aikoとの出会い

 かなりの音楽マニアであった(当時)僕、たきゃおは、常日頃から、何とかしてCDを買わずに、CDの替わりに音源を集められないかと考えていました。NHK−FMから録音すると、ほぼ、Full−Lengthで録音できると分かった僕は、一時、NHK−FMばかり聴いてた時期がありました。しかしながら、NHKの選曲は、僕の趣味に合うものが少なく、やっぱり、DJまじりでも、(声かぶりのこと)地元のFMである、FM802の放送から録音するのが日課となっていました。そんな中、96年の3月にイイ番組を発見しました。それが、カウントダウンカンサイTOP40と言う番組だったのです。当時、この番組は、日曜の夜中、26:00より3時間にわたって、流行りの曲40曲を、ほぼ、Full−Lengthで流し続ける、僕にとって画期的な番組でした。しかし、番組中にはこんな話も出ていました。それは、この番組に来るFAXが1週間に5通を切ったら番組を打ちきりにすると。果たして、僕が聞き始めてわずか3週間目に1週のFAXが3通しか来なかった為、番組は終了する事になりました。ところが・・・。

 4月になり、ほとんどノーDJスタイルだった番組だったカウントダウンカンサイTOP40(以下CDK)はaikoという謎の女のコをDJに迎えて再出発し始めました。そもそも、僕はFull−Lengthで流行りの歌を録音する為に聴いてた番組だったんで、番組が存続したことでホッとしていました。だから、番組開始してしばらくは謎の女DJaikoのことは、さほど気にはしていませんでした。しかしながら、aikoは僕のFull−Lengthの録音の邪魔(しゃべりで)をするので、早くクビにしてくれよ、こいつ。などと思っていました(ファンの方、ごめんなさい!今はそんなこと、全く思っていませんから)そして、aikoは夏くらいになると、自分はメジャーデビューを目指す歌手だ、と自分の事をいいました。「へぇー、このひと、歌手だったんだ。」などと興味を持つようになってきました。やがて、「ひまわりになったら」と言う曲がかかり、何度も聴いているうちに(最初は嫌いな歌だったが・・・)イイ曲だな、コレ、と思うようになってきました。そして、当初の目的とは違い、時々放送でかかる「ひまわり・・・」を何とかFull−Lengthで録音できないものか?などと思い始めました。

 10月(ごろだったと思う)には、この曲でミュージッククエスト?とか言う大会に出場し、特別賞として、賞金50万円を獲得!(うれしくて、思わず口をすべらせていってしまったらしい)それからのaikoはデビューに向け、江坂のブーミンホールをホームグラウンドにライブ活動を展開し始めます。謎の歌手、aikoにはまってしまった僕。この時に一番恐かったのはこの番組が終わる(もしくは、aikoが降板してしまう)ことでした。幸運にも?番組はうまいくらいに続き(放送がひと月ほどなくて終わったのか?と思わせる時期もあって慌てたが)ついに、1年あまり後の97年12月、インディーズのエヴァーフォーミュージックからalbum 「Astral Box」がリリース。やっと、「ひまわり・・・」がCDで聴ける!と思ったのも束の間、このalbumには収録されておらず、2nd albumの前にリリースされたsingle「ハチミツ」のカップリング曲としてようやく入手となりました。98年5月に2nd album「ガーリー」がリリース。更には、7月メジャーデビューとなるsingle「あした」をリリースし、その後の活動はもう一流アーティスト?として揺るぎ無いものとなっている。

 CDKも日曜の深夜不定期に26:00〜、あるいは27:00〜、29:00(要は朝の5時)までの変な時間帯(日曜の19:00から1時間バージョンの時もあった)からスタートしたのが、しっかりとファンの支持をうけ、土曜の26:00〜29:00までの確定枠へと進歩し、「aiko無くして土曜の夜はなし!」といえるほど僕の中でのaikoの存在も大きいものになっていきました。

僕のaikoとの出会いはこんなところです。これからもaikoの活動を見守っていきます。

 

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