3、「新古車」って何ぞや?
皆さんは、車を購入される時に「中古車」と「新車」
どちらを買うべきか悩まれたことはありますか?
「中古車」を購入される方は頭から「中古車」、
新車を買われる方は頭から新車と決められていませんか?
ここでは、登録上は中古車なんですが、
実際は新車(みたい)な車−新古車について考えてみます。「絶対、新車じゃないとダメ」という人は、絶対、新車なんでしょう(笑)
でも、ちょっと待ってください。
「新古車」ってご存知です?
言葉ぐらいは聞かれたことがあるかもしれませんよね。
実は「新古車」というカテゴリーは実際には存在しません。
一般的にいわれている「新古車」というのは、どのような車なのか?それはズバリ!登録されただけで一度も使用されていない車です。
もちろん、車の移動などで発生する走行距離を除いてですが。
では、何故こんな車が発生するのか?
答えは簡単。不景気だから。です。販売ディーラーというのは1ヶ月あるいは一定期間内に
販売台数の目標のようなものがあります。
例えばH系のディーラーで月間の販売目標が100台だったとします。
ここでは、100台売ればメーカーから報奨金として
販売台数の販売価格の5%がもらえるとします。
だからその月の販売台数が90台だったりするとあと10台を
自社登録やセールスマンの名前で登録してしまって
メーカーに対して売れたように見せかけるのです。
一旦、登録された車はもちろん、新車としては販売できませんから、
登録済みの新車同様の「中古車」として流通するのです。
これが、世間一般でいわれている新古車の一番多い発生源です。
簡単に言えば100万円の新車価格の車が
100台売れると1億円の売上になりますよね。
でも実際は90台しか売れなかったら9000万円の売上ですよね。
そうなると5%の報奨金500万円がメーカーからもらえなくなっちぃます。
そこで残りの10台を登録して80万ほどで
我々のような販売店やオークションに流すのです。
我々のような中古車販売店も新車を売って3万の利益しかないのなら
新古車80万で仕入れて85万で売ると本体で5万の利益、
おまけに諸費用利益があるので儲かります。
これは売るほうも、買うほうも「新古車、バンザイ!」って感じです。
もう、軽自動車なんてほとんどの車種で新古車があります。
でも、注意して欲しいのは新車を購入する時は値引きがあるということです。
値引きが大きい車はこのような新古車を購入してもメリットはないでしょう。
また、他の発生源もあります。
上記のような新古車は、
ほとんどが軽自動車やH系ディーラーの小型車で
名義もディーラーの名義なっている場合が多いです。
ところがなぜか、「えっ?こんな車が?」という新古車もあります。
「なんで、こんな車が出たんやろ?」・・・・・・
考えられる最も多いパターンは、
1、キャンセル車 2、購入者がローンを組んで換金した 3、その他
あまり、気にされない方でしたら非常にお得です。