演歌 in USA


i-Pad mini


数年前から世界中でi-Padが人気だ、i-PadとはApple Computer社製の次世代Walkmanの様なもので僕が購入したのは4Gタイプ$199。実は、前々から欲しかったもので、CDならば50枚位がこの中に入ってしまう。アメリカで日本の音楽を聴くのがささやかな希望でもあった。しかし、i-PadはMacの新しいOSとWinにのみに対応、僕のパソコンは古いので使えなかった。2月の新しいMacを購入で何とか実現となった。

Apple社の宣伝をするわけではないが、SONYがこの分野で完全に負けている理由がわかった。今までのテープやCDのWalkmanに比べ、これは本当に便利で使いやすい、家ではパソコンにスピーカを繋げればCDをいちいち入れることもなく簡単に音楽が聴ける。ステレオコンポを購入する事もなく単にパソコンとスピーカさえ有ればよいのだ。


左の小さな箱が今度買ったMini-Mac、キーボードとマウスは配線の要らないワイヤレスタイプ。モニターの両側に有るのがパソコン用のスピーカ。モニターの画面には曲名、アーティスト名、アルバム名が出てくる。何万曲入っていても簡単に好きな曲を選択し再生できる。


出張先のホテルにても、Windowsパソコンで音楽が聴ける。メイルなどの仕事をしながら演歌、歌謡曲が聴けるのでとても重宝している。


これはカーアクセサリー、シガーライターの電源にi-Padを接続してカーラジオのFM放送に送信する。CDプレーヤの装備されていない僕の車でも好きな音楽を聞くことができる。アメリカでのラジオ放送に多少閉口していた僕には救いの神。


アメリカでのi-Padの使い方は、インターネットで欲しい曲を選択して一曲99セントで購入するのが一般的。或いは、自分の持っているCDをコピーする。インターネットからの購入は米国居住者のみで、またApple社の販売商品には日本の音楽はない。


CDからのコピーは簡単でCDを入れて、ソフトウエアのボタンを押すだけで、インターネットからそのCDの曲名、アーティスト名、アルバム名を自動的に読み込み音楽データを瞬時に作ってくれる。


日本の曲(70年代、80年代)の僕にとって懐かしい音楽を日本に行った時に『Tsutaya』で借りてコピーをしてきた。


アメリカにはレンタルビデオは有るが、レンタルCDショップは無い。この点、日本にはレンタルCDショップが有るので、i-Padを利用するには米国よりユーザーにとっては有利だと思う。


家で演歌や70年代、80年代の我が青春時代の音楽を聴いていると古くさいと煙たがられてはいる、特に演歌が・・・。


ほぼ1日掛かる東部への出張も飛行機の中で演歌などを聴いているとアメリカに居る事を忘れてしまう、やはり日本の音楽はよい。

ニュージャージからの帰り、ロサンゼルス空港の駐車場で料金を払うとき、丁度演歌、ぴんからトリオの『女のみち』、黒人の係員が

I like this song.

と言ったので。

Oh you do, thank you.


話は全く変わるが、米国内の出張で感じる事がある。アメリカ人は一泊の出張でも荷物を沢山持って行く事だ。彼らは飛行場までは自家用車、到着時にもレンタカーを借りる、荷物は苦にならない。日本での新幹線出張では多量な荷物は持って行けない。

したがって、殆どのアメリカ人の飛行機での服装は完全なカジュアル、ネクタイなどは殆ど締めていない。その荷物の中には着替え、スーツ、靴など沢山持って行く。

また、面白いことに東部から戻ってくる時、シカゴでカルフォルニア便へ乗り換えると、その便は殆どがカルフォルニア居住者、彼らの褐色の肌の色には改めて驚く、東部の白人とは明らかに異なる。やはり、日射しが強い中にいるので他の地域の米人とは肌の色が違う。


出張ついでの事だが、5月25日に久し振りにニューヨークのマンハッタンに宿泊した。カルフォルニアは真夏の日射し、マンハッタンは寒くてコートが必要、広い国だ。さらにカルフォルニアの田舎と違って、町には活気があり東京のようだ。赴任者からマンハッタンでのお勧めの寿司屋と焼鳥屋を紹介してもらった。両方の店ともお客は殆どが日本人、彼らの服装は完全なる東京ファッション、東京の居酒屋にいるような若い女性同士のグループ、味、店の内装、店員の対応も日本のそれと同じ。まるで本当に東京に居るように錯覚する、違う点と言えば灰皿がない事ぐらい。一方、カルフォルニアの日本レストランでは、米人の比率も多く、客の日本人の服装もカルフォルニアスタイル。当然に出てくる料理の味もカルフォルニアスタイル。店員も、日本語が通じなかったりと米国である事を認識する。


当然、ニューヨークにもローカルが多く来る日本レストランも有るのだろう。一方、ニューヨークには多くの日本人おり完全な日本コミュニティーを作ることが可能なのだと思う。また、カルフォルニアと違って電車、地下鉄などで通勤していることがこの様な環境を作るのだろう。


従って、日本人に取ってマンハッタンで生活する事は、この様な日本コミュニティーが充実しているのである意味楽しく過ごせるのかも知れない。

東部に行って感じることに表現は悪いがカルフォルニアに比べて”デブ”が少ない。やはり、一年中暖かいカルフォルニアでは季節に対する緊張感が少なく、大らかになって余計食べ過ぎてしまうのだろう。

飛行機に乗っての最初の関心事は『隣りに誰が座るのか!』、真ん中の席でデブに挟まれて散々だったことが何度か有った。僕でも狭いと思う席、彼らに取っては拷問だろう。




●寿司

『寿司田』SUSHIDEN NY

Madison Ave. 19E 49th St.

Tel 212-758-2700

●焼き鳥

YAKITORI TOTTO

251 West 55th Street

Tel 212-245-4555


戻る