平成17年5月1日発行 |
育成会だより 第85号 |
西脇市手をつなぐ育成会 会長 竹中 敏文 広報 西脇市大野175 ワークホームタンポポ内 |
平成17年度の「わっしょい」
平成17年度の「わっしょい」の登録者は19名となり、前年度より6名減少しました。また、世話人の大西さんは続けてきていただいていますが、依藤さんは事情により、辞めてもらうことにしました。ハローワークを通して世話人さんを募集したのですが、なかなか良い人が見つからず、現在のところ、午後から長井千明さんにお手伝いいただきながら、運営委員と協力のもと、業務に励んでいます。
それから、3月24日に行われた役員会で、「わっしょい」の建物について、今後買い取る方向で共通理解が得られました。改築の費用に300万円、トイレの改築に70万円の費用を使っているので、家賃を払って借り続けるよりも、購入する方がよいとの結論になりました。ただ、育成会は法人ではないので、所有することができません。それで、希望の郷の「ゆたか会」の名義を借りることにしました。そして、ローンが完済するまでは、育成会が主に使用することとし、完済後は、「ゆたか会」に活用をゆだねていくことにしました。というのは、現在3名の運営委員を中心に頑張っていますが、親の力だけでやっていくには、限界があり、継続性となるとなかなか難しいところがあるからです。そういったことを勘案して、皆様方のご理解をお願いしたいと思います。 「わっしょい」水洗トイレの工事完成 昨年度、みずほ財団より、水洗トイレの改修費として、70万円の寄付金を頂きました。下水道本管敷設工事終了に伴い、長井水道さんに工事を依頼しました。この度の工事では、男性用小便器の設置と大便器のウォッシュレット化を中心に行いました。このことにより、より快適にトイレが使用できるようになったと思います。 勉強会→情報交換会のお誘い 日本財団より杉の子ルームに自動車が寄贈される 杉の子ルームで使用していた車が、昨年の水害のため使用できなくなっていたところ、この度、日本財団のご厚意により、NISSAN セレナ チェアキャブ6人乗り(車いす1名含む)を寄贈いただきました。この車は、@リフター揚力(160kgまで可能)により、ボタン操作だけでリフターの昇降・スライドが可能です。A電動式の車いす固定装置がついてあり、車いすの前後4箇所にフックをかけ、スイッチを押せば電動でしっかりと車いすを固定できます。乗車可能な車いすは、長さ1145mm 幅690mm また、ドア開口部の高さは 1220mmで、室内の高さは1305mmです。B助手席スライドアップシートとなっており、車いすからの乗り換えが容易になっています。 重度心身障害児・者親の会の「親の憲章」 (親の心得) <生き方> ★重症児をはじめ、弱い人々をみんなで守りましょう。 ★限りなき愛を持ち続け、ともに生きましょう。 ★障害のある子どもを隠すことなく、わずかな成長を喜び親自身の心を磨き、健康で豊かな明るい人生をおくりましょう。 <親のつとめ> ★親が健康で若いときは、子どもと共に障害を克服し、親子の愛の絆を深めましょう。 ★我が子の心配だけでなく、病弱や老齢になった親には温かい思いやりを持ち、励まし合う親となりましょう。 ★この子の兄弟姉妹には、親がこの子の命を尊しとして育てた生き方を誇りとして生きるようにしましょう。 <施設や地域社会とのつながり> ★施設は子どもの人生を豊かにするために存在するものです。施設の職員や地域社会の人々とは、互いに立場を尊重し手を取り合って子どもを守りましょう。 ★もの言えぬ子どもに代わって、正しい意見の言える親になりましょう。 <親の運動> ★親もボランティア精神を忘れず、子どもに代わって奉仕する心と行動を起こしましょう。そしてだれでも住みよい社会を作るよう努力しましょう。 ★親の運動に積極的に参加しましょう。親の運動は主義や党派に左右されず、純粋に子どもの命の尊さを守っていきましょう。 なかなか、重みのある心得です。福祉の政策が変わろうとしている今、改めてこの心得を見直してみる必要があるように思います。 |