Thanksgiving休暇


ラスベガスからの夕焼け


11月の最終土日を入れた第4木曜から4日間程は休日の少ない米国で待ちに待ったThanksgiving Dayの連休となる。この時は会社も休み、旅行に行ったり故郷へ帰って家族揃って七面鳥を食べたりと丁度日本のお盆のようなものだ。また、ハロウィーンから始まる、クリスマスへの第2幕としてアメリカ人は心ウキウキするのだろう。

亜弥がラスベガスへ行きたいと言っていたので、ラスベガスで2泊する事にした。

彼女の本当の目的はM&Mやコカコーラのブティックでの買い物も有ったのだろうが、ラスベガス手前にあるアウトレットでの買い物も大きかったのだろう。

所が、行った初日はThanksgivingの第4木曜に当たり、アメリカ中が休暇、当然アウトレットも完全の閉鎖に亜弥はがっくり。



クリスマス前、オーナメントの飾り


傘のような器具はストーブになっており、夜寒くなっても結構暖かい。日本では見たことがないが、こちらでは結構ポピュラーな室外ストーブ。冬場の野外テーブルでは快適。


M&Mチョコレートのブティック(クリスマス用のオーナメント)


パリスホテルのエッフェル塔


一日4回ほどTreasure Islandホテルでの無料ショーを見る観客、ショーは人気があり30分以上前から立ち席を取っていないといい場所は取れない。ただし、このホテルの宿泊客にはよい席が用意されている。その他、他のホテルではベラジオの噴水ショーなど無料のショーがある。


ホテルをバックに無料ショーの舞台。美女達と海賊のミュージカル。美女達の船と海賊船が戦い、火薬が炸裂したり最後には美女達の愛の力で海賊船が海の中に沈む。


翌日のホテルでテレビのニュースでびっくりした。この休暇でアメリカ人が買い物をする事でも有名、翌日の金曜日から商店が安売りを始める。テレビの映像は朝の6時のウォールマート、入り口には開店を待つ多くの人の列、目玉商品は朝の9時には殆ど売り切れるようだ。何しろ、50%引き、70%引きがこの時には当たり前。また、商店の休暇明けの一日の売り上げは240ビリオンドル、日本円で25兆円が個人消費で消える。国際的には景気の悪いアメリカでも内需でこれだけの現金が一日で動く、たしかに国内景気は良くなる。また、後日のニュースではその金曜日からの3日間の全米で消費は330ビリオンドル(34兆円)本当に驚く消費、これからクリスマスに向けてさらに一般消費は伸びる。日本の国家予算の半分位がこの3日間で消費される、これは不要な空港、道路、橋を造るどっかの国よりも、内需景気向上には効果があるだろう。

ちなみに、ラスベガスからの帰りアウトレットは土曜日でもあり営業していた。殆どの目玉は前日の金曜日に売り切れていたが、Poloの店で普段350ドルのジャケットが99ドルで残っていた、ラッキー僕もその330ビリオン消費の一役を担ったか(?)。亜弥も買い物ができ、満足。

ラスベガスで美味しい日本料理レストラン『Osaka』がある。どのホテルにも高級日本レストランがあるが、この『Osaka』は町の中心から少し離れた所にあり、一見本当に美味いのかと思うような店構え。しかし、これが実に美味しい。カルフォルニアのIrvineにもここまで日本の味にこだわるところは無いと思う。こんな砂漠の中で新鮮な魚にありつけるのにはびっくり・感激。以前、米人とは何度か行った事が有ったが、魚好きの亜弥のたっての希望もあり、再度訪問。確かに、日本の中でもかなり美味しい店に肩を並べられると思う。車で行ったので殆どの飲めずに残念、タクシーで行けば良かった。

電話番号702-876-4988


コカコーラブティックでの昔のコーラの宣伝絵はがき。







http://www.wlahc.org/jpz/hcjb_mail_mag

Happy Thanksgiving 感謝祭について
 
16世紀はじめ、ヨーロッパでは教会が最高の権威と力をもち、個人の信仰はその下におかれていました。そのことが口火となり、ドイツを中心に宗教改革の炎がひろがります。その結果、「最高権威は神から人間に与えられたメッセージ ?聖書 ? にあり」とする聖書信仰が確立されるのです。

17世紀になって、イギリスの聖書信仰に立つ教会グループが国家宗教の弾圧と迫害から逃れるためにアメリカ移住を決意。1620年8月、ピルグリム・ファーザーの名でしられる約百名の一団がメイフラワー号に乗り込んで理想郷アメリカをめざします。当時の大西洋横断の航海はまさに想像を絶するものでした。

66日間の航海を無事終えたメイフラワー号は、11月9日無事アメリカ東海岸のニューイングランド州プリマスに上陸。早速新天地での生活がはじまります。しかし、長い航海の疲れのまま、すぐに迎えた冬は入植者たちには過酷で、一ヶ月目に6人、次の月には8人と死亡するものが続出し、春を待たずに死んだ者の数は、ついに祖国をあとにした約半数にあたる47人にのぼったのです。

寒さもやっとやわらぎ始めたころ、入植地に裸の上半身に腰布だけをまとった背の高い先住民が姿を現しました。開口一番、見事な英語で「Welcome」といいながら歓迎のしるしに両手をさしだしたのです。一同は驚きました。話をきくと、その地方に住むAlgonquin族のひとりで名前はSamoset。沖合いにきたイギリス漁船の船長から英語を習ったということでした。そのあと、Wampanoag族のMassasoit酋長も植民地をおとずれ、先住民と入植者がお互いに生活をかき乱されることがないようにと両者の合意で「メイフラワー契約」が結ばれます。

4月はトウモロコシの植え付け期。先住民Squantが入植地で種まきを教え、茎がのびると、その間にカボチャを栽培させ、そのほかにも、鹿狩り、いちご摘み、ビーバーの毛皮のなめし方法などを手ほどきします。ヨーロッパ人が先住民から教えられたアメリカ大陸原産の農作物は、このほかにタバコ、じゃがいも、ピ−ナッツ、ココア、やまいも、いんげん、タピオカ、メロンなど数多くあります。今ではアメリカは世界最大の農産物輸出国になっていますが、その農産物の7分の4は先住民から教えられたものです。

 夏が過ぎ、収穫の秋がやってきました。入植者たちの心には、この一年をふりかえって未知の国で無事に過ごせたことへの感謝、また豊かな大地からの恵みに対して、創造主である神への「感謝」の気持ちがわきあがってきます。と同時に自分たち入植者をこころよく迎え入れて、親身になって助けてくれた先住民に対する「お礼」の気持ちも強くなってきたのです。そこで、行政責任者であるWilliam Bradfordは休日を定め、Massasoit酋長を招いてささやかな集いを行うことにしました。ところが、予定日の一日前なのに早々と酋長は一族郎党総勢90人をひき連れてあらわれたのです。

これには清教徒たちはとまどってしまいます。ご馳走を振舞うには、苦労して貯めた自分たちの穀物倉庫を空にしなくてはならない。といって約束は果たさなければ。その悩みを知ってか知らずか、酋長は彼らの前で自分たちが持参した品物をひろげます。そこには、鹿5頭、七面鳥12羽、トウモロコシ・パン、トウモロコシ・プディング、そしてポップコーンまであるではありませんか。
これぞ、まさに「持ち寄り会食」の第一号! このとき丸3日つづいた民族、言語、習俗をこえたインターナショナル・ディナーが、世界ではじめの感謝祭となりました。 そして、その慣習が今もひきつがれて、各国で祝われるようになっていったのです。

清教徒たちが持参した聖書は「感謝」のことばであふれています。信仰も「感謝」が原動力です。しかし、その感謝を忘れがちなの が人間です。人生をはじめるにあたり、私たちは尊いいのちを授かって歩きはじめました。自分で自分のおむつを取り替えた人はいません。育ててくれた親への感謝、困った時に助けてくれ、病んだ時に祈ってくれた友への感謝、数多くの好意を寄せてくれた人々への感謝を忘れてはなりません。そして、何よりも人間を愛してくださっている神さまの前に謙虚に立ち止まって、すべてが神の創造の御業になるものであることを、静かに思い起こそうではありませんか。

“全地よ。主に向かって喜びの声をあげよ。喜び歌いつつ御前に来たれ。知れ。主こそ神。主が、私たちを造られた。私たちは主のもの、主の民、その牧の羊である。感謝しつつ、主の門に、賛美しつつ、その大庭に、はいれ。主に感謝し、御名をほめたたえよ。主はいつくしみ深く その恵みはとこしえまで、 その真実は代々に至る”



http://www.iloveidaho.com/blog/shinya/archives/000516.html

今日はアメリカで最もビックな祝日の一つであるThanksgiving Day(サンクスギビングデイ)です。

Thanksgivingは日本語では感謝祭といわれていおり、文字通り家族やら友達やらに感謝の気持ちを捧げるというのが目的の祝日。毎年11月の第4木曜日がThanksgiving Dayとなっています。

この日は多くのお店は閉店か、早い時間にお店を閉めてしまうため、街はひっそりと静まり返ります。マクドナルドやケンタッキーフライドチキンなどのファーストフード店もやっていません。多くの人はそうやって仕事を休んで、家族と一緒に時間を過ごすのが恒例となっているようです。大学の学生達も、多くの人が家族の元へ里帰りします。

ちなみに、Thanksgiving Dayの起源ですが、17世紀にまでさかのぼります。当時、信教の自由を求めていた正教徒達が、メイフラワー号に乗って、海を渡ってアメリカ大陸に上陸してきました。彼らが上陸したのはマサチューセッツ州のプリマス。しかし、彼らが上陸した年の冬は非常に厳しいもので、清教徒達は寒さと飢えに苦しみ、多くの人が命を落としました。そんな中、アメリカの先住民であるネイディブアメリカン(インディアン)達が、彼らを助けたのだそうです。

ネイティブ・アメリカン達は清教徒達に猟りや農耕のやり方を教え、そのおかげで清教徒達は多くの食料を得る事ができました。その収穫を祝い、神様に感謝を捧げようと彼らは会食を開き、ネイティブ・アメリカン達も招きました。そしてネイティブ・アメリカン達はその会食に七面鳥やかぼちゃを持って来ました。そのため、現在でも七面鳥やかぼちゃがを家族や親しい友人と食べることが、サンクスギビングの日の定番になったそうなんです。

さてさて、そんなわけで、多くのアメリカの家庭では、多くの食卓に大きなターキーが乗っかって、お腹いっぱいになるまでディナーを楽しむことになってます。そのため、スーパーなどでは、特別なコーナーが設置されて、大きなターキーが売られています。写真はBoulderのWhole Foodsに並んでいたターキーです。もう丸ごとで売られているんですよね。大きいです。まさにアメリカンサイズ。

そうして、もう一つ忘れてならないのが、大セールです。サンクスギビングの次の日は、感謝の気持ちをこめてなのか、多くのお店で大セールが行われます。例えば大手チェーンのWalMartやTargetなどは早朝からお店を開いて、出血大セールを行うのです。安くてお買い得な品物を買うためにはすぐに売り切れてしまうため、この日ばかりはたくさんの人は早起きしてお店にかけこみます。

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