いざ水害が起こればどう責任をとるのかなんて、ちゃんちゃんらです、神戸からの報告
吉野川可動堰に関する住民投票本当によかった。大体、投票率が50パーセント
を越えなければ開票しないなどという、とんでもない提案をしたコウモリ政党は
民主主義の破壊者と言わざるをえない。投票に行かないで下さい、などというよ
なことを電話で言わなければならないような投票こそ異常ではないか。
私は可動堰を作らなければどうなるか、ということについてはなにも知らない。
しかし、二百年以上もの間、現在の固定堰でなにも起こらなかったというのなら
その事実を信じるのが当然のことだろう。
万一、水害が起こったらどう責任を取るのか、と建設省の役人やら公共事業にた
かる業者たちはおどしををかけているようだが、この点なら心配いらない。どん
な大きな災害が起きようとも、国は何もしてくれないということは、阪神大震災
で実証済みなのだから、勝手に言わせておけばよいのだ。
関西空港が黒字に転じるまで、あと何十年もかかるそうであるが、神戸空港はど
うなるのだろう。こっちの方の住民投票は葬り去られたが、市長リコールはこれ
からはじまるようです。あまり大きな期待はしませんが、世の中が変わるかもし
れないということについては、淡い期待を抱かずにはいられない。
どこかで、もううんざり、という私達の気分を、具体的な形にしたいものだ。
ついでのことながら、どこやらの政調会長さまが、介護保険に関して、介護す
る家族がいる家庭の、家事を補助するようなことはいらぬとのたもうたそうで
あるが、介護する立場になったことのないお方のたわ言としか思えない。こと
ほどさように、政治は民の現状からほど遠いところで、言葉と税金をもてあそ
んでいるとしか思われない。介護に労力をさかねばならぬ家族の家事労働がど
んなものであるのか考えてもらいたいものです。
庶民感覚などという気色の悪い言葉を使うつもりはないが、ことほどさように
政治は遠くに行ってしまっているようです。
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