水害 



新年早々、1月4日会社に出かけるとき一階のトイレから洗濯機の水が溢れた。2畳ほどのトイレは白い洗剤の泡の水で溢れ、スリッパが浮いていた。トイレからの水漏れはこれでアメリカに来て2回目、以前の家では2階で問題が起こったので、水は階下の台所まで洩れて大騒ぎだったが、今回はトイレからの水が居間の絨毯まで浸水した。


家中のトイレ、手洗い、台所、水回りが使用不能となった。

早速、大家に連絡を取ったが連絡が付かない。大家のお抱えの何でも修理屋さんに電話にすると、前日に手を怪我して仕事が出来ないとのこと。やっと、大家が修理屋の電話番号を教えてくれ、連絡を取ると翌日来ると言う。大問題だから、今日来て欲しいと無理に頼み込んだ。


午後3時頃、やっと来てくれた。いろいろと調べてくれたが『手に負えない』と帰った。さらに大家に電話、やっと大きな工事業者、日本で言えば『クラシアン』のような会社に連絡を取って貰った。大家が言うには6時頃来る、来てくれたのは夜の8時をまわる頃。それまで、家族はトイレに行くのに車で近くのスーパーまで、僕は庭先で・・・。


やっと来た業者に事故の説明をすると、便器を取り外して胃カメラのもの凄い大きいような内視鏡をトイレから入れて調査、壊れている配管を見せてくれた。どうも家から外に出てゆく配水管が途中でずれて詰まっているとのこと。応急処置をしてくれ、翌日に穴を掘ってずれた配水管を直すとのこと。直るまでは、洗濯、シャワーは使わないようにとアドバイス。


翌日、朝10時頃来た。2〜3時間で終わると言って車庫の横の郵便ポストのあたりに穴を掘る工事をはじめたが、工事が終わったのは夜の8時過ぎだった。


穴を掘ってから、ポストを埋め直した。ポストの高さがだいぶ低くなってしまった。


さらに来たのが、絨毯業者。絨毯の清掃と絨毯の下に入れるクッションを交換。乾燥の為のファンをセットして、『絶対にファンは止めないで』と言ってその日は帰った。居間にファンを置かれたので、テレビが聞き難いぐらいにうるさい。翌7日、土曜日乾燥した頃を見計らって最後の修繕がおわった。結局、事故から直るまで丸4日間。アメリカの家の水回りは弱い。


ファンから絨毯の下に風を送って乾燥


ファンの風で絨毯が盛り上がっている、翌朝には乾燥完了



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