Irvine High School


Ivine high schoolの構内




今の住所では亜弥が行く高校はIrvine High Schoolとなる。7月の20日頃、学校に入学手続きを学校に聞きに行った。受付のMs.ヒッチコックさんは忙しそうで、あまり構ってくれない。8月2日〜13日までの別な学校で手続きのEnrollmentが有るので行くようにと。結局、詳しく教えてもらえなかったので、Enrollmentが行う学校に行った。そこで、日本の高校の成績証明書と予防注射の履歴が必要だと言われ、アメリカに来る前の急遽用意だった。

高校入学のための必要書類はその他はその学区内に住んでいる証明。日本のように住民票登録の無いアメリカでは運転免許証(住所表記)あるいは、ガス・電気・水道の請求書が必要なのだ。僕の免許証は昔の住所のままなので、ガス・電気の請求書を用意。



午前中会社を休み、8月10日の朝8時入学手続にその会場へ向かった。まず、入り口で列んでいたところ予防注射の履歴をチェックされ、その日は手続きできず。明日までに、指定場所で予防注射を受けてくるように言われ、隣の市にあるオレンジ郡の施設(日本で言う保健所相当の場所)に行き予防注射を打って貰った。Immunizationと書いてある待合室には多くの人がいた、待つこと2時間以上。やっと呼ばれて入ると注射器が4本並べてある。これだけが日本とアメリカのシステムの違いで学校に行くには足りないのだ。亜弥に右腕に2本、ブツ・ブツ、左腕に2本、ブツ・ブツと本当にあっと言う間に注射完了。日本だったら国の指導で一日は一本しか打てないはずなのだが・・・



日本でお医者さんに母子手帳と赴任前予防注射の内容を証明して貰った書類(これを見て、ポリオが1回足りないなどと言われた、アメリカはポリオが3回必要)



アメリカには州政府発行の予防注射記録がある。今回保健所で日本の履歴と当日注射した内容を書き留めて貰った。この履歴が有れば引っ越しして転校の際も一覧してどの注射をしているかわかるので確実である。日本の場合は赤子の記録は母子手帳に記入されるが、学童になった頃の記録はない。アメリカの予防注射記録の方が一貫して合理的。中国系の子供の手続きを横目で見たら、台湾だか、中国だか彼らの国は定かでは無かったが、彼の母国にはアメリカ式の注射歴の記録がありそそれの提示してOKだった。この点では日本の制度の方が全く遅れているように感じた。

翌日、貰った注射歴と色々な書類を記入して入学手続きは終わった。所が、亜弥は英語圏から来た生徒ではないので、Englighの試験を追加にさせられた。この試験結果によっては、学校籍はIrvine High Schoolでも別な所にあるESLへ通わなくてはならない。これは英語の不得意な生徒が集まっている学校へ行くことだと。

試験の後、親も呼ばれると『まあまあでしたね!』と、Irvien High Schoolに8月17日に連絡してカウンセラーと相談するように言われた。しかし、書類を見ると亜弥の学年が高校4年(日本の高校3年)とされていた。彼女の生年月日からはアメリカでは最終学年なのだ。これでは一年飛び越しになる、何とか説明をして日本の高校2年相当に書き換えて貰った。(日本は6−3−3制、アメリカは6−2−4制)

本日(結局、保健所を含めての2日間)の入学手続きがひとまず終わったかのように思っていたのだが。

8月17日に指定の電話番号に電話をすると『Langage minorityの試験が8月25日にあるので来るように、事前にIrvine High Schoolへ寄って書類を貰うこと』。英語の試験は入学手続きで受けたと休日出勤をしていた校長先生に話したのだが、『試験は受けた方が良いですよと・・・』



車で10分程の小学校の一部にあるLanguage Minorityの施設



欧州系、中国系などの子供達が試験を受けるために集まっていた。


試験を受けた、亜弥に聞くとこの前に受けた英語の試験と全く同じ内容だった。また、その評価も同じように言われたらしい。貰った結果を持ち、再度Irvine High Schoolへ向かった。


入り口にある、日本で言えば学校の事務室・校長室を兼ねている場所


事務室へ行き、今朝もLanguage Minorityへ行くための書類を貰った。再度Irvine High Schoolの例の受付のMs.ヒッチコックさん。今朝は機嫌が良かったのに、昼休みギリギリで待つこと30分、混んでいるせい彼女はなにかプリプリしている。午前中の試験結果の書類を渡すと、『あれ!同じ試験2度受けたの?』こちらは、今朝も、この前からも何度も言っていたハズなんだけど・・・

その後、亜弥はカウンセラーの先生を紹介され、9月9日から始まる新学期の時間割などを作って貰った。

これで、やっと終わり・・・

と思っていたが、まだ終わりでは無かった。

Registration(学年登録)が各学年毎に指定されていたのだ、この日その説明は全くなかった。アメリカでは全てこちらから聞かないと相手は知っているものだと、あまり説明してはくれない。当然『教えて?』と聞けば教えてくれるけど。今まで、会社でも何度も同じ経験した。高校では毎年新学期には登録をするのがアメリカの常識、相手は周知の事と思っている。

結局、高校3年生(Junior)の登録日には遅れ、高校1年生(Freshman)の登録日に行くことになった。

沢山の書類を事前に書かされて、親の同意のサインなどを書いて準備していた。

みだらな服装はさせない、酒・タバコ・ドラッグは認めない、等々の校則に対しての書類や寄付金、PTA等

(公立高校は義務教育なので授業料は不要。学校の運営は地域の住民の税金で運営されている。また、学校のレベルが良いとその地域の地所は上がり、住民の不動産資産は確保され。また、学校が荒廃すると途端に不動産価値は下がり一定所得の住民は他の土地へ移り、低所得者が移り住んでくる。→治安の悪化の悪循環。従って、地域に対しての学校と教育委員会であるschool districtの役割と責任は大きいのだ。)



当日は登録に親を含めて会場は混んでいた。




色々な教室に各コーナ(Station)があり、歩いてまわってそれぞれの書類を登録するのだ。それで、Walk in Registrationと書いてあったのだ。


学生証(ID)の写真撮影のコーナ


各コーナをまわって登録


やっと学生証も作って貰い。その日のWalk in Registrationはやっと終了した。

写真の出来具合に亜弥はやや不満。



後は、9月9日からの新学期となる。亜弥は不安そう・・・、『何とかなるよ、大丈夫』と励ました。




入り口の電光掲示板に登録日、始業式などの連絡が書いてある。

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