

2005・11・19 管理人撮影

1902(明治35年) 落成式直前の兵庫県本庁舎・山口博士建築図集より
はじめに
平成17年11月19日、初めて兵庫県公館を見学する。
11月2日に京都府庁舎(平成16年12月、重要文化財に指定)の見学(ライトアップ)に続いて兵庫県庁舎の見学に行く。
兵庫県公館は、明治35年(1902)に兵庫県庁舎として建設されました。
フランス・ルネッサンス様式を持つこの建物は、建築家山口半六により設計され、1902(明治35年)年、県本庁舎として誕生しました。そして1945(昭和20年)年3月17日戦災により内部を焼失。以後度々、取り壊されそうになるが、復旧工事を重ね、また改造工事の末に1985(昭和60年)年3月に兵庫県公館として生まれ変わった。1988(昭和63年)11月25日、第1回公共建築賞を受賞。振り返れば山口半六が設計した兵庫県庁舎は復元され2003(平成2年)年1月31日に国の登録有形文化財に登録されました。
内部の設計は変更されている所も多く見受けられるが、造作等(机、椅子、書庫、家具、階段手摺等)は京都府庁舎に度々出向いてデザイン、材質等、参考にされ製作されました。
2005(平成17年)年11月19日、兵庫県公館に出向いて判明した事は、建築当時の資料(設計図面・詳細図、雑録等)がほとんど戦災にて焼失し残っていない。
資料室で閲覧した資料(コピー)は管理人の所有する「山口博士建築図集」の書籍
(原本)ではなく、原本からの写し(コピー)で、平面、立面、其の他の設計図面や資料群の多くは戦災で焼失したと思われます。
それに反して京都府庁舎は戦災に遭わず、多岐に亘り沢山の資料群が保管されて展示されていました。
管理人は兵庫県公館の見学を記念して「山口博士建築図集U」を立ち上げ未公開の写真、イラスト、詳細等を連載する所存です。。 管理人記す 2005・11・22

現在の兵庫県公館は、1985(昭和60年)年に、迎賓館と県政資料館の機能を併せ持つ兵庫県公館として整備され且つ大切に使用されて来ました。
ここでは現在の公館の館内(貴賓室、迎賓館部門)を紹介します。

貴賓室

第1会議室

第2会議室


大会議室

兵庫県公館Uに続く

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