初出社


本日より初出社、ホテルを引き払いいざ事務所へと…

事前に服装の事で確認を取っていたのだが、ここはカルフォルニアだからネクタイは不要とのこと。流石にと思ったが、『郷にいれば郷に従う』と有るようにノーネクタイで出社した。日本の様に、全員が集まっての紹介もなく、事務所で出会った人と笑顔で宜しくとの挨拶、アメリカ人は愛想がいい。

米国での仕事をスタートする前に済ませなくてはならない事柄が多い。まずは、ソーシャルセキュリティー番号の申請、銀行口座の開設、車を購入するまでのレンタカー確保。

平岡君がソーシャルセキュリティー事務所に連れて行ってくれた。



モールの一角に有るこの事務所はなかなか見つからなかった。


米国ではこの番号がなければ働くこともできず、運転免許書も貰うことが出来ない。その他、不便なことが多い。従って、この事務所は本来の米国人以外と年金を貰う人たちで込んでいた。待つこと一時間、申請を終えていつ発行されるか聞いたところ1ヶ月後との事だった。9月11日のテロ以降に随分と厳しくなったようだ。

次は銀行口座開設。日本の銀行とは全く異なる事務所、人も少なく雰囲気がゆったりとしている。口座開設にチェッキングアカウントかセイビングアカウントかと聞かれた。平岡君無しではその違いもわからなかっただろう。彼も最初はわからなくて苦労したとの事、日本にはその習慣がないことだろう。セービングアカウントは残高に応じて金利が付き、チェッキングも出来る口座。チェッキングアカウントは残高に応じて、個人で小切手を発行出来る口座。米国では銀行自動引き落としなる習慣が殆ど無いため、支払いは個人が自分で小切手帳に金額を記入して発行、支払いをするシステム。支払いと入金を見落とさずに残高管理をして、小切手を発行しないと個人破産してしまう。小切手の発行は新聞、テレビ受信料、電気、ガス、水道、家賃等々、殆ど全ての支払いが当てられる。これから単身赴任者は大変だ、ほかの駐在員は奥さんが管理しているのだ…

午後は日本食屋でラーメン(チップ含めて11ドル位)、味はまあまあ。日本食ブームなのか込んでいる、東洋系の人たちも居たがこの店には日本人は少ないようだ。


寿司一番(オーナーが日本人から韓国系に最近変わったとのこと)


午後より、車を小一時間程練習(教習)して貰ってから近くの空港(オレンジカウンティー空港)まで車を借りに行った。右側通行と左側の違いをわかっているつもりだが、慌てるとウインカーの変わりにワイパーを回してしまう。まだまだ慣れるには時間が必要だ、その前に道を覚えないと…

今回は免許証が無いので、国際免許と日本の免許で貸して貰っている。車を購入する間の2週間位の間、この車を使うこととなる。


オレンジカウンティー空港のレンタカー事務所


レンタカー


今日からは、長期滞在者用のキッチン付きのモーテル風の宿泊施設への滞在となる。帰りにスーパーに寄って貰い、適当な食材を購入した。パン、ハム、牛乳、ジュース、タマネギ、キャベツ、ソーセイジ、卵、ビール、等々。注意を受けたのは、アメリカの卵は決して生では食さないこと。サルモネラ菌(?)などが有るため、生でOKなのは日本食材専門店(『みつわ』、もとのヤオハン)で売っていたものだけだとのこと。また、こちらのスーパーは基本的には24時間営業。タバコを一番安く買えるのは、スーパーでなくガソリンスタンド。それでも一箱3ドル95セントらしい。


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