歯医者




昨年の10月に歯が痛くなり、通いはじめたのだが。それぞれの専門医の治療をしてやっと3軒目で歯を抜いて貰った。最後の医者はインプラントの専門で、ブリッジにはしない方が良いとの考え。当然、主治医とも電話で相談して決めたそうだ。アメリカでは歯をとても大事にする、従って治療費は高いがよく考えて治療は丁寧だ。

そう言えば、テレビの宣伝で入れ歯の接着剤の宣伝は見たことがない。歯を大切にしているのと、医者のレベルが高いので入れ歯の人は少ないのだろうか?

今回、僕の歯が悪くなったのも一つには日本での神経治療が不完全だったことも言える。今までにレントゲンを取って貰って説明を受けると、不完全な神経治療の後が多く、この歯もそのうち危ないよと言われた歯が何本かあった。今はその反対側の歯が冷たいものを食べると痛い、調べて貰うと、昨年日本で直したブリッジが不完全で神経がおかしくなっている。神経治療をしてブリッジをやり直さなくてはならない。しかし、今の場所を直してからでないと食事が出来なくなるので、今まだそのままの状態になっている。

日本だったら、その日の内に歯を抜かれていただろうが。やっと歯を抜いたのは1月13日、最初に行った日から3ヶ月半が経つ。また、今まで掛かった費用は5千ドル以上を超えている。保険でたいがいは出ると思うけど、これからのインプラントは保険がきかない。

アメリカの医院(この地域しか知らないことだが)はまさにオフィスである。外に××医院、○○歯科、△△外科などとの看板は無い。それぞれが歯科、医者が何軒も入っているビルの中にある。また、待合室には消毒薬の臭い、○○医師会の文書、など精神的な苦痛を与えるようなものはなく。カーペットと落ち着く絵画などで患者には精神的な安堵感を感じさせくれている。また、医者が患者に対して丁寧、親切、疑問が有れば何でも相談に乗ってくれ、日本の医院・医者と比べるとこちらは遙かに民度が高い。まさに日本の医院は遅れており、民度的に低く何か野戦病院の様な感がある。

今回歯を抜くにあたり、丁寧に麻酔の注射。当然麻酔注射の前に麻酔注射が痛くないような予備麻酔。また、患者がリラックスをするように好みの曲の入ったウィークマンを貸してくれる。また、驚いたのは歯を抜いたところを10針も縫ってくれた。日本では親不知を抜いたときでも縫ってはくれなかったが。また、抜いた日から48時間の注意事項の書いた紙をくれ、24時間は熱い食べ物禁止、ナッツ禁止、などなど。24時間後の食べ物のアドバイスなど丁寧。タバコは24時間は吸ってはいけないと言われた。

後で看護婦さんが内緒でガーゼをくれた、吸いたくなったらガーゼを抜いたところに当てて・・・(If you want to be a bad boy・・・と言いながら説明してくれた)

また、その紙にはDrの電話番号と担当看護婦さんの電話番号を書いてくれて後でおかしくなったら何時でも電話をするようにと・・・

以前の神経治療をしたときもDRが夜に家に電話をくれたことがあった。

このビルの中に何軒かの医療医院が同居している。


戻る