最終更新:2010/10/10

チームデータ編集ツール chteam

エクスポートされたCHPファイルからチームデータを抜き出して、新しいCHPファイルへとまとめることを目的としたコマンドラインツールです。
実際の作業の流れとしては、
  1. 既存のCHPファイルからチーム情報をテキストファイルへ出力
  2. 出力されたチーム情報から必要なチームを抜き出して新しいテキストファイルへ保存
  3. 抜き出した情報から新しいCHPファイルを生成
このような感じになります。

現在の最新バージョンは1.7です。

構築方法

ソースファイル一式をダウンロードして展開、Makefileを必要に応じて修正してmakeしてください(^^;
一応Win32環境下だけは構築済みの実行ファイルを用意してありますが…他の環境は各自で構築する必要があります。
特別なライブラリなどを使用していないはずなので、ほとんどのケースで普通にコンパイルできるはずです。
現在以下のような記号定数をコンパイル時に指定できるようになっています。
USE_EUC
通常Shift-JISでファイルの入出力を行いますが、この記号定数を1で定義する(-DUSE_EUC=1)ことでEUC-JPでファイルの入出力を行うようになります。
Shift-JIS、EUC-JP以外のコードでないとファイル編集が出来ない場合は、各自で漢字コードコンバートフィルタを通してください(^^;

使用方法

添付のchteam-jis.txtに書いてあります(^^;
一応以下にドキュメントから抜き出したものを書いておきます。

チームスクリプト出力

chteam [-o 出力ファイル名] -l CHPファイル名 ...

指定されたファイルの内容をダンプしてチームスクリプトを出力する。
チームスクリプトは以下のような書式のTAB区切テキストファイルである。

CHPファイル名[TAB]チーム番号[TAB]機体1番号[TAB]機体1配置[TAB]機体2番号[TAB]機体2配置[TAB]機体3番号[TAB]機体3配置[TAB]オーナー名称[TAB]チーム名称[TAB]機体1名称[TAB]機体2名称[TAB]機体3名称

格納されているチーム数だけ出力される。
出力結果は標準出力へ出力されるが、オプション指定で指定のファイルへ出力することができる。

OKE一覧出力

chteam [-o 出力ファイル名] -k CHPファイル名 ...

指定されたファイルの内容をダンプしてチームに含まれているOKEを出力する。
出力結果は以下のような書式のTAB区切テキストファイルである。

機体CHPファイル名[TAB]機体番号[TAB]機体配置[TAB]機体名称

格納されているチームに含まれるOKE数だけ出力される。
一つのチームに同じOKEが複数含まれているばあいには、その数だけ重複して出力されることに注意する。
出力結果は標準出力へ出力されるが、オプション指定で指定のファイルへ出力することができる。

データ作成(チーム単位)

chteam -o CHPファイル名 -m [チームスクリプトファイル名]

指定されたチームスクリプトファイルに基いて新しいCHPファイルを出力する。
チームスクリプトファイル名が省略されると標準入力から読み込む。
チームスクリプトファイルの内容に従って各チームの情報を取得する。
ただし、使用されるのはCHPファイル名とチーム番号だけで他の情報は無視される。
チーム数が16を越えるもしくは機体データが32を越えるとCHPファイルを作成できないので、エラーとなる。

データ作成(OKE単位)

chteam [-rh|-rv] [-a] -o CHPファイル名 -b [OKEスクリプトファイル名]

指定されたOKEスクリプトファイルに基いて新しいCHPファイルを出力する。
OKEスクリプトファイル名が省略されると標準入力から読み込む。
OKEスクリプトファイルの内容に従って各チームの情報を取得する。
チーム数が16を越えるもしくは機体データが32を越えるとCHPファイルを作成できないので、エラーとなる。
OKEスクリプトファイルは以下のような書式のTAB区切テキストファイルである。

オーナー名称[TAB]チーム名称[TAB]機体1CHPファイル名[TAB]機体1番号[TAB]機体1配置[TAB]機体2CHPファイル名[TAB]機体2番号[TAB]機体2配置[TAB]機体3CHPファイル名[TAB]機体3番号[TAB]機体3配置

オーナー名称、チーム名称に半角のハイフン記号「-」を入力すると、名称を省略した事になる。
その場合、オーナー名称は「プレイヤー」、チーム名称は空欄となる。
CHPファイル名を省略した機体は未配置状態になる。
(ファイル名の省略は半角のハイフン記号「-」 を入力する)
各機体の配置位置が重なっていた場合には、機体の位置を左右へとずらして配置できるように自動的に調整する。
ただし-rvオプションが指定された時には、左右ではなく上下へずらすようになる。
チームエンブレムには機体1、2、3の順で一番最初に存在した機体のものがコピーされる。
チーム内に機体が存在しないときにはエンブレムの状態は未定義となる。
-aオプションを指定すると、チーム名称をチーム内の各機体名称から自動的に生成する。
生成方法は、機体名称の先頭4文字を無作為に組み合わせる。
-a3オプションの場合には先頭3文字、-a2オプションの場合には先頭2文字が使用される。

共通オプション

-v    バージョン情報の表示
-V    詳細出力を行う(標準エラー出力)
-e    詳細出力など標準エラー出力に出るものを標準出力へ出す

ダウンロード

リリースバージョンは1.7です。

履歴

2010/10/10:
Version 1.7
*OKE単位のチーム作成で3機が同じ位置を希望したときに再配置に失敗するのを修正。
2010/4/10:
Version 1.6
*OKE単位のチーム作成でフォーメーション再配置が正常に動作しないことがあるのを修正。
2009/3/18:
Version 1.5
*チームの存在チェックを修正。
2009/2/28:
Version 1.4
*OKE単位のチーム作成で-rvオプションによって上下方向に配置を自動調整できるようにした。
2009/1/25:
Version 1.3
*OKE単位のチーム作成で正常にフォーメーションを構築できないことがあるのを修正。
2008/2/21:
Version 1.2
*チーム名称、オーナー名称、CHPファイル名の省略が上手くできないので、省略方法をハイフン記号を指定する方法に変更。
*OKE単位でのデータ作成時にチーム名の自動生成機能を追加。
2008/2/18:
Version 1.1
*動的配列アクセスの仕方を間違っているのを修正。
*詳細出力を少し追加。
*エラー出力を標準出力へ行うオプションを追加。
*少しだけソースを改善(^^;
2008/2/17:
Version 1.0公開

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