平成16年7月1日発行

育成会だより

                   第75号

西脇市手をつなぐ育成会
 会長  竹中 敏文

広報  西脇市大野175
  ワークホームタンポポ内
 

平成16年度 育成会総会(6月6日)

 西脇市総合福祉センター(萩ヶ瀬会館)で、来住西脇市助役・藤原市議会議長・大内社会福祉協議会理事長・藤井北はりま養護学校長の来賓4名の参加のもと、平成16年度の総会を行いました。挨拶の内容については育成会だより6月号に掲載しましたが、今年度の役員を引き受けるのに当たり、竹中会長より会員の皆様にご協力の内容について、4つの約束という形でお願いがありました。当日、出席されていない方もありましたので、改めてここに記載し、皆様方のご協力をお願いしたいと思います。
   @施設を利用するときは、あいさつをしよう。
   A行事の際の出欠の連絡を確実にしてほしい。
   B育成会だよりをよく読んでほしい。
   Cバザー等に協力、参加してほしい。

 また、杉の子ルームの施設長の藤原さんから、今年度を持って施設長を辞めたい旨、報告がありました。杉の子ルームについては、次年度までに引き受けてくださる人がないと、閉鎖せざるを得ない状況になります。会員の協力で、解決しなければならない大きな問題であると思っています。
 総会中の一時預かりということで、5名のボランティアの方(後藤さん・小林さん・待場さん・森さん・吉田さん)にお世話になりました。この場を借りて、お礼を述べたいと思います。



支援費制度 (平成15年度における西脇市の状況)
 

   総会の後、福祉生活部の藤井次長・長井さんから、支援費制度について、西脇市の状況を話していただきました。資料が出ていましたが、ここでは、支給状況を比較したいと思います。
  支援費支給額
居宅生活支援費 689万円(知的障害児・者 合計)
施設訓練等支給費 9539万円(知的障害者)
   上の表からあきらかなように、施設訓練等に9割以上が使われていることになります。今年度、居宅支援費がもう少し増えるのではないかとの判断から、約1.4倍の予算を組んでいると回答を頂きましたが、まだまだ不十分というのが現状です。ただ、支援費についての申請をされておられる方が、療育手帳所持者の半分にも満たない状況なので、このような利用実績になっているのかもしれません。福祉は申請主義と言われます。こちらから、声をかけない限り、なかなか行政側から働きかけてもらえません。会員の中で、まだ、申請をされていない方がおられましたら、申請の手続きを取っていただきたいと思います。
 


夏期休業中の「わっしょい」での一時預かりについて

 総会の時にお話ししましたように、夏期休業中の土・日の一時預かりについては、よほどのことがない限り、実施しないということに運営委員会で話し合いました。というのは、土・日にわりと行事(北はりま親子交流会・ボランティアスクール・学齢期キャンプ等)があるのと、世話人さんの平日の勤務が午前9時〜午後5時になるので、負担の軽減を考える必要から、夏期休業中の土・日の預かりはやめることにしました。
 また、例年、9月から実施していたボランティア養成講座を7月から開始することで、夏期休業中のボランティアさんを募り、一時預かりできる人数を増やしたいと思っています。7月4日には、プールの行事を「わっしょい」で計画していますが、夏期休業中の一時預かりのプログラムの中に、プールという選択肢が加えられたらと思っています。ただ、ボランティアさんが少なければ、実施しにくいと思います。



平成17年度兵庫県予算に関する重点要望事項
(県育成会より 6月3日付け)

1 手帳所持者全てに、障害基礎年金の支給を(自立生活への経済保障を)
2 地域で生活を支える施策の促進と充実を
  (1)障害児地域療育等支援事業の充実を
  (2)各福祉圏域に地域生活支援ワーカーの配置を
      (地域生活支援事業の実施を)
  (3)ホームヘルプ(ガイドヘルプ)の充実を
     @各市にホームヘルプ事業者の配置義務を
     A専門性を有するヘルパーの養成と配置を
  (4)各市町で緊急時の支援の充実を
 本人の生活をあまり変化させないでショートスティを受けられるように各市町に 整備を(通学している学校や、通所している施設等に通い夜はショートスティ)
  (5)兵庫県単独制度の生活ホーム制度・宿泊訓練ホーム制度の充実を
     @運営費の増額と重度加算を
     A家賃補助制度の創設を
     B県営住宅の優先利用を・・・無認可団体の地区育成会への特例措置を
     支援費制度のグループホームへ県営住宅の優先利用を(各市町にまず一カ所)
3 学校卒業後の働く場の保障を
  (1)一般就労への支援対策を
     @グループ雇用制度の創設を
     A関係機関のネットワークの確立を
     B雇用支援員(ジョブコーチ)制度の拡充
     C公的な場(県市町)への雇用の推進
  (2)小規模作業所への支援を
     @補助金の増額を
     A小規模作業所授産設備整備費の助成を
     B小規模法人化促進への支援と小規模通所授産施設の支援費制度への移行を
     補助金を15年度単価(1100万)を維持できるよう県独自の対応を
     C授産品販売のためのアンテナショップの拡充を
  (3)通所施設の拡充と強化を(ニーズに見合う福祉資源の整備を)
     @施設利用者への支援状況への指導と監査を定期的に
     通所授産施設は、一般就労への努力を!入所施設は地域移行への努力を!
4 知的障害のある児童生徒に対する教育の充実を
  (1)特別支援教育の正確な情報を関係者に
  (2)児童生徒の実態に応じた障害児学級の設置を
  (3)教職員の資質の向上を
5 知的障害者の人権が守られるための権利擁護の充実を
  (1)成年後見制度利用のための財政援助策の拡充を
  (2)現在取組中の「声かけ運動」の知的障害者版の検討を
6 その他
  (1)知的障害者への自動車税、自動車取得税の減免を
  (2)医療費の個人負担の現行維持を





西脇市手をつなぐ育成会 例会 開催の案内

     日 時: 平成16年7月19日(祝 海の日)午前10時から
     場 所: ワークホームタンポポ
     内 容: 西脇市への要望について

多数の方の参加を期待しております(出欠の連絡は不要です)