独立記念日-花火大会


翌日の7月5日の新聞の一面、記事は隣町の花火大会


国民の休日、ゴールデンWeek、お盆、正月休みなど沢山の連休のある日本と比べて本当に休みの少ないアメリカで3日の連休となるのは、クリスマス休暇、Thanksgivines dayとこの独立記念日だけ。皆、この連休を待ち遠しく楽しみにしている。


7月4日の独立記念日当日は各地で花火大会が催される。Irvine市では市警察主催の花火大会が亜弥の通っているIrvine High Schoolのフットボール場で開催。当然、Irvine市の企業、商店がスポンサー。僕の会社もスポンサーをしてた関係から、会社から入場チケットを貰っていた。


80ページも有る立派なパンフレット、表紙には主催の市警察の紋章とスポンサー企業のロゴ。内容はスケジュール、Irvine市警察幹部の挨拶(大体、日本のこの様な案内と同じ)。記事の殆どはスポンサー、寄付企業の広告。しかし、さすが警察のパンフレット防犯に対する対策記事なども忘れずに書かれている。


Irvine Police Association Presidentのメッセージ

Dear Irvine Community:

Irvine市民の皆様へ

On behalf of all the men and women of the Irvine Police Association, I would like to welcome each and every one of you to this year's annual July 4th Concert on the Green and Fireworks Festival.

Irvine Police Associationの全ての警察関係者を代表して、皆様のJuly 4th Concert on the Green and Fireworks Festivalへおいで頂いたこと歓迎しております。(all the men and women of the Irvine Police Associationの表現は面白いと思った、警察官は男性だけではないのだ)

As we celebrate this patriotic holiday, the Irvine Police Association, which represents officers, senior officers, and sergeants would like you to know that they truly appreciate and value your support and work very hard to maiintain the quality of life and public saftey standards this City has come to enjoy.

この建国的な休日をお祝いするにあたり、全ての警察関係者を代表するthe Irvine Police Associationとしては日頃の市民の皆様の支援と公共安全と生活レベルの向上に努めておれれるたゆまぬ努力に真に感謝しております事をご承知おき願います。

A highlight of this year is the FBI statistics placing the City of Irvine as the "Safest City in the Nation" This rating, bestowed upon our residential and business communities, would not have come to pass if not for the positive partnerships built by the police and community at large.

本年度の注目的な事実にIrvine市がFBIの犯罪統計から全米1の安全な都市となったことです。この格付けは市民の皆様、企業の皆様のおかげであり、警察と皆様の協力無しには決して成しえなかったことであります。

By being the "Safest City in the Nation," a message is being sent that if a city makes public safety a high priority, while creating strong community relationships, the result will be a city where people can safely live, work, and raise a family.

全米1安全な都市であることはすなわち、地域住民、企業の連携を強化して公共の安全を第一優先とすることが住民の平和、安全な職場、家族の安全をもたらすものであります。

The July 4th Concert on the Green Fireworks Festival is one of the ways the Irvine Police Association is able to say, "Thank You Irvine," for your support and for making us feel proud to be Irvine police officers!

7月4日のGreen Fireworks Festival はIrvine Police AssociationとしてIrvine市ならびに住民の皆さんに対する常日頃からのご支援と我々Irvine市警察警察官として誇りを持たせていただくことに対しての感謝の印の1つでございます。

I would like to sincerely thank our business community partners for their continued support and generous contributions, for without their unwavering commitments each and every year, this event would not be possible.

Irvineに於ける企業関連の皆様に厚く感謝をすると同時に、皆様のいつもながらの多大なるご支援ならびにご寄付無しには今回のイベントは可能ではなかったことをご報告申し上げます。

Sincerely

Mario A Casas

President



Irvine Police DepartmentのCheif of Policeの挨拶。おそらく、Irvine市警察の最高責任者なのだろう。Irvine Police DepartmentとIrvine Police Associationの明確な差が不勉強な為わからないが、Irvine Police AssociationはIrvine市警察の上部組織と思う。また、それOrange郡の軍警察の中に入るのだろう。


オレンジ郡警察からの今回のイベントへのサポート文


イベントプログラム

3:00 PM ***********************開門

ゲーム、クジなどの遊び

5:00 PM***********************生バンド演奏1

7:30 PM***********************生バンド演奏2

8:40 PM***********************市関係者、市警察の挨拶

9:00 PM***********************花火



一度、早めに会場に3時過ぎに出かけて見た。高校のフットボール場にはパトロールカーを含めて警察関係の車両が多く。会場の設置作業、整理、入場券の販売なども警察官がとりおこなっている。日本のお祭りと同じように、出店が食べ物、飲み物を販売。さすがに、たこ焼き、焼きそばは無いが。また、Irvine市警察の出店もあり、Tシャツ、帽子なども販売。

日中は日射しも強く、かなり暑い。夜になるまで一時退散することにした。


日も落ちる頃、花火目当ての観客が集まってくる。会場の隣の広い公園では入場券を払わずに見る人たちも多く集まり、バーベキューを焼きながらグループで宴会をしている。ただし、日本と違うところは公共の場での飲酒は厳禁なのです。日本人からすると少し寂しく感じる所ですが・・・。



市長の挨拶、警察幹部の挨拶。警察官の礼服(よくアメリカ映画で殉職をした同僚などを送るときに着る)による警察旗の行進。

市長の挨拶、警察幹部の挨拶ともにIrvine市が全米1となったことの誇りと住民への感謝。アメリカの基本理念である、人種、性別、年齢などによらない自由と平等(Fair)の精神の確認と強調。米国が今あるのは独立を勝ち取ったときの基本理念により、今後も大切にしなくてはならないことなど・・・続いた。

独立してから、ほんの230年の現在でアメリカはここまで成長した事には本当に感心する。アメリカの独立してからの歴史は江戸時代よりも短い。多くの人種が混ざり合って新しい国家・文化を築いた事にこの成長があるのだろう。一方では、色々と自分勝手でお節介な國ではあるが、大したものだと思う。


いよいよ、挨拶も終わり花火のスタート。当然の事ながら、ライブバンド歌手による全員起立で国家斉唱。

確かに、日本の素晴らしい大輪の花火から比べたら、小粒で技も大したことのない花火ではあるがその連続打ち上げなどやはり素晴らしかった。音楽とアメリカ建国者達の名前と彼らの行いのナレーション。亜弥は高校でアメリカ史を取っているのでわかる名前が出てきたと言っていたが、こちらは知っている名前は少ない。たった230年の歴史しか無いアメリカでは、それを語りはじめると、すぐに詳細な人物・事件の列挙とならざるを得ないのだ。





この日は、夜はとても寒くウインドブレーカーを着てはいたが最後は凍えるほどの寒さとなった。

アメリカに来て、2年目に初めてこの様な行事に参加できた。


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