平成16年5月1日発行

育成会だより

                   第73号

西脇市手をつなぐ育成会
 会長  竹中 敏文

広報  西脇市大野175
  ワークホームタンポポ内
 

新しい世話人さんに、抱負を書いてもらいました。

 4月から、「わっしょい」でお世話させていただくことになりました。大西 千枝美と申します。まだ日が浅く、「わっしょい」に登録されているすべての会員様とお会いしておりませんが、利用者の皆様の人権を尊重し自立を支援したいと考えています。そして、生活の質を向上させ安心していただけるよう、また、心身の変化にも細かく心を寄せて参りたいと思っております。それぞれの障害の程度は異なりますが、利用者のできること、できないことを正しく見極めて、「わっしょい」の中での生活のリズムを作り、皆様と楽しく過ごせるよう、がんばって参りたいと思います。
 保護者の皆様、どうぞよろしくお願いいたします。

 この度、4月1日より宿泊訓練ホーム「わっしょい」に世話人として勤務することになりました依藤 征彦です。よろしくお願いします。勤務してまだ日が浅く不慣れですが、多くの知的障害者のみなさんに接して、大変な仕事だと感じました。しかし、公園等を散歩したりすると、大変喜んで笑顔が返ってきます。そんなときは私もうれしくなります。これからも全力で仕事に当たっていきたいと考えております。障害者と共生する地域をよくすることが、「わっしょい」をよくすることに繋がると私は信じています。



青い鳥郵便ハガキの無償配布

 日本郵政公社は、身体障害者及び知的障害者の福祉に対する国民の理解と認識をさらに深めることを目的として、重度の身体障害者の方及び重度の知的障害者の方で希望される方に、青い鳥をデザインしたオリジナル封筒にくぼみ入り通常郵便ハガキをお入れして無料で差し上げます。

  配布の対象:重度の身体障害者(1級又は2級の方)重度の知的障害者(Aの方) 
  受付期間  :平成16年4月1日〜5月31日まで
  配布枚数  :一人あたり 20枚
  申出の方法: 近くの郵便局に身体障害者手帳又は療育手帳を提示し、所定の用紙に必要事項を記入していただきます。(代理の方でも結構です)
  配布の方法:西脇郵便局から郵送します。西脇郵便局に申し込まれた方は、その場で渡します。
  



16年度育成会総会

 6月6日(日)に、育成会総会を予定しています。
 午前10時より西脇市総合福祉センター(萩ヶ瀬会館)で行います。
 黒田庄との合併を控え、重要な会議になります。会員の方の多数の参加を期待していま す。また、市の福祉課より支援費制度が始まってこの1年間の動向をお聞きしたいと思っています。
出欠等などの案内は後日、発送いたします。

 

2004年3月12日
社会福祉法人全日本手をつなぐ育成会
   理事長 藤原 治 殿
テレビ朝日 報道局
「ニュ−スステ−ション」
プロデューサー 村尾尚子
  前略
 2月24日の「ニュースステーション」で放送した国立「のぞみ園」入所者の地域移行に関する報道に対して、貴重なご指摘をいただきありがとうございました。
 私たちは、障害者が地域において自立し、「あたりまえの生活」をするというノーマライゼーションの理念が世界の潮流となっており、あるべき姿であることを理解しています。番組は、施設からの地域移行を否定するものではなく、そのことも言及しています。ただ、それを進めるにあたっては、地域生活への支援の充実、基盤整備が必要不可欠であり、特に高齢化の進む親、家族などにその責任が一方的に押し付けられることがあってはならないと考えています。
 番組は、厚生労働省の今回の計画が、現実に、地域での受け入れ態勢が十分整っていない中での、期限を区切った、拙速で機械的な措置であり、むしろ、そうした地域移行への支援に逆行する動きも見られると、政府の政策を批判したものです。
 しかし、貴会をはじめ、知的障害者の福祉に関わる各団体から「障害者を一生施設に入所させておくことが本人たちの幸福であるという誤った視点で描かれている」などの指摘を受けました。
 もとより、そうした意図はありませんが、ご指摘の点すべてを真摯に受け止めたいと思います。そして今後の取材にあたっては十分留意し、参考にさせていただきたいと考えています。その際にはよろしくご協力、ご教示をお願いいたします。
 また、改めて、社員・関係スタッフの障害者の人権に関する認識を深める努力もしていきたいと思っています。
以上ご理解のほどよろしくお願いいたします。
以上