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まずはカバーからジェネレーターだけを取り出し、配線をじっくり観察する。
XR650R(DK)のジェネレーター仕様は次のとおりである。
よく見てみるとそこそこ銅線は巻かれているが、まだ余裕がありそうである。
赤い耐熱チューブはIG系のコードであるため触らない。
配線を止めている金具を取り黒い耐熱チューブをスライドさせると、
左の写真のように配線の色が出てくる。
AC系の配線は、片方が本体にアースされていて、もう片方は白いコードに接続されている。
DC系はピンクと黄色のコードに接続されている。 |
巻き終ったコイルで捻って固定
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本体アース部 |
配線の仕方をしっかりと覚えておく |
DC系も銅線を巻いて固定している |
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銅線と各コードとの接続は写真のとおりで、接続金具を使っているので、ハンダを溶かして、銅線を引っこ抜く。
この時、抜けない場合は銅線側を切断する。
あくまで、IG系の配線(赤い耐熱チューブ)は切断しないように気を付ける。
また、本体にアースされている銅線も切断しておく。 |
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各銅線が切断出来れば、銅線はフリーとなるので取り出せる。
このとき、既存のエポキシで手を切ったりしてしまうので、軍手など手を守る物を填めて行った方が安全です。
さて、コイルを取り出す時に注意するのが、巻数の勘定である。
私の場合、は次のとおりである。
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極数 |
極当り巻数 |
総巻数 |
AC系: |
4極 |
76巻 |
304巻 |
DC系: |
6極 |
70巻 |
420巻 |
※人間のすることですから数え間違いがあるかも…(笑)
この数値はしっかり記録しておくこと!! |
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銅線を取っ払ってから左の写真のように、既存のエポキシがバリのようになって残るので、ヤスリで研磨作業しないといけない。
これを怠ると、巻き直し作業の時に綺麗に巻けなくなる可能性が出てくるので注意しよう!
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次の段階として、巻き作業になるのだがノーマルの銅線は0.8mmを使っていて、若干巻き加減に余裕があるので1.0mmの銅線で巻くことにした。
と同時に、以下のように極数を変えてみた。
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極数 |
極当り巻数 |
総巻数 |
AC系: |
6極 |
55巻 |
330巻 |
DC系: |
4極 |
60巻 |
240巻 |
思ったより手で巻くのは難しく手も痛くなってきます。軍手はあった方が良いと思いますね!!
さて、DC系の電圧不足になるかどうかやってみないとわからないが電流は大丈夫なはずで、
AC系はまず問題なく強化されたはずである!!
巻き直しが終われば、ノーマルと同じようにハンダで接続し、配線固定方法も出来るだけ同じにしていく。 |
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巻き直しが終わればエポキシで、固めて完成となる。
今回採用したエポキシは、『ジーナスGM-8300』というものを使った。
かなりの粘りけがあって、ジェネ強化の作業には向いてないかも知れないが、性能はピカイチである。
耐水・耐海水・耐油性はもちろんのこと、耐熱性は-40℃〜220℃まであるので安心である。
粘りがあるのでエポキシ効果後はバリが発生するので、ある程度のバリは削り落としてしまう。 |