使徒的修道生活

 西方(教会)はまた、ここ数百年来、修道生活のその他の多様な表現を知っている。これらの生活において無数の人たちが、神の民へのさまざまな形態の使徒的奉仕を実行するために世を捨て、独特のカリスマに従って、そして共同生活の安定した形態において福音的勧告を公に宣立し、神にみずからを奉献した。こうして、正規律修修道会のさまざまな修族、托鉢修道会、律修聖職者会、そして一般に、使徒的宣教活動と、キリスト教的愛徳によって鼓舞された多くのさまざまな諸事業とに献身する男女の近代的修道会が生まれた。

このことは、修道会の男女の創設者たちに神がお与えになった多様な賜物を映し出す変化に富んだ輝かしい証言となっている。男女の創設者たちは、聖霊の働きにすなおに心を開き、時のしるしの解釈に成功し、新たな必要に賢明に応えたのであった。かれらの足跡に従って他の多くの人たちが、言葉と行いとによって、自分たちの生活のなかに福音を具体化しようし、優れた仕方で奉献されたお方であり、おん父によって遣わされたお方であるイエズスの生き生きとした現存を、かれら自身の時代に改めてもたらそうと努めた。奉献生活を営む男女の人たちは、いかなる時代においも、主キリストの似姿であり続けなければならず、祈りによってキリストとの深い心の交わりを育成しなければならない(cf. Phil 2:5-11)。こうしてかれらの全生活は、使徒的精神と、観想を伴うかれらの使徒的事業とによって貫かれることになろう。