仏像修復

 

京都伝統工芸士による仏像・尊像の解体修復

 


京都伝統工芸士

伝統工芸士
伝統工芸品などを製造する職人の技術・知識を認定する資格で
経済産業大臣指定の伝統的工芸品の製造に従事されている技術者のなかから、
実務経験12年以上で高度の技術・技法を保持する方にのみ認定されます

 


作業工程書

修復前の御姿

修復前の残存部品と立像のお姿となります。

仏身の解体

仏師による仏身の割りを執り行った状態です。一木の割り袖寄木造です

 

台座の解体および洗い

塗師と仏師による細部打ち合わせ

後日行われる漆塗り上げなどでより滑らかく精密に作業が行えるよう割り袖の扱いや木地修理の方法、手順などの打ち合わせ

 

木地の補修

 

欠損部分を作成、木地埋め補修します微細部分は漆木屑(胡粉や砥粉を混ぜ合わせ補填)などにより修復いたします。


不足の下框部分を新規製作

後背作成

紛失の後背を新規作成

 

踏み割り蓮華の立ち位置調整のため穴埋め後彫り直し
 (御顔の水平を第一に考察しています。)

木地の仕上がり

 

漆塗り作業の主な流れ

木地仕上げ→和紙張り(裏面は麻布地を張り胡粉塗り上後もう一度布張り)
→胡粉塗り→石研ぎ→砥粉へら付け(凹凸の直し)→胡粉塗り(仏身は二度塗り)→石研ぎ→下塗り→石研ぎ→中塗り→石研ぎ→仕上げ漆塗り(箔下仕上げ)

 


木地の接合面など仕上がり後
の割れを防ぐ為、和紙を張ります


仏身の裏と後背の裏には
強度を増すように麻布を張ります

 

胡粉塗り 不要部分を養生して
胡粉地を塗り上げます


砥粉へら付け

砥粉をへらで塗り凹凸の直しをします


石研ぎ
研ぎ石で水を使いながら
滑らかに仕上ます。

漆塗り
仕上げの漆塗りです。


割り袖部分の作業
袖の内面に金箔を綺麗に処理するため
接合部分の金箔を先に処理します。


接合後、再度漆を塗り
仕上げます。

金箔押し

本金箔を漆で貼り付け室にいれて湿度で乾燥させます。

肌の部分は、微細金粉を使用します。

 

彩 色

胡粉地で仕上げた木地に岩絵の具にて彩色仕上げ

 

 

ご質問・お問い合わせはこちらまで Eメールアドレス

伝統的工芸品・京仏具製作販売

本店 〒606-8804 京都市中京区四条大宮西入(壬生川西北)

TEL 075-841-3320(代表)
FAX 075-811-3874

お申し込みはフリーダイヤル0120-88-3320

TOPページ