■ 手動スイッチ電動ファン ■
XR650Rの冷却対策としては言わずと知れた電動ファンです。
ハッキリ言って、市販品は30,000円近くもして高すぎ!!
今回、このファンはジレラサトゥルノの電動ファンでハウジングは撤去してモーターとハネの部分を使うことにしました。
さてどうやってラジエーターに付けるか散々悩みました。
ある業者にこんなステーを作って欲しいと見積もりを出したところ…45,000円という馬鹿げた金額を提示されキャンセル(笑)
そして、ある日コーナンで何か良い物はないかと見ていたところ…ありました!!

それがこれです!
用意したのは写真のZ金物で、左2つは未加工でそのまま使え、一番右側は長めのやつで電装ファンを仮付して長さを測り切断のうえドリルで穴開け。
この金物は、種類がクロームメッキとこの写真の焼き付け塗装の2種類。
加工を考えると、メッキのものは買えませんでした。
さて、これをどのようにして使うかというと…。

こんな感じになります。
オフセットがちょうどいい感じで、数字で言うとこの金物だけで27mm程度ありました。
ラジエーターとの接近部のクリアランスで、4〜5mm程度出来ます。
こんな金物が簡単に手に入るんなら最初からこうしておけば良かったと思いました(笑)
そして、これをラジエーターに取り付けるためには、XR650Rの純正パーツを使うことにしました。

その純正パーツというのがこれです。
このパーツはラジエーターの下側にシュラウドを止めているクリップ型のナットです。
ラジエーターのファン取り付け用のステーの形状にピッタリとはいかないが許せる範囲なのでOK!
ボルトは適当に転がってるもので適度な長さのものを用意しました。
ちなみに←のパーツナンバーは、『18354-KS6-000』となります。

取付完了しました。
見事にフィットしています。
写真から見てもわかるのだが、モーターの回転方向への強度が弱いってのが気になるが、しっかりボルトで止めてやるとかなりしっかりします。
ま、トラブル防止と言う意味でボルトは緩み止め材を塗布してから締め付けました。
ファンの回転もスムーズで、ハウジングもなく軽い電動ファンが出来上がりました。
かかった金額って中古のファンとステーとモロモロの接続や配線・スイッチなどで5・6千円程度でかなり安く出来上がってしまいました(笑)
AX-1やディグリーやその他で、このタイプのファンならこの金具で取り付けることが出来ます。

タンクやシュラウドを元に戻してみると、電動ファンが結構目立ちません。
真横から見るとファンの姿すら見えないのです。
あと、エンジンやエキパイから来る熱の対策をすべきかどうか悩んでます。
バッテリーを積んでるお陰でエンジンを停止してもファンのスイッチを入れておくとしばらく回ってくれるので嬉しいですね!

ガレ場ありの林道走行をしてもガタはなく、問題ないようです。
ファンもスイッチにしっかり反応しON・OFFも問題ないです。