平成17年6月1日発行

育成会だより

             第86号

西脇市手をつなぐ育成会
 会長  竹中 敏文

広報  西脇市大野175
  ワークホームタンポポ内
 

平成17年度 西脇市手をつなぐ育成会総会
(平成17年6月12日 西脇市総合福祉センター)
会長 竹中 敏文
 
会員の皆様におかれましては、ますますご清祥のこととお喜び申し上げます。
昨年度におきましては、台風23号による大災害があり、西脇市内のほとんどが床上浸水になり、多大な損害を被りました。会員の中にも、被災された方がいらっしゃいましたが、ようやく、おちつきを取り戻し以前の生活に戻りつつあります。
この災害の時に、西脇市でも一人、高齢の老人が亡くなられました。やはり、こんな時は、老人・障害者・子どもといった方が犠牲になることが多いようです。いつも、このようなことが起きてから、老人・障害者・子どもに対する避難誘導のあり方を言われますが、時期がたてばすぐに忘れられてしまいます。是非、この教訓をわすれずに、日々の備えをしておきたいものです。
 さて、今年10月には、西脇市と黒田庄町との合併が行われます。この合併に伴い各種団体の合併も生じてきます。西脇市手をつなぐ育成会と黒田庄町手をつなぐ育成会とは、年度途中ということで平成18年4月をもって合併をいたします。合併に伴い3つの小規模作業所(ワークホームタンポポ・杉の子ルーム・虹の会工房)・1つの宿泊訓練ホーム(わっしょい)を運営することになり、会員数は約70名くらいになると思われます。施設等の運営・場所などに変更はありませんが、利用に関しては、育成会会員であれば、どの施設も利用可能になります。ただし、以前より言っていますとおり、どの施設も障害者を持つ親が、管理・運営を行っております関係上、利用可能になったからといっても、親の協力を得られない方の利用はお断りいたします。
親が管理しない運営ができ、なお、利用者にとっていい環境が整えなれた施設ができればと努力しておりますが、現実は、まだまだ、親の協力なしで運営はできません。
 手をつなぐ育成会の合併に伴い、これまで以上に親どうしの連携をとり、子供達の将来の為に、ご家族一同協力していただき、今後の障害者福祉にご協力いただきたいと思います。
 
 平成17年度の育成会総会は、6月12日(日)に西脇市総合福祉センター(萩ヶ瀬会館)で、午前10時より行います。会員の皆様方の参加をお願いします。また、当日、会費を集めますので、よろしくお願いしたいと思います。



「わっしょい」春の小旅行(5月21日)

 
  天候にも恵まれ、本人11名、保護者8名、ボランティア4名、世話人2名 合計25名で、播磨中央公園に行きました。今回は、社会福祉協議会のマイクロバスを借りたので、安心して移動することができました。中央公園に着き、サイクルランドで自転車遊びをしました。それから、芝生広場に移動してお弁当を食べました。その後は、公園内を散策して、再びマイクロバスに乗って帰ってきました。ボランティアさんやバスの運転手さんありがとうございました。 わっしょいでは、次回は7月に行事を予定しています。

 


公営住宅 知的障害者 入居可能に 
( 朝日新聞 5月9日付 )



 都道府県や市区町村が運営する公営住宅の入居条件が社会的弱者に対して大幅に緩和されることになった。知的・精神障害者や、配偶者の暴力に悩むドメスティックバイオレンス(DV)被害者らの単身入居を認める。国土交通省が今夏にも政令を改める。安い家賃の公営住宅に受け入れることで自立支援に役立てるねらいだ。
 公営住宅は全国に約219万戸ある。現行制度で単身で入居できるのは、身体障害者手帳の重・中度の身障者と50歳以上の人など。この単身入居基準を緩和して、@社会福祉法人などから継続的に支援を受けることができる知的・精神障害者 ADV被害者 B犯罪被害者 Cホームレスだった人、を認める。知的・精神障害者は全国に約250万人いる。政府は障害があっても普通の生活を送れるように社会全体で支える「ノーマライゼーション」の促進を掲げており、公営住宅を「脱施設の受け皿」として活用する必要があると判断した。国交省が基準を見直すのを受けて、各自治体は新基準に基づいて新たな入居者の選考をする。公営住宅は民間賃貸住宅に比べ家賃がかなり安く、低所得者の入居希望が多い。国交省は自治体がそれぞれのケース別に入居枠を設定したり、今回追加された対象者については応募時の抽選回数を一般利用者より増やしたりすることを期待している。


 


役員会の報告 (5月25日)

 総会の進め方について協議をした後、「わっしょい」の今後について方向性を出しました。更新の期日が、8月3日となっていますので、賃貸の更新はせずに、買い取る方向で話がまとまりました。家賃相当分をローンに充てますので、実際の負担はそれほど変わりません。名義については、育成会は法人格を持たないので買い取ることができません。それで、希望の郷のゆたか会の名義を借りることにしています。ローンは10年となっていますので、ローン完済後については、ゆたか会と協議をすることにしています。というのは、10年もたつと修繕や改築をしなければならないからです。ご理解のほど、よろしくお願いします。