文化の違い



スターバックスコーヒーは日本でも流行っているが、当然ながら本場の米国では人気がある。アメリカのあの不味いコーヒーから比べるとやはり美味しい。朝、会社の行きがけには買ってゆくのが日課となっている。



よく見ると、日本のものと大きく違う点がある。それは、その大きさ、Lサイズ(1.7ドル)の大きさ、とてつもなく大きい。もう一つはコップが2重になっている点だ。最初の頃は、店員が『間違えてコップを二個付けたのか、勿体ないことをするな』と思っていた。これが違うのだ、熱いのでコップを二重にしてくれている。日本ではとても考えられない気がする。

また、文化・慣習、英語の点で分からなかったことがあった。コーヒーを頼むと、店員が『…ルーム…』とか言っている。『何?』と聞くと、どうも『Do you need room…』と言っているようだ。(ここまで分かるようになったのは大分経ってから、)、いつも、こちらは首を傾げているので、向こうも怪訝そう。

何度か通っていたとき、『Do you need room for milk?』と言っていると聞き取れた。こちらはミルクを沢山入れるので、コーヒーを並々に注いで入れると後で自分でミルクを入れる余裕が無くなる。すなわち、『ミルク入れるの?』と聞いているのだと言うことが分かった。


車には、そのLサイズがしっかりと入るような受け皿ができている。蓋があるのは(日本のスターバックも有るが)、本来は車を運転しながら飲んでもこぼれないようにあるのだ。


スーパーでATMカード(日本の銀行カード)で買い物をすると、キャッシュバックをするかと聞かれる。これも何だか分からず、何時も『NO』と言っていた。これは、『Yes』と言うと、レジから現金をおろしてくれるのだ。これは便利。

ハンバーガーなどのファストフードで『to go?』と聞かれる。これは、日本で言う『take-out』の事。最初は何だか分からず、『yes』と言ったら、店で食べるはずだったのに紙袋に入れられてしまった。

ハンバーガー屋で面白いことは、ソフトドリンクのサイズを注文時に聞かれる。L、M、Sは日本でのものからワンランク以上大きい。お金を払うと、ハンバーガーとポテト、空のコップがくる。自分で、好きな飲み物を入れればよい。食べている途中で、欲しくなったらまた注ぎに行く。帰るときは、お客は『re-fill』と言ってコップを満タンにして帰る。店は何も文句は言わず、それが当然のこと。結局、コーラでも何でも飲み放題、それではL、M、Sの値段の差はと思う。その値段の差は付いてくるポテトの量に違いがあるようだ。

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