源流探索(千代川支流) 2004.7.27(火)



今日は源流部の探索です。

播磨テンカラ会の里川師濱本さんが以前から、一度源流の釣りをしてみたいとおっ
しゃっていた。私も千代川支流に数年前から気になっている支谷があったので、一
緒に探索に出かけることにしました。また、大山麓の永登さんも参加されることにな
り三人での賑やかな源流行になりました。

この谷は本流からは高い滝をかけて分かれていて、下から釣り上ることが出来ませ
ん。ただ、滝上は林道が川に近づいているので、今回はこの林道から入渓しまし
た。

林道からは藪を掻き分け15分ほどで谷へ下りられ、そこで竿を出すと、すぐに2匹
釣れました。しかし、釣れたのは岩魚でもヤマメでもなくアマゴでした。魚がいたこと
ではほっとしましたが、岩魚の谷だとばかり思っていたところでアマゴが釣れ、なんだ
かすっきりしません。

漁協の放流の努力には敬意を表しますが、何もこんな小さな谷まで放流しなくてよい
ものを。

下りたところのすぐ上流には堰堤
があり、それを越えると竿が振れな
いような藪沢になっていました。し
かし、しばらく上ると写真のような雰
囲気のある渓相が続いていまし
た。ラッキー

しかし、今度は魚の出が極端に悪
くなりました。たまに出る魚も毛鉤
をくわえません。このところしばらく
雨が降っていないのでかなり減水
しているが原因のようです。

1時間ほどしてやっと一尾追加
またもやアマゴです
やっと釣れた岩魚
暗い谷にしては明るい魚体です

岩魚がいたことで一安心
流れがだんだん細くなってきたとこ
ろで小さな滝が現われました。
滝は小さいのですが、周囲を岩盤
で囲まれているため巻くのはしんど
そう。

岩魚も確認できたことだし、釣りは
ここでやめて林道へ上がりました。
昼食は恒例のソーメン
永登さんご持参の大山の美味しい
水で茹で上げました
昼食後、濱本さんが帰られたの
で、今度は永登さんと二人でそば
を流れる川に入りました。周りを鬱
蒼とした葦に囲まれた川ですが、
竿は何とか振れました。

永登さんはイワナ、私にはアマゴが
一匹づつ釣れました。

初めての谷の探索というのは、一人では精神的な負担が結構重く、気が重いもので
す。急斜面を上り下りしてやっと辿りついたら、すごい廊下で川へ下りられないとか、
滝の連続で遡行が大変だとか、藪沢で竿が出せないとか、今までに何度も辛い目に
会っているからです。

しかし、今日は仲間がいたおかげで非常に楽しく出来ました。藪こぎも楽しかったで
す。
永登さん、濱本さん、ありがとう。
またやりましょう。