平成17年2月1日発行

育成会だより

             第82号

西脇市手をつなぐ育成会
 会長  竹中 敏文

広報  西脇市大野175
  ワークホームタンポポ内
 

育成会旅行の会計報告

 旅行の決算ができましたので報告します。

項  目 収  入 項  目 支  出
県補助金 132,360 神姫観光支払い 483,305
社協補助金 150,000 社協バス代 15,242
参加費 66,490 通行料・駐車場代 9,100
育成会より 178,663 寸  志 5,000
       お菓子 14,866
合  計 527,513 合  計 527,513


 上の表からわかるように、昨年は県補助金があったので、少ない負担で豪華な旅行ができました。また、社協からは補助金をいただいたり、バスを貸していただいたり、いろいろ助成してもらっていることがわかります。

 


育成会新年会(1月10日)

  
 ワークホームタンポポで、新年会を行いました。本人・保護者をあわせて、計38名が参加しました。竹中会長の挨拶の後、県育成会より水害に遭われた3家族の方に見舞金を贈呈しました。高田副会長より北田マンションの活用について報告があり、乾杯をしてお弁当を食べました。お弁当を食べた後はカラオケをしたり、学齢期の役員さんの司会によるビンゴゲームをして楽しみました。



北田マンションの活用について


 昨年度より、社会福祉法人ゆたか会(希望の郷)と進めていた北田マンションの活用について、総合所長の蓬莱様より文書が届きましたので、掲載したいと思います。今後の取り組みについては、その都度、協議していきたいと思っています。
経過報告
11月 高田副会長と面談 北田マンションについての経過を聞き、その後視察する。
面談後、ゆたか会理事長に北田マンションについて報告し、北田マンションを視察する。理事長より、「ありがたい話であることは確かだ。ご寄付くださる方の趣旨を尊重し、その活用については地元の方々と十分話しを行い、地元のニーズに応えられるような事業展開を図るように」と指示を受ける。

12月 ゆたか会の理事会において、北田マンションの寄付について説明を行い、寄付を受けることを正式に理事会として承認される。(具体的な活用については議事として取り上げなかったが、上述の理事長の寄付を受けるに当たってのスタンスは議論中で意見として出され、理事の理解を得ている。)

具体的な活用について
・相談支援事業所の設置 相談支援・情報提供、ニーズ把握と利用者の状況把握、サー ビス利用計画案作成、サービス調整会議の実施・障害者(児)介護支援事業ホームヘルプ、ガイドヘルプ、短期入所等・就労移行支援事業・就労継続支援  作業訓練施設の設置・地域生活支援事業  ディサービス事業・居住支援サービスグループホーム、ケアホームの設置

資金調達
・民間補助金の活用(日本財団の地域生活支援関係の補助金の申請)
・社会福祉法人ゆたか会自己資金
・社会福祉法人ゆたか会後援会の援助
・行政関係補助金
・その他の寄付等

実施時期
各方面の調整並びに資金確保、「今後の障害保健福祉施策(改革のグランドデザイン)」等 の新たな障害者福祉支援施策を視野に入れながら検討していく必要があるので、一概には 言えないが3〜5ヵ年の計画として考えている。

 以上が蓬莱様より届いた文書の概略です。西脇市には(黒田庄町も含む)、現在3作業所(ワークホームタンポポ・杉の子ルーム・虹の会工房)と1宿泊訓練ホーム(わっしょい)があります。これらの施設と連携を図るとともに、そのバックアップ機能として北田マンションがあると考えていただければよいのではないかと思っています。
 育成会の施設は、親の負担によって成り立ってきました。指導員さんや世話人さんはいるものの、親の負担なしでは成り立っていません。今元気で活動している親も、いつまでも活動できるわけではありません。親が活動できなくなり施設が維持できなければ、障害のある人は暮らしは成り立ちません。
 そういった点で、社会福祉法人にバックアップをしていただくことで、親が活動できなくなっても、活動を継続していけるのではないかと思います。ただ、新しくサービスを作っていくわけですので、よりよいものにするためには、会員の皆様方の協力が今以上に必要になってくると思います。また、より大きな視点で物事を見ることが要求されてくると思います。法人の施設であれば、育成会の会員でないからといって、利用を断る理由にはなりません。西脇市に住むすべての障害のある方が対象になります。この地で、障害のある方の生活をいかに支援していくかが問われると思います。