきたせんべいみたいなやつもめっちゃおいしかった。前払い制で、全員必ず『ここにくるのははじめて??』と聞かれていた。あたしも聞かれたから『はい』というと『ようこそ!!!』と、めっちゃ歓迎された。店員はみんな変わった服を着ていて、白い染料でメイク(ポイントだけ)していた。友だち情報によると、鈴やらなにやらそういう楽器をもって街を練り歩いて店の宣伝をしているらしい。行く前に友達がしきりに『宗教っぽい怪しい雰囲気に耐えられるなら』と念をおしてきたから、もっと店内が暗くて、どんより、いかにもやばい感じなんかと思えば、意外と店内は明るくてそんなにやばい雰囲気でもなかった。第一、安いから結構繁盛していたしな。名前すら忘れたんやけど、あの謎のカレー屋、貴重な体験やった。コアやった。笑 メルボルンに行ったのは、実は一回じゃなくて、二回。二回目は、ニュージーランドに行く時に飛行機がメルボルン発やったからまたまた参上したのです。そのときの荷物の量は半端なくおおくて、相変わらずのスペンサー駅の工事中のせいで、シャトルバス乗り場までかなりあるかなあかんはめになって、イライラしながら歩いていると、タクシーの運転手がいきなり、『空港まで5ドルで行くよ〜』と声をかけてきた。シャトルバスが14ドルもするのに、タクシーが5ドルのわけないやろう、とかなり疑って『ほんまに??』を連呼していると、『ほんまほんま』というし、どうやら相乗りで、もう一人おっちゃんに勧誘されて空港まで行くらしい人がいたからそのタクシーに乗り込んだ。おかげでかなり早く空港に着いた。ありがとう、5ドルのおっちゃん……。 |