マレーシアゴルフ三昧の旅

                                                   2008年1月22日〜3月13日

 

 目次    滞在地 と ゴルフ場

   1、  1月22日〜1月25日  ボルネオ島 コタキナバル
   2、 1月25日〜2月5日   ボルネオ島 サバ州ラナウ   ラナウゴルフクラブ
   3、 2月 5日〜2月15日   クアラルンプール(KL)   カジャンヒルゴルフクラブ バンギーゴルフクラブ
   4、 2月15日〜2月23日  キャメロンハイランド     キャメロンハイランドゴルフクラブ
   5、 2月23日〜3月13日  フレーザーズ・ヒル      フレーザーズ・ヒルゴルフクラブ
 

  

2ヶ月足らずで計30回コースを回ってゴルフ三昧だったけど、スコアーは全く縮まらないんですよねー。うまくなったんですけどねー。
ゴルフ三昧といっても、年金生活者の私たちは贅沢なゴルフが出来るわけはありません。日本の1回のゴルフ代で10回分という設定でゴルフ場を選びました。
とりあえずこの2ヶ月足らずの旅の記録をしておきたいと思います。*通貨リンギット(RMと略す。1RMは約35円))


1、ボルネオ島 コタキナバル

厳寒の日本を脱出して真夏のボルネオ島コタキナバルへ。もう暑くて暑くて体がだるーい。ついた日、次の日暑さにだらけたまま、町の観光、サバ州立博物館見学、3日目、船に乗って、マヌカン島へ。同行した人たちは、シュノーケルで海の中をのぞいて「きれいな魚いっぱい!!すごーい」と歓声をあげていたが、私たちは海に入る気力もなく、島を半周する散歩をしたり、海岸で寝そべってすごす。私たちの横では、海の幸満載のバーベーキューの昼食。私たちも次回は絶対このバーベーキューをたべるぞー。 

 
 

コタキナバルの町並み 展望台より

サバ州立博物館 オランアスリ(先住民)の村

色とりどりの魚がいっぱいのマヌカン島

 2、ボルネオ島 サバ州 ラナウ

なぜラナウへ

 かねてより夫婦で世界遺産を尋ねる旅をしているが、ここには東南アジア最高峰4095mの世界自然遺産聖山キナバル山がある。このキナバル山に登る事が第一の目標であった。そのためキナバルハイランドクラブに入会して、色々情報を得た。(キナバルハイランドクラブのHP       http://www.geocities.jp/khc04jp/#2 )
このクラブの情報でキナバル山の麓ラナウに滞在し、キナバル山登頂と近くのゴルフ場でゴルフ三昧しようとラナウへ出かけた。

いざ、ラナウへ
 コタキナバル 長距離バスステーション横のタクシーステーションで予約したタクシーでラナウへ。
タクシードライバーは年配の中国系の男性、タクシー代も安くしてくれ(200リンギットとられることもあるそうだが、このドライバーは80リンギットでよいとのこと)、途中丁寧にガイドをしてくれる。大戦中、彼のおじいさんとお父さんが日本軍に殺されたとのこと、「minta maaf」と申し訳ない気持ちを伝えると、「国と国がすることで、国民には罪はない」といっていた。


 
     
  
     宿 「スラゴン・ホームステイ」
  ラナウの郊外のシロウ村の名士で元国会議員のDR.オスマン夫妻が2万坪の広大な土地でホームステイ用のホテル建設し、長男のシーザー夫妻が経営しているホスピタリテイー豊かな宿泊施設である。建物の周囲にはフルーツの王様ドリアン、女王マンゴスチン、パパイア、ランプータン、スターフルーツなどの南国の果物畑が広がり、馬が6頭ほど、放し飼いにされている。毎日、熟して落ちたドリアンをご馳走になる。
 ここの家族は基本的には英語を使い、マレー語、土地のカダサンドースン語も話す。
オスマン夫妻は日ごろはコタキナバルの家に住んでいるが、帰宅したときは我々ホームステイ者をあちこち案内してくださる。又、長男夫妻も近辺の観光、ゴルフ場への送迎をしてくれる(場合により有料)。
 部屋にはテレビは無いがリビングではNHKの衛星放送が見られる。食事は宿で作ってもらうが、台所は使わせてもらえるので、自分で作ることもできる。買い物はラナウの町へ。宿の玄関で乗降するミニバスで10分くらい1RM(約35円)


 


     
       世界自然遺産 キナバル山、キナバル公園とラフレシア

東南アジア最高 標高4100Mのキナバル山

ロウイルシェルターまで登山、来年は必ず頂上を征服するぞー

キナバル山の登山道。世界中から登山者が訪れる。流暢な日本語を話す韓国人が写してくれる

世界一大きい花 ラフレシア。花は1週間しか咲いていないので宿のシーザー氏に毎日問い合わせてもらってやっと見ることができた。

ラフレシアはこの植物に寄生して成長して花を咲かすそうだ。

宿のオーナーDRオスマン夫妻に案内してもらう


     
     戦争メモリアル公園

 聖山のキナバル山の麓クンダサンには第2次大戦中、日本軍が作ったオーストラリア軍、イギリス軍の捕虜収容所で苦難の生活を強いられた末、
死に至った兵士たちの魂をなぐさめる
メモリアル公園がある。

第2次世界大戦の戦争犠牲者のメモリアル公園入口

太平洋戦争の傷跡はここボルネオ島にも多く残っている。
ここキナバル山の麓ラナウには大戦中の日本軍が作った捕虜収容所があった。シンガポールから送られて、東海岸のサンダカンの捕虜収容所に収容されていた1800名のオーストラリア軍と750名のイギリス軍の捕虜は、連合軍が攻撃してくるのにそなえて、265kの道を死の行進してラナウの収容所へ向った。この捕虜たちのほとんどは、サンダカンの病院に置き去りにされたり、死の行進で、或はラナウの収容所で死亡し、6人だけがひどい栄養失調でやせ衰えた体で逃げ出し生還した。苦難の捕虜生活を送り、死に至った連合軍の捕虜たちを痛むとともに、軍の命令一過ここで戦争をし、捕虜にかかわり苦難の生活を強いられた日本軍の兵士たちも戦争の犠牲者であり心がいたんだ。




      ラナウゴルフクラブ
 
 ラナウゴルフ場は1970年代後半、鉱山開発していた日本の企業が従事する日本人、現地人のために作った9ホールのゴルフ場。現在はラナウ町に寄贈されていて、手入れも行き届いて、現地の人々にも人気がある。土日、平日の3時以降はプレーする人が多いが平日の午前中は私たち専用ゴルフ場であった。料金はスラゴンホームステイ宿泊者はプレーフィーは半額の15RM,保険料10RM,バギー5RM、キャデー20RM(18ホール)である。
サバ州はカダサン・ドウスン民族の州、キャデイさんもこの民族
マレー語、カダサン・ドウスン語で励ましてくれる
標高1000Mの高原地帯ではあるけれど赤道直下に近い。やはり暑いけれど、ゴルフプレーには最適な気候
雄大なキナバル山を望みながら平日毎日プレー


 

ラ ナウの生活の総括
 
良かったところ

標高4100M世界自然遺産のキナバル山の麓にあり、日々姿がかわるキナバル山の雄大な景色が楽しめる。
赤道に近い緯度で 標高約1000Mの高原地帯。少し暑めの気候で生活しやすい。
南国の果物の産地。パイナップル、ドリアン、マンゴスチン、パパイア、スターフルーツなどとてもおいしい。
ゴルフ場は良く整備されていて、変化のあるコース。宿のオーナーのメンバー料金を適応して、低料金でゆっくりプレーできる。
宿のスタッフも町の人もおだやかで親切
紅茶サバテイの産地。自然農法でとてもおいしい。
 
問題点
ロングステイ中はやはりウオーキングを楽しみたいところであるが、適当なウオーキング道がない。
ロングステイ用の宿は他にない。我々がお世話になった「ホームステイ」は年中夏の気候の故か、建物の造りが堅牢でなく、快適とはいえない。
  (オーナー夫妻、スタッフ 町の人々は ホスピタリテイー豊か)ナウの生活の総括
 
良かったところ
標高4100M世界自然遺産のキナバル山の麓にあり、日々姿がかわるキナバル山の雄大な景色が楽しめる。
赤道に近い緯度で 標高約1000Mの高原地帯。少し暑めの気候で生活しやすい。
南国の果物の産地。パイナップル、ドリアン、マンゴスチン、パパイア、スターフルーツなどとてもおいしい。
ゴルフ場は良く整備されていて、変化のあるコース。宿のオーナーのメンバー料金を適応して、低料金でゆっくりプレーできる。
宿のスタッフも町の人もおだやかで親切
紅茶サバテイの産地。自然農法でとてもおいしい。
 
問題点
ロングステイ中はやはりウオーキングを楽しみたいところであるが、適当なウオーキング道がない。
ロングステイ用の宿は他にない。我々がお世話になった「ホームステイ」は年中夏の気候の故か、建物の造りが堅牢でなく、快適とはいえない。
  (オーナー夫妻、スタッフ 町の人々は ホスピタリテイー豊か


3、クアラルンプールへ

この旅の最大の目的は、私たちが属するロングステイクラブ(LSC)のマレーシアオープンに参加すること。この仲間たちと10日間KLの生活を楽しむことだった。この様子はLSCのホームページにくわしく掲載されている。
          http://www.longstaykansai.org/ryokouki/klsasoi2008/kl2008.html   このホームページで私たちはNO13から登場

  KLのカジャンヒルゴルフ場は去年の6月にも、KL滞在中のN氏御夫妻に連れて行ってもらってプレーした。前回はビギナー1年余の妻私はでスコア120前後だったのに、今年は猛練習をしていって、スコア140余。 訳が分からないうちにおわってしまった。大勢のコンペに参加するのは始めての妻私は4回ののコンペの前日はすべて、緊張で殆ど眠れなかった。ラナウで毎日猛練習をしてのぞんだのに・・・・。でも、大勢の仲間とこの私がKLでゴルフをするなんて夢みたい!

4、キャメロンハイランドへ

 今年はここに8日間滞在、ホテルはすこし張り込んでヘリテイジホテル、高台にあり、ブリンチャン山など見晴らしも絶景でやっぱり快適だー。
ホテルの送迎バスに乗って平日は毎日ゴルフ場通い。カメラが壊れて写真は1枚もなし。残念!                                                去年7月キャメロンハイランドのホームページ      http://www2.117.ne.jp/~kynat/newpage1malaysia%20golf.html
 去年はシニア料金でプレーしたが今年はキャメロン会に入ったので26RM(約900円)でプレー  +手引きカート代8RM(約300円)  去年より整備が行き届いている。天気もよく快適にプレーできた。ここに1ヶ月滞在する予定であったが、計画の途中で気が変わり、同じく高原のリゾート、フレーザーズヒルへ移動する。料金が今年4月1日より改定されてキャメロン会員は36,75RMになった模様。


5、フレーザーズヒルへ

ゴルフ場からみたホテル シャザン・イン

町の中心のランドマーク時計塔

パハン州のスルタン経営のホテル シャザーン・イン

8つのトレイルの一つの入口

フレーザーズヒルゴルフクラブ

ホテルのベランダから望むゴルフ場


 @ 交通手段
   バス等の公共交通機関が殆ど無く、タクシーを利用する。行きは私達はキャメロンハイランドから行ったのでタクシー代280RMで5時間,帰りはクアラルンプルのKLセントラル駅まで180RMで2,5時間かかった。キャメロンハイランドもフレーザーズヒルも約1500mの高原なので、登り下りは曲がりくねった道(タクシードライバーはスネークロードと呼んでいた)で車に酔う人には苦難の道程である。なお麓のギャップからは約8kmにわたり7:00〜19:00まで一方通行になっており奇数時刻が上り、偶数時刻が下り専用になっている(一時、新しい道路が開通して上り下りの別々の専用道路が開設されたようだが土砂崩れにより通行不能になっているとのこと)。
KL等へ買い物に行きたいときは、クアラ・クブ・バルまでタクシーを利用し(片道80RM)そこからKLへ鉄道を利用する(片道5.6RM)。1日ゆっくり買い物ができる。
 緊急の場合は町の中心にあるゴルフ場にヘリコプターが発着する。州のスルタン(王様)や役人、警察官等は、ヘリコプターを利用している。
 
 
A 特徴
  
1500Mの高地 にあり避暑地として開発された。気温は朝18度、日中28度、熱帯雨林の中にあるリゾート地である。
30〜50Mの大木が茂る中、車の通行もほとんどないため、空気はがきれいで、日本で不愉快だった喉や鼻のトラブルはここでは全く無い。
  又、ここは
バードウオッチィングのメッカとしても有名で世界各国からウオッチャーが集っている。
  娯楽としてはゴルフか近辺の散策、ネイチャートレッキングが8箇所などである。
     
   
ゴルフ場 は町の中心のホテルシャザンインの前にあるフレイザーズヒルゴルフクラブで9ホール、パー32。小さく整備がいまひとつであるが、トリッキーなところがあり変化のあるコースで面白い。リゾート地なので土日祝日はプレーする人が多いが、平日はプレーヤーが殆どいないので、心行くまでゆっくり楽しむことが出来る。ゴルフ場の整備も逐次進んでいる。時期的には雨期の明けた2月中旬くらいからが良いようである。
      
   静かで小さい町
 
、中心地はランドマークの時計台を中心に四方50Mくらいに食堂(レストランと言うには程遠い)が5〜6軒、土産物屋が1〜2軒、派出所、診療所、バンガローが2軒ほどある。
 町の人全体が親切で、笑顔が印象的である。ホテルシャザンインのスタッフは特に親日的である。

 
B 宿泊施設
 町の中心にはホテル シャザン・インと他にバンガローが2軒、相当離れたところにはスモークハウスホテルや沢山のバンガロー、コンドミアムがある。
 
私たちが宿泊したホテル シャザン・インは4階建ての綺麗なホテルで74室あり、バスタブ付きの部屋もある。
ここには滞在経験の長い伊藤達也氏夫妻がおられ、日本人滞在希望者に懇切丁寧な案内をしてくださる。また、宿泊料、NHK視聴、食事、ゴルフなど全面的に町当局や宿と交渉して日本人が滞在しやすいように取り決めがされている。この取り決めによる宿泊料
          年間同料金  2名分(1室)(夕食なしでは40RM安くなる)
               1〜 6泊 朝夕食付      1泊155RM、
               7〜13泊 朝夕食付き        145RM,
              14〜24泊 朝夕食付き        135RM、
              25泊以上  朝夕食付き        125RM 
 私たちは、近くにそれらしいレストランが無いので上記の朝夕食付きにして、ホテルでゆっくりリッチ?に夕食を摂った。

          ゴルフフィー  1日 25,2RM(シャザンイン宿泊者の20%引きの日祝日を除く価格。手引カートは別途10RM)。
                    1ヶ月(祝日・日曜は除く)は、352.8RM 
  このゴルフ場はホテルのベランダから眼下に見渡せる。       
私たちが滞在した時、10数組の日本人夫婦が、毎日のようにゴルフを楽しむ姿が見られた。私たちも土日以外毎日プレーを楽しんだ。
 
 
C 病院
  町に2ヶ所診療所があり、いつでも診てくれる。薬の処方は慎重なので、持病のあるときは、かかりつけの医師の英語の処方箋が必要。
 
 
D フレーザーズヒルの総評
    
良かったところ
    
・自然がいっぱいで空気、水がきれい。花粉症には無縁で、気管支系のトラブルが無く快適に過ごせる。
      ・きれいな小鳥がいっぱい、大きなかぶと虫や緑色をしたきれいな蝉などにも始終出会える。
      ・ゴルフの練習が存分にできる。
      ・トレッキングコースがいくつかあり、心地よい自然の中で適度の運動が出来る。
    
    
問題点
      ・交通の便利が悪い。タクシー利用のため、交通費が高くつく。
      ・雨が多い。 例年だと私たちが行った2月下旬は雨季がが明けて好天になるはずであったが、今年はマンが悪く、毎日のように霧が深く、
雨も降り続き寒かった。毎年この時期滞在している人たちの話によると、これだけ雨が降るのはめずらしいとのことであったが・・・。例年であれば、2月10日をすぎると雨季がが明け、好天になるそうだ。熱帯雨林のため蛭(ヒル)が多くトレッキング時等には対策が必要だ。
      ・美味しいレストランや店が少ない。美容院、理髪店は1軒もない。

    要するに、長所を裏返せば短所であり、短所を裏返せば長所である。私たちはこの静かで、健康的なリゾートが気に入っているので来年も是非行きたいと思っている。 


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