十津川支流神納川 2004.3.21(日)



解禁したとは言えまだ魚体の回復は完全ではなく、本格
的な釣りは4月からと思って先週はおとなしくしていた。し
かし、限られた解禁期間を無駄にすることも出来ず、川
の空気を吸いに出かけてみた。

場所は、魚が元気そうなところという事で、釣果はあまり
期待できないが十津川支流神納川の中流域を選んだ。
このあたりは、林道と川との距離があり上り下がしんど
い。しかし、一旦川に下りてしまえば他の釣り人に煩わさ
れること無く、マイペースで釣りが楽しめる。
3月下旬とはいえ明け方は霜柱が立つほど寒い。気温
が上がるのを待ちつつゆっくりと準備し、8時過ぎに行動
開始。

785m→550m。標高差200m以上。下りるだけで20
分かかる。
水位は高めだ。
水温は5℃と少し低いが、十分テンカラは出来る。
谷が深い割りに渓相はおとなしい。川底は小砂利と砂が
溜まっており、良いポイントは少ない。

やはり、魚は全然でない。
30分ほどやって最初の1尾が釣れ、ほっと一安心。
魚体の回復も十分だ。
その後、2尾出たが針掛かりせず。釣り始めて3時間近くなる。

やっと流れに傾斜が現われ、川底にも底石が見え出すとすぐに2尾掛かかった。
調子が出だしたところで昼食。
最近定番になってきたうどん定食。
そこへ、釣りを終えたエサ釣師が犬を連れて下ってきた。昨夜、私の車に数キロも走ってついて来た犬である。しかしこの人の犬ではないそうで、朝から付きまとわれて、犬を連れて釣っていたそうだ。

ここで、この犬にパンの切れ端をやったのだが、今度は私について来てしまった。
昼食後、犬を連れて釣り再開。

しかし、1時間程釣って、2尾掛けたところで林道への上り口に到着してしまった。もう一つ上流の上り口まで釣る手もあるが、そこまで釣ると夕方になってしまうので、今日はここで上がることにした。

犬は、しつこく私に付きまとい、車について走ってきたがスピードを出して振り切ってやった。

釣果には大して恵まれなかったが、春の1日を川風に吹かれて、それなりに満足の行く1日だった。