バイエルン王国 夏の宮殿
ニンフェンブルク城

レジデンツの宝物館のシンボル

バイエルン王宮レジデンツ

まずは食べ物 Spargel 白アスパラガス

その1

  ドイツの春は白アスパラから。4月から6月にかけて、ドイツではこ
の時期だけこの白アスパラを食べるという。2k10ユーロ、日本円にすると約1500円。私たちも、毎日のように持参した湯沸かし器でゆでて食べた。とてもおいしいし美容にいい。私はこれで2キロやせた。 バンザーイ

ドイツの各地で見ら
れる風力発電

 その5 エコ意識の発達
・ エネルギー  ドイツでは各地に風力発電機が設置されている。風力発
電の最先端の国だそうだ。日本にも輸出されている。1基の値段は約1億
2千万円だそうだ。
 
エコ意識は国民の隅々まで行き届いているように見える。
 ・ 空き缶 空き瓶 水などの入ったプラスチック容器は購入代金に含まれて
おり領収書を持って店にいけば日本円にすると40〜70円返ってくるという。
したがって、空き缶やプラスチック容器が散乱している風景は皆無。

..・ ドアーが重い、寒さ対策なのかどこのドアーもがっしりしていてとても重い。
鍵がかかっていて開かないのかとよ く勘違いするほど重い。自動ドアーに
慣れた私たちには異常な重さである。勿論自動ドアーはほとんど見当たらな 

 ・ トイレも日本のような暖房便座は皆無。友人の話ではエコ意識の発達した
ドイツでは、日本のような暖房便座が広まることは無いだろうと言っていた。
水も流しすぎが無いように、どこの地域の便器にも水の流れすぎを止める二度
押し用のレバーが付いていた。


まだ疑問に思うこと。
 
 かの美しいノイシユヴァンシュタイン城、リンダーホーフ城、ヘレンキームゼー城を建てたバイエルン王国第4代国王ルートビッヒ2世(1845〜1886)、彼はこの憲法下の王国でなぜ、国家財政を破綻させる城を次々建設することができたのか。このことに限らず他にもわからないことがたくさんある。

街のあちこちの屋台で売られている

ドイツの友人の車アウデイでライン川の古城めぐり

今回ドイツ旅行を選んだ理由
ドイツのデユッセルドルフに学生時代の友人が25年来在住しており、その彼が仕事を終えて今年中に帰国するという。ドイツでの生活者である彼からドイツのことを現地で学べるラストチャンスと思い、同じく学生時代からの親友とデユッセルドルフの友人をたずねた。ドイツでの生活についていろいろ話を聞き、オランダやライン川古城めぐりに案内してもらったのち、親友と二人だけのわがまま自由旅行でベルリン、ミュンヘン、ロマンチック街道、フランクフルトなどの各地を旅行した。

ドイツに行ってきました

ドイツはすばらしい!
ドイツと日本はよく似ているといわれる。同じくWWUの敗戦国、工業国で車の生産が盛ん、性格は几帳面など。しかし、実際に行ってみると違いは大きい。国力や経済力からすると、日本のほうが少し上かもしれない。しかし実際のドイツ人の生活を見てみると、日本人には見られない余裕を感じる。今回はこの日本との違いに感動することが多かったので、それを中心に記録していきたい

オランダの広大な自然公園のなかで岡山在住の友人が、持参した野点の道具でお茶を点ててくれた。そのおいしかったこと。

準備
今回はまったくの自由旅行なので準備に大きなエネルギーを使った。デユッセルドルフでの延べ4日間は友人にすべてお任せ。丁度このころデユッセルドルフは大きな国際見本市があり、ホテル代は3倍くらいに値上がりする上、ホテルも不足するということで、友人が苦労の末、日本人単身赴任者向けのアパートを見つけてくれた。それにしてもEメイルでドイツとリアルタイムに近い状態で連絡が取れることがとてもありがたかった。
その他、航空券、各地のホテル、有名な城の入場券、ロマンチック街道のヨーロッパバスなど必要と思われるものはすべてインターネットで予約した。(クレジットカードで予約するが決済はほとんど現地で行った)
また、4日間ドイツの鉄道乗り放題のジャーマン レールパスを日本の旅行社で購入した。(このパスにはいろいろな特典がある。パスを提示するだけで、ライン川の観光船KDラインに乗れる、ヨーロッパバスが60%引きになるなど) また日本の書店でヨーロッパ鉄道時刻表を買い、だいたいの予定を立てた。

白鳥の城が見えるホテルのベラ
ンダでちょっといっぱい

ベルリンデパートカーデーベーにて ヘレスビールとステーキ

どの地域のビールもおいしい。ドイツ人らしいと感心したのがビールのグラス。すべてのビールグラスやジョッキに、入れるべき量を示す線が描かれていて、店の人もその線に入るまで泡の消えるのを待って入れる。日本の店では、泡が入りすぎるとビールを捨てて、またほど良い量まで継ぎ足しているのをよく見るが、ドイツの店では泡が消えてその線まで入れられるのをじーと待っている。こんなところでも急がないドイツ人、無駄をしないドイツ人の性格が現れていて面白い。したがってビールがでてくるまで結構時間がかかる。
しかしどこで飲んでもおいしーい

ミュンヘン ビアガーデン
ホーフブロイハウス

ミュンヘン 黒ビール

デユッセルドルフ・アルトビール

その2 ビールが抜群


ロマンチック街道

ノイシュヴァンシュタイン城

レーゲンスブルグの神殿

ポツダム会議の宮殿

ドイツが誇るICE

ライン川のほとり

日程

スケジュール       宿泊地
1日目 朝関空発夕方デユッセルドルフ着 友人の車でアパートへ
夕食は友人ご夫妻にドイツ料理をご馳走になる。
デユッセルッドルフ
2日目 朝   K21現代アート州立美術館
午後 オランダ自然公園と Krller Muller 美術館
夕食 アルトビールのビアレストラン Verig Bier にて
3日目 1日 ライン川古城めぐり ドライブ
夕食 ピルスビール 豚肉ロースト
4日目 朝  友人宅でドイツ式の豪華な朝食をいただく
昼  友人に駅まで送ってもらいICEにてベルリンへ  夕方 ブランデンデルグ門からドイツ連邦議会議事堂で夜景を 見 ようとするも待ち時間が長く断念
ベルリン
Inter City Hotel
5日目 朝  博物館の島へ  ベルガモン博物館など博物館、美術館 めぐり午後 ポツダム広場周辺を  散歩後、ユダヤ博物館へ
夜  再び夜景を見るため連邦議会へ
6日目 ポツダム サンスーシ宮殿 ポツダム会議のツエツ イリエンホーフ宮殿へ
夕方  ドイツ最大級の老舗デパート、カーデーヴェーへ
7日目 朝  ICEにてミュンヘンへ出発、着後早速新市庁 舎の仕掛  け時計見学後ヴィクトアーリエンマ  ルクト(市場)へ  
夕食 世界の観光客が集まるホーフブロイハウス( ビアーガーデン)にて
ミュンヘン
hotel Ambiente
8日目 朝   鉄道でドナウ川沿いの美しい古都 レーゲ ンスブルグへ
夕方 お土産を買うため老舗デパート カーデーベ ーへ
9日目 朝   ニンフェンブルグ城へ
午後 バイエルン王国宮殿レジデンツへ
夕食 二つのビアレストランをはしごしてビールの  味比べ
10日目 朝   ヨーロッパバスで白鳥の城のある村へ
午後 ホーエンシュヴァンガウ城 ノイシュヴァンシ ュタイン城見学
夜  ライトアップされたノイシュヴァンシュタイン城 がみえるホテルの部屋ですごす・・
シュバンガウ
Hotel Muller
11日目 朝  ヨーロッパバスでロマンチック街道へ アウグスブルグ  ローテンブルグなど
夜  フランクフルト着
フランクフルトInter city Hotel
12日目 午前中  フランクフルト観光 ゲーテハウス レーマー 広場 マイン川 最後の買い物でデパート カウフホーフへ
午後 ルフトハンザにて帰国の途へ
13日目 朝  関空着

最後に次回のドイツへの旅にむけて準備すること

ドイツの文学者の本を読む   ・ハイネ、ゲーテ、シラー、ヘルマン・ヘッセ等
ドイツの音楽家について    ・バッハ、ベートーベン、メンデルスゾーン、ワーグナー、ブラームス等の曲を意識的に聞く機会をふやす。
ドイツの歴史をもう少し勉強すること 等   以上

デパート 商店街 日曜祝日休業
私たちの国日本では買い物客がもっとも多いのは日、祝日だと思うが、ドイツではこの日は休日。いったいいつ儲けるのだろう。休日に対する考え方が根本的に違うのだろうか。短期間の旅行ではこの理由を知るのは難しい。地中海や南アジアのリゾート地、どこにいっても一番の数が多いのはドイツ人と聞く。休日を最も大切にする国民性なのだろうか。

ホテル 日曜祝日は値段が安い。
日本でもそうなのだろうか。たとえばベルリンのInter City Hotel の値段、4月30日(日)5月1日(メーデー祝日)で各70ユーロ、5月2日(火)110ユーロ。安くなるのはありがたいけれど、これも休日なんでこんなにやすいの?と思う

その6 日曜 祝日

ノンシュヴァンシュタイン城の見える
ホテルのベランダで

ミュンヘン パウラーナービールの
ビアレストランにて

ミュンヘン ドウンケルスビール

ミュンヘン ホーフブロイハウス

ベルリン デパート カーデーヴェー
のレストラン 地ビールベルリーナ・キンドル

デユッセルドルフ アルトビアのビアレストラン
         Verig bier

その2 ビールの種類が多く、おいしい
ドイツのビールは日本でいう地ビールだろうか。それぞれの地域に幾種類ものおいしいビールがある。各地のビールを飲み歩くのも大きな旅の楽しみである。多くの市民が、それぞれの醸造所の直営ビアーレストランでたくさんの仲間とともにビールとおしゃべりを楽しんでいる。

ギターとオーボエの合奏

 その4 豊かな芸術の国

 どの街に行っても、博物館、美術館、オペラ座、フィルハーモニーのコンサートホールが充実していることに驚く。これらを市民が日常感覚で楽しんでいるところに、生活の余裕を感じる。私たちも倹約旅行ながら一度はフィルハーモ二ーかオペラを楽しもうといろいろ調べてみたが、結局実現しなかった。しかしミュンヘンではすばらしい演奏をたくさん聞くことができた。カール広場からマリエン広場への歩行者天国通りで何組もの音楽家が質の高い演奏をしていた。中でもオーストリアのザルツブルグから来ているというダニエル君のこれ以上は無かろうというぼろピアノによるショパン、ベートーベン、モーツアルトなどの名曲の演奏には大いに気に入り彼のCDを購入した.。......

ザルツブルグ・ダニエル君の名演奏

弦楽4重奏

ライン川を渡るフェリー乗り場

 橋が無い 
 また、ライン川の古城と急斜面のブドウ畑の続く風景のなかに橋が1本も見当たらなかった。私たちはカウプという所でフェリーに乗り対岸に渡ったが、便利さより景観を守ることを優先していることに感動をした。

 電柱と電線が無い

 どこの風景もすっきりして美しい。なぜかと良く見ると電線がない。もちろん人家のないところでは電線が走っているところが少しあったが、主だったところにはまったく電線がない。

その3 ドイツの景色は美しい
 
 道路わき、鉄道わきの木立が美しい

  丁度新緑が燃えるころ訪れたこともあり、回ったところすべてがえもいわれぬ美しい景色であった。どこを切り取っても絵になるねと二人で感動のしっぱなしだった。デユッセルドルフでは友人の車でオランダ、ライン川の両岸の古城の道などを走ったが、道路の両側にも新緑と美しい花々の木立が続き、時速150キロ以上で走っているにもかかわらず、その美しさに飽きることがなかった。それにしても、我の無知に気づいたことがある。ドイツにはアウトバーンがあることは昔から知っていた。しかしアウトバーンとは町の外(アウト)を走る制限時速なしの高速道路と頭に描いていた。運転中の彼にドイツにはアウトバーンがあるんでしょう?って聞いたら、ここがアウトバーンだといわれてはっと気づいた。アウトバーンのアウトって英語で言うautoだったんですね。それにしてもドイツはどこに行っても木々の木立が美しい。友人の説明によると、直径20cm以上の木を切るときは当局の許可がいるそうだ。国民みんなで木々を大切にしている様子がわかる。

 町並みが美しい
 またどの町どの村も家並みがバランス良く保たれ、美しい景色をかもし出している。歴史のある町並みは中世そのままの景観が厳重に保たれている。旅行中なんども聞いたがWWUの空襲でほぼ焼き尽くされた町も元通りの姿に再建されている。その姿には本当に頭が下がる思いがする。しかしある人にとっては窮屈なことでもあろうと、何でもありの自由の国に住んでいる私には少々複雑なおもいもある。

この時期街の屋台で売られている

白アスパラガスをゆでているところ

日目の夕食でご馳走になった
白アスパラガスとオランデーズ
ソース

数多くのナポレオンの展示物の中で、この左の絵がバイエルンにおけるナポレオンの立場を象徴しているのでは と考えられる。
 ナポレオンは自由、平等の精神をもたらした。すなわちナポレオンが王権や領主、地主なおどの支配者をまとめて、パンのようにして焼いている絵である。

1、1806年、バイエルン国はナポレオンと手を組むことにより、バイエルン王国となり、領土も広げた
2、フランス革命後の自由・平等の精神がナポレオンにより伝えられ、バイエルン王国に1808年憲法がでた。 憲法の内容 ・身分制の廃止と法の前の平等、財産権の保護、信仰と出版の自由を保障、国民代表 議会 の設置、 すなわちバイエルン王国は立憲君主制となった。 
3、今年は1806年にバイエルン王国ができてから200周年にあたり、現在その記念の展示会が開催されて いること。
4、この展示の中心にすえられている上記の王冠は、王権のシンボルではなく、立憲君主制のシンボルである こと

帰国して調べて見ました

レーベンスブルグのドナウ川

街路樹マロニエの白と赤い花

ドイツの国中で咲いていた白い花
どなたか名前を教えてください

ノイシュヴァンシュタイン城

ロマンチック街道

デインケルスピュール

フランクフルト レーマー広場

レーベンスブルグの新緑

ライン側沿岸

ライン川 プファルツ城

アウグスブルグ

ライン川 ねこ城

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ミュンヘン バイエルン王国の王宮レジデンツで
 いくつか博物館等を見学したが、説明がドイツ語のため理解できないのが歯がゆい。その中の一つがミュンヘンのバイエルン王国の王宮レジデンツの展示品であった。何気なく王宮内を見学し、その豪華さにため息をつくばかりであったが、ある部屋からフランスのナポレオンをたたえるように見える絵や写真が壁いっぱいに、そして何部屋にもわたって展示されているのである。日本の歴史の教科書等でよく目にするナポレオンの戴冠式の絵、馬に乗ってアルプス越えをしている絵など、私たちにもなじみの絵が、数多く展示されている。ナポレオンといえばフランスの皇帝、なぜバイエルン王国の王宮にこのように大々的に展示されているのだろうか。しかもそれは英雄扱いのように見える。わが国日本でこのような政治の中心で外国人を英雄扱いするというようなことはとても考えられない。私たち日本は陸続きとしては外国と国境を接していない。それに反してドイツはなんと8つの国に取り囲まれている。このような国には外国人の支配者をも受け入れる独特の考え方があるのだろうか。

06’4月27日〜5月9日  13日間