山口博士の設計及び管理を行った建築物は現在ここで明記しているリストの中では、
兵庫県庁のみが現存されています。明記されている以外の建築物では全国に跨って現在も手厚く保護され又活用されているものが（重要文化財指定を含め）多数あります。現存していない理由の多くは東京を含め大都市での建築物は戦災で焼けてしまったり、取り壊されてしまったものも多くあったようです。又上野公園や明治村等に移築されたものもあります。（東京音楽学校奏楽堂）そしてここで掲載している建築物の全容は、公開する写真、
設計仕様、イラスト、等を見て明治の息吹を感じていただければ、思います。2006・2・2
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 高等師範学校（在東京）本校煉瓦造り二階建（385坪余）1270㎡余、物理学教室同平家建（171坪余）564、3㎡余 明治17年7月起工同20年3月竣工 |
| 高等商業学校(在東京） 事務室煉瓦造り二階建（106坪）349.8㎡ 明治18年10月起工同19年6月竣工 |
帝国大学理科大学（在東京） （現存せず） 2006・2・2 煉瓦造り二階建（550余坪）1815㎡余 明治18年11月起工同21年12月竣工 |
| 第一高等中学校(在東京） 本校煉瓦造り二階建(579坪）1910.7㎡・物理化学実験室同平屋建（463坪余）1527.9㎡ 寄宿舎木造三階建(550坪）1815㎡・予備科教室木造平屋建(966坪余）3187.8㎡ 明治20年4月起工同23年2月竣工 |
| 第二高等中学校（在仙台） （現存せず） 2006・2・2 本校木造二階建（223坪余）735.9㎡・物理化学実験場同平屋建（248坪余）818.4㎡余 附属倉庫煉瓦造り平屋建（35坪余）115.5㎡余・講堂木造平屋建(173坪余）570.9㎡余 生徒控所及教員室木造平屋建（140坪）462㎡・寄宿舎木造二階建（756坪）2494.8㎡ 厨房其の他木造平屋建（210坪余）693㎡余雨天体操場同（173坪）570.9㎡ 銃器室同（60坪）198㎡・医学部教室及解剖室(420坪余）2039.4㎡ 明治21年6月起工同24年10月竣工 |
| 横浜正金銀行神戸支店（現存せず） 山口博士設計図集・参照 煉瓦造り二階建間仕切り木製側石窓入り口廻り長押類花崗石、軒蛇腹銅板屋根瓦葺 （190坪余）627㎡余 明治27年2月起工同29年12月竣工 |
| 日本紡織株式会社工場（在西宮） 煉瓦造り平屋建屋根鋸歯形瓦葺（3124坪）10309.2㎡・煉瓦造り煙突一基（高135尺） 明治29年1月起工同年12月竣工 |
| 明治生命保険株式会社大阪支店（監督） 煉瓦造り二階建側石窓入り口廻り長押蛇腹類花崗石窓入り口｢シャッター」附床下全部 地下室屋根石盤葺き（150坪余）495㎡余 明治29年2月起工同32年6月竣工 |
| 日本精糖株式会社工場（在大阪） 壁鉄骨煉瓦造り窓枠障子鉄製屋根亜鉛引き波板葺（600余坪）1980㎡余 煉瓦造り煙突一基（高さ120尺） 明治30年5月起工同31年5月竣工 |
| 汽車製造株式会社（在大阪） 煉瓦造り二階建側石窓入り口廻り軒蛇腹花崗石屋根瓦葺（100余坪）330㎡ 明治30年5月起工同31年6月竣工 |
| 毛斯綸紡績株式会社（在大阪） 煉瓦造り平屋建屋根瓦葺（4100坪余）13530㎡余煉瓦造り煙突一基（高120尺） 明治30年12月起工同33年7月竣工 |
| 日本火災保険株式会社（在大阪） （現存せず） 2006・4・1 煉瓦造り二階建側石窓入り口廻り長押類花崗石窓入り口「シャッター」附屋根瓦葺 （80余坪）264㎡余・但し附属家木造 明治31年3月起工同33年7月竣工 |
| 製鉄所雇外国人官舎 （在筑前枝光） 木造平屋建屋根瓦葺（131余坪）432.3㎡余 明治31年5月起工同年8月竣工 |
| 百三十銀行本店（在大阪） 煉瓦造り二階建側石窓入り口蛇腹長押類花崗石窓入り口「シャッター」附屋根石盤葺 陸屋根銅板葺（120余坪）396㎡余 明治31年10月起工同34年7月竣工 |
| 兵 庫 県 廟（在神戸） （兵庫県公館として保存） 煉瓦造り二階建建物前、半地下室附側石窓廻り長押類花崗石軒蛇腹銅板屋根石盤葺 （680余坪）3550.8㎡ 明治32年1月起工同35年5月竣工 |
| 日本貯金銀行本店（在大阪） 煉瓦造り二階建屋根石盤葺塔屋根銅板葺（120余坪） 明治33年6月起工同35年1月竣工 |
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