米国旅行2


 2.20(金)曇り時々雨




 6時30分起床。朝からかなり寒い。8時30分作井宅発。作井君にディズニーランド入口まで送ってもらう。作井君ちから30分ほど。9時10分ディズニーランドに入る。午後の待ち合わせ場所を決めてから、作井君はそのまま会社に向かう。ランドでは遊技施設にはあまり乗らず、ただ歩き回っていたような印象だが、思っていたより狭い感じ(新しいカリフォルニア・アドベンチャーパークを含めても)。初めて回転木馬に乗る。腰かけてみるとかなりの高さだ。ベルトを締めないと危ない。それから二階建てバス、鉄道馬車、ミニ鉄道に乗り、ランド内を一周する汽車には二回乗る。この汽車はランド内を巡るには便利だ。ともかく目の前にある乗り物に取りあえず乗っている感じで、まったくのお上りさん。子供たちが白雪姫と記念写真を撮るため長い列を作っている。僕も是非ご一緒させてもらいたかったけど、無理があるか。




 ディズニーランドは出入り自由。手の甲にスタンプを押してもらって、外でショッピングや食事ができる。そういうわけで外のレストランでチーズバーガーを食べる。とにかく大きい。それにポテトフライが山のように出る。とても食べ切れる量ではない。他の皆が何を注文したか記憶になし。後はキャラクターシャツなどのショッピング。




 ところで、ランド内の客をみると意外に黒人が少なく、ほとんど見かけることはなかった。それにしても肥満体の人の多いこと。特に女性に目立つ。体全体が横に広がっている感じ。食べ物のせいであろうと皆の見解は一致。若い人にもそうした体型が多いが、一方でお尻がツンと上がってスタイル抜群で、金髪をなびかせている美しい女性も多く、両極端だ。これは後日、日本に帰ってからのニュースだが、アメリカでは肥満がタバコに次いで死因の2位になり、その治療費に13兆円かかって国家予算を圧迫しているので政府が警告を発しているそうな。アナウンサーが「日本人も食事が洋風化しているので気をつけなくては」とコメントしていたが、食事の内容はともかく、量が違いすぎる。油断は大敵だが、肥満の質が違うように思う。


 途中小雨が降り出す。ディズニー・カリフォルニアは共通券だが、一度入るとディズニーランドへは戻れないとのこと。そこではグルっと歩き回ってジェットコースターや観覧車などを見るのみ。見るだけで十分。高所を一回転していたら気が狂ってしまうよ。ゲート近くにあるアムトラックを模したコーヒーショップに入る。その前でバンドが演奏している。1950〜60年代の懐かしい曲が聞こえる。園内で流れる曲はこうしたものが多い。思わずスイングしてしまう。時間が来たので作井君との待ち合わせ場所へ。なかなか現れないので石橋さんが公衆電話で携帯にかけに行くが、通じないとのこと。公衆電話には滞在中苦労した。機械によってかけ方が違うし、50¢があったり25¢があったりとマチマチ。やがて作井君現れ、ディズニーランドに取り残されなかったことに安堵する。結局、ディズニーでは並んで待つようなコーナーには入らなかった。いずれにしても、また来たいもの。今回はLAに来て翌日のことゆえまだ右往左往の気分で、足が地に着かないまま動き回った感じ。でも、そうした雑多性がディズニーの良い所かも知れないが。


 帰りに近所のスーパーに寄る。天気が悪かったとはいえ空気が乾燥しているためか、唇がカラカラになったのでリップクリームを探すが、10本セットのものしかない。皆で分けても余ったので、残りは福岡へのお土産になった。ここは倉庫型の大型店で、福岡県久山町(福岡市の隣り)のモール内にある店に似ていると思って店名を見ると「COSTCO」とある。やはり久山と同じである。当然こちらが本場。「コストコは福岡にもある」と言ったら、「英語でTは読まないからコスコ」と作井君。その後もこちらがコストコと言う度に作井君「コスコ!」。かなりシツコイ。まあ、ここはアメリカだからコスコにしよう。




 その後に家庭用品などを売っているBED BATH&BEYONDという店に寄る。陳列が分かりやすく綺麗だ。以前、作井君が送ってくれた台所用品が並んでいる。成程ここで購入したのだな。確かに日本では見られないグッズが多くて面白い。炊飯器も売っている。RICE COOKERとある。帰ってから「コスコ」で作井君が銘柄(産地)を厳選して大量に買った牛肉を食す。この夜の調理担当は石井さん。なかなかの美味。ワインの肴に最高。日本では米国産牛肉の問題で大騒ぎが、ここではどこ吹く風といった感じ。第一、米人から牛肉は除けまい。

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