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L.M.モンゴメリファンへ50の質問

L.M.モンゴメリファンに50の質問めずあんさんのサイトよりお借りしました。

1.あなたのお名前を教えてください(もちろんHN可)

 「如月」で通っています。


2.よろしかったら年齢(世代・30代などといった書き方も可)・性別もお願いします。

 子育て世代、女性です、一応。


3.最初に読んだモンゴメリの本は何ですか?そしてそれをいつ読みましたか?

 5月に"Chronicles of Avonlea L.M.Montgomery"『アンの友だち』を読みました。

 
4.今まで読んだモンゴメリブックスは何ですか?

Anne of Green Gables  Anne of Avonlea   Anne of the Island  Anne of Windy Poplars  Anne's House of Dreams  Rainbow Valley  Anne of Ingleside  Rilla of Ingleside  Chronicles of Avonlea  The Blue Castle  
Pat of Silver Bush  Kilmeny of the Orchard  A Tangled Web  
『赤毛のアン』  『アンの青春』  『アンの愛情』   『アンの友達』   『アンの幸福』   『夢の家のアン』 
『炉辺荘のアン』 『虹の谷のアン』  『アンの娘リラ』  『アンをめぐる人々』  『可愛いエミリー』   
『エミリーはのぼる』  『エミリーの求めるもの』  『パットお嬢さん』  『丘の家のジェーン』
 訳書はすべて村岡花子訳 新潮文庫

 
5.モンゴメリ作品のファンになったきっかけは何ですか?

 中学生のとき『赤毛のアン』の文庫本をおこづかいで買い、一気に読了したことがきっかけです。

 
6.ではでは、モンゴメリファンになったのはいつ頃ですか?

 中学生のときに読み始めましたが、大学生のころから結婚して母になるまでは全く読みませんでした。子育ての合間に急に読みたくなり、独身時代とは違った読み方ができることに気づき、モンゴメリのおもしろさに魅了されています。


7.今、お持ちのモンゴメリブックスは何ですか? 

赤毛のアン』  村岡花子訳 松本侑子訳
『アンの青春』  村岡花子訳 松本侑子訳
『アンの愛情』  村岡花子訳
『アンの友達』  村岡花子訳
『アンの幸福』  村岡花子訳
『夢の家のアン』 村岡花子訳
『炉辺荘のアン』 村岡花子訳
『アンの娘リラ』 村岡花子訳
『丘の家のジェーン』村岡花子訳
『果樹園のセレナーデ』村岡花子訳  

Anne of Green Gables  Anne of Avonlea   Anne of the Island  Anne of Windy Poplars  
Anne's House of Dreams  Rainbow Valley  Anne of Ingleside  Rilla of Ingleside  Chronicles of Avonlea  
The Blue Castle  Pat of Silver Bush  Kilmeny of the Orchard  A Tangled Web
 
 エミリー・ブックス、『パットお嬢さん』も以前は持っていましたが、実家に置いたままにしてあったので、処分されました。

(未読) The Road to Yesterday  Magic for Marigold  Mistress Pat   
『アンの村の日々』正・続 上坪正徳訳 篠崎書林 原書で読もうと思って読みそびれています。


8.ドキドキ質問。どの翻訳者さんの訳したものが好きですか?

 村岡さん訳によりモンゴメリの世界の美しさに魅せられましたが、今は掛川恭子さん訳を読んでみたいと思っています。


9.その翻訳者さんのものの、どういったところが好きですか?

 村岡さん訳ではわかりやすさと親しみやすさがアンの世界へのかけがえのない橋がかりになっていると思います。
 掛川さんの訳はちらりとしか見ていませんが、ふっくらとした温かい文章だと感じています。


10.モンゴメリ自身が書いたもの以外の、モンゴメリ関連書籍(モンゴメリ研究書、モンゴメリ日記、PEI特集雑誌など)を読んだことはありますか?ある方は、よろしければ教えてください。

『赤毛のアン』を書きたくなかったモンゴメリ   梶原由佳著 青山出版社  
『赤毛のアン』の翻訳物語 松本侑子著 集英社  
『赤毛のアンに隠されたシェイクスピア』    松本侑子著 集英社 
『アンの青春の明日が輝く言葉』        松本侑子著 株式会社ディスカヴァー・トゥエンティワン 
『赤毛のアンの翻訳レッスン――再会のアン・シャーリー――』河野万里子著 バベル・プレス 
『赤毛のアンの世界 作者モンゴメリの生きた日々』モリー・ギレン著 中村妙子訳 
『赤毛のアン A to Z』奥田実紀著 松成真理子挿画
 
『運命の紡ぎ車』モリー・ギレン著 宮武潤三 宮武順子訳 篠崎書林も持っていますが、まだ参照程度に目を通しただけです。  

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11.英語の原文と、翻訳版とで感じたギャップなどありますか?ある方は、それは何ですか?

 "Anne of Green Gables"を原書で読んだときに、なじんだ村岡さん訳とはどこかちょっと雰囲気が違い、また、村岡さん訳には何か欠けているような気がしていました。後に、松本侑子さんの著書にて、村岡さん訳『赤毛のアン』には欠落部分があることを知り、納得はしましたが、村岡さん訳で育ったとも言えるわたしにとって、その衝撃はたいへん大きなものでした。 また、原書で読んでいると、アン・シリーズは各巻ごとにそれぞれ違った趣を感じるのですが、村岡さん訳では、どちらかというと、全巻同じトーンで訳されている点も気になっています。

 
12.全作品で一番好きな登場人物は誰ですか?(出来たら理由もv)

 『アンの夢の家』のジム船長です。冬の夜、暖炉の前でジム船長の話に耳を傾けていたい。悩んだとき、つらいとき、ジム船長のいる灯台に足を運べば、それだけで気持ちが安まるような気がします。
 

13.ではでは、その次くらいに好きなのは誰ですか?(複数可。出来たら理由もv)

 『青い城』のヒロイン、ヴァランシー。自分に自信が持てない彼女がある出来事をきっかけとして心のままに生きていく姿が爽快です。

 『夢の家』のレスリー。悲劇的な過去を秘めた薄幸の美女レスリーが、閉ざした心を少しずつ開いていき、ついには幸せをつかむ――これぞドラマですね!


14.全作品で一番共感できた登場人物は誰ですか?(複数可。出来たら理由もv)

 エミリー・バード・スター。書かずにいられない気持ちは、たとえわずかであれ、わたしの中にもあるから。
 

15.あなたが理想とする登場人物は誰ですか?
 
 『アンの青春』のミス・ラベンダー。

 
16.その登場人物のどういったところを理想としていますか?

 日々の暮らしを楽しみながら美しく年を重ねていくところに惹かれます。

 
17.お父さん・お母さんになってほしい登場人物は誰ですか?(出来たら理由もv)

 お父さんになってほしいのは、ジム船長。包み込むような温かさと安らぎを感じるから。 
 お母さんになってほしいのは、ミス・ラベンダー。友だちのような母娘でいられそうだから。


18.では、わが子になってほしい人物は誰ですか?(出来たら理由もv)

 ジェム・ブライス。その年、最初のメイフラワーを持ってきてくれる息子って最高!


19.それでは、友達になってほしいのは誰ですか?(出来たら理由もv)

 ユナ・メレディス。人の心の痛みをわかってくれるだろうから。


20.究極の質問。恋人になってほしい登場人物は誰ですか?(出来たら理由もv)

 
ウォルター。ユナと張り合うつもりはありませんが(笑) ウォルターの横顔を見つめながら、虹の谷で座っていたい……。  

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21.応援したいカップルは誰と誰ですか?^^(出来たら理由もv)

 ウォルターとユナ。ユナの思いが切なくて……。


22.好きなコンビは誰と誰ですか?(出来たら理由もv)

 それはもう、ジム船長とコーネリアさんで決まりでしょう!
 見事なかけ合い漫才を披露していますが、その底には互いを認め合い、信頼する気持ちがあるのだと思います。
 

23.モンゴメリと言えば「プリンスエドワード島」(以下PEI)ですが、PEIに行ったことはありますか?まだの方は行ってみたいと思いますか?

 あこがれてはいますが、一度は訪ねたい気持ちとあこがれのままで置いておきたい気持ちが入りまじっています。


24.PEIに行った事のある方、もしくは行ってみたいと思っている方、あなたをPEIへ行ってみたいと思わせた決め手!は何ですか?

 モンゴメリ――モードの息づかいを感じてみたいから。


25.PEIに実際に行った方への質問です。行ってみて、その感想をお聞かせください。【回答なし】
26.PEIへ実際に行った方への質問です。PEIの中で、一番のお気に入りの場所はどこですか?【回答なし】

27.PEI現地の人に「なぜ、日本人はそんなにアン(もしくはモンゴメリの作品)が好きなの?」とよく聞かれます。あなたなりのご意見を聞かせてください。

 モードが描く世界は、時代と場所とを超えて、遠く離れた日本の人々の心をもしっかりとつかんでいるからだと思います。


28.モンゴメリや、彼女の作品ゆかりの地の中の実在する場所で、絶対に行ってみたい!と思うところはどこですか?(PEIの中の具体的な地名でも、PEI以外でも可)

 『青い城』の舞台となったムスコカ地方


29.では、モンゴメリが作った架空の地名で、行ってみたいのはどこですか?(例:アボンリー、ブレア・ウォーター等)

 アボンリー、レドモンド大学、グレンセントメアリ等々いろいろありますが、あえて一つと言われれば『虹の谷』かな。幼い子どもたちの笑い声、いたずら、そして、ほのかな恋や涙、誓い……たくさんの思いがつまった場所だから……。


30.モンゴメリの描く生活文化に憧れますか?
 あこがれはありますが、カナダはカナダ、日本は日本だと割り切っています。 
 

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31.上の質問で憧れると答えた方、どんなところに憧れますか?

 昔から伝わったものや手づくりを大切にする暮らし方。


32.自分の部屋や、家のインテリアを考える時に、モンゴメリ作品に出てくるような部屋にしていますか?あるいは、  自分でも気づかぬうちにそうなっていることがありますか?

 昔はそうしたいと思ったこともありますが、今はとにかく暮らしていけたらいいという感じになってしまっています(笑)


33.モンゴメリ作品に出てくる家の中で、住んでみたい家(または好きな家)はどれですか?

 『青い城』でヴァランシーとバーニーが暮らしたコテージ


34.モンゴメリ作品にはたくさんの素敵なドレスが出てきますが、着てみたいのはどれですか?(男性の方も、あれば是非お答えください)

 あこがれるのは、『赤毛のアン』でクイーン学院に合格したアンがホワイトサンズのホテルで行われた演芸会に出演したときの白いオーガンジーのドレス。似合わないだろうなぁ……。
 

35.たくさんの美味しそうなお料理の名前も出てきましたが、食べてみたいのはどれですか?

 シャーロットタウンでの品評会から帰ったアンを迎えてくれたチキンの照り焼き。アンの帰りを待ちわびるマリラの愛情がいっぱい!


36.映像化(もしくは舞台化)された作品でご覧になったものは何ですか?
 
 『赤毛のアン』『アンの青春』は見ましたが、『アンの結婚』は見ていません。
 『丘の家のジェーン』は見ました。


37.映像化してもらいたい作品はありますか?ある方はどれですか?(実写にはなってるけどアニメで見たい!などでも可)

 『青い城』ムスコカの風景を映像で見てみたい。バーニーのイメージは崩さないでください!


38.モンゴメリの著書の中で好きな作品・Best5を選んでみちゃってください!(出来たら理由もv)

 うーん、難しいですねぇ。そのときによって読みたい本も変わりますし。順番は気分によって変わりますが、わたしにとってのベスト5は以下のとおりです。

1.『赤毛のアン』何度読んでも感動します。やっぱり原点ですね。
2.『アンの娘リラ』第1次世界大戦戦時下でのリラの成長に打たれます。大好きなユナも出てますしね!
3.『青い城』良質な大人のロマンスです。モンゴメリのイメージが変わるかも?
4.『夢の家のアン』新婚時代の初々しい2人、レスリーのロマンス、そして何よりジム船長に会えるから!
5.『エミリーはのぼる』書かずにいられないエミリーに共感!


39.あなたの周りにモンゴメリ作品が好きな方はいらっしゃいますか?いる方は何人くらい?

 
モンゴメリのファンサイトを運営していますので、折々に訪れてくださる方、また、検索して訪ねてきてくださる方がいてくださるのが何よりの励みになっています。何人くらいかはよくわかりません。
 

40.周りの人にモンゴメリ作品をオススメしたことはありますか?

 
自サイトや洋書読み仲間に薦めています。"The Blue Castle"を読んでくださった方は皆、よかったと言ってくださったのが嬉しかった!   

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41.モンゴメリ以外であなたが好きな作家さん(もしくはストーリー作家。漫画家・アニメーター・映画監督可)は誰ですか?

 ルイザ・メイ・オルコット 
 修道士カドフェル・シリーズの著者エリス・ピーターズ


42.モンゴメリ関連で、嬉しかったエピソード、もしくは逆にこれは許せない〜!と思ったエピソードはありますか?ある方は、よろしければ教えてください。

 個人ウェブページを開設したら、モンゴメリファンの方が訪ねてくださいました。また、原書読書会を開催した際、参加してくださった方々といろいろなお話ができたことは、今でも心に残っています。同じ思いを分かち合える方々と出会えたことが何よりの喜びです。


43.モンゴメリ作品を読んでいて、あなたが「謎!」に思ったことはありますか?ある方は、それは何ですか?

 あったかもしれませんが、今は思い出せません。


44.モンゴメリに関連した、あなたの一番の思い出は何ですか?

 個人ウェブページや読書会でのみなさんとの語り合いです。


45.モンゴメリに関連した、あなたの一番の宝物は何ですか?

 思いっきり気取ってしまいますが、わたしの心の中に生きているモードです。


46.全作品の中で、最も心に残った言葉は誰の、なんという言葉ですか?

 『夢の家』でのジム船長の言葉はどれも皆、気持ちの中にすっと入り込んできます。(原書で読むとかなり訛っていて読みにくかった(^^;))
 だけど、今でも一番よく心に浮かぶのは、『赤毛のアン』の最後でアンが口にする「道の曲がり角」です。自分にとって転機だと思うとき、「道の曲がり角」という言葉がすっと出てきます。曲がり角の向こうにもきっとすばらしい世界がある、そう思うことで勇気と力がわいてきます。


47.モンゴメリ作品から何か影響を受けたことはありますか?ある方は是非教えてください。

 どんなにつらいことでも、それは自分にとって意味のあることだと考えること。物事の片面だけでなく、両面を見ること。諦めずに歩き続けることを教えられたような気がします。


48.基本に立ち返った質問。あなたはモンゴメリ作品のどういったところが好きですか?もしくは、なぜ、モンゴメリ作品が好きなのですか?

 物語としてのおもしろさを楽しむだけでなく、年を重ねていくにつれ、読み方が変わっていきます。いつ読んでもそのたびに新たな発見があり、今まで共感できなかった人にも共感できるようになる、そんな体験をさせてくれる、数少ない作家の一人としてモンゴメリを挙げたいと思います。

 諦めずに自分の道を歩いていく勇気と強さを与えてくれる、わたしにとっては心のふるさとのような場所だから、これからもずっと大事にしていきたいと思っています。


49.数々の素晴らしい作品を生んでくれたモンゴメリ女史に一言。
 
 アンに、エミリーに、パットに、リラに、みんなに会わせてくれてありがとう! 


50.最後に、モンゴメリ作品の魅力とはなんだと思いますか!?

 
繊細で緻密な描写とストーリー展開のおもしろさ、そして何より、読んだ後に元気を与えてくれるところ、それがわたしにとってモンゴメリ作品の最大の魅力です。  

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