刷新された霊的で使徒的な活力

 

55 交わりと協力のこれらの新しい体験は、さまざまな理由から奨励されるべきである。実際、それらの体験は、修道会の境界を越えて実り豊かな霊性を広めることができ、また修道会は、この霊性の普及によって、各会に典型的な奉仕を教会のなかに確実に継続することができるのである。もう一つの積極的な帰結は、奉献生活を営む人たちと一般信徒とが、会の使命のためにより熱心に協力することが容易にされることである。奉献生活を営む会員の聖性の模範に動かされて、男女の一般信徒たちは、福音的勧告の精神を直接に体験するであろう。こうしてかれらは、神のご計画に従って世界を変容するために、至福の精神に従って生活し、その証を立てるように励まされるであろう。

一般信徒の参加は、しばしばカリスマのいくつかの側面に、思いがけない豊かな洞察をもたらし、カリスマのいっそう霊的な解釈を可能にし、その解釈から、使徒職における新しい活動のための方針を引き出すのを助けてくれる。奉献生活を営む人たちは、どのような活動あるいは奉仕職に関わっていようとも、何よりも先ず霊的生活における熟練した指導者でなければならないということを思い起こしておくべきである。そしてこの点でかれらは、「もっとも貴重な賜物:霊」を陶冶すべきである。他方、一般信徒は、自分たちが「世俗のなかにいる」ことの測り知れない貢献と自分たちの独特な奉仕とを、修道家族に提供すべきである。