平成16年12月1日発行

育成会だより

                   第80号

西脇市手をつなぐ育成会
 会長  竹中 敏文

広報  西脇市大野175
  ワークホームタンポポ内
 

災害時の対応について考える

@ 「わっしょい」を避難場所として利用する
今年になりたくさんの災害がありました。なかでも、台風23号の被害は、西脇市にとって大きな痛手となりました。洪水のために避難勧告が出されたところもたくさんありました。避難勧告が出されたとしても、障害児(者)を抱えている状況では、近くの体育館や隣保館に避難するといっても、難しい状況があったように思います。避難場所の近くに行ったが、子どもが入るのを嫌がったので、車を安全な場所に止めて、車のなかで過ごしたという話も聞いたりしました。総合福祉センター(萩ヶ瀬会館)を障害者の避難先にしてほしいと、数年前に出された防災計画に申し入れをしたことがあるのですが、今回のように当の施設が罹災する状況では難しいことがあります。こういったことから、障害者に関しては、西脇市の防災計画を見直す必要があるように思います。現に高齢者の方が逃げ遅れて亡くなられたこともあり、ハンディキャップのある人をどのように支援していくかは重要な課題であると思います。「わっしょい」のサービスは警報が出ている時は、その利用をお断りしています。これは、学校が休校になるのと同じ理由です。しかし、避難勧告が出されたりして、近くの公共施設等に避難できにくい場合は、保護者同伴ということで、利用していただくことができると思います。一時預かりではありませんので、もちろん利用料は必要ありません。カギは運営委員が持っていますので、そちらに連絡してもらえれば対応できると思います。こういったことを考えると、生活支援センターのような公的な建物があればもっと安心なのですが、すぐに建設される予定がない状況では、自助努力というか自分たちで考えていかねばならないと思います。
A 支援費制度を利用できるようにしておく
今回の場合、「はんど」のコーディネーターの方から連絡があり、災害に遭われている方のなかで、支援が必要な方は無いかとの聞き取りがありました。緊急の場合、契約されていなくても利用は可能ですが、余裕のある時に備えて契約をしておくことも必要ではないかと思います。来年度からは、「のぎく療育園」を中心に、地域療育等支援事業も開始されると聞いていますので、選択肢が増えることになると思います。
B ネットワークをつくっておく
今回の水害では、「危険だったら、こちらにきてください」等のメールが入ったりして、力づけられた人もありました。やはり、ふだんのネットワークというか繋がりの大切さを改めて感じました。このネットワークが広がれば心強いです。
主な避難所 @日野小 D西脇中 E市民会館 G青年の家 H双葉小
      I芳田小 L西脇南中 N重春小 P総合市民センター
      R総合福祉センター S西脇小 22比延小 23西脇東中 


 


楽しかった育成会旅行

   11月13日(土)、今までにない64名というたくさんの参加者で、USJに行って来ました。USJに入場するまでに、ホテル京阪ユニバーサルシティで、バイキングの昼食を取りました。それからUSJに入り、日常とは違った世界を味わうことができました。

  


育成会の3施設に補助金

  トイレの改修のことで、みずほ財団に助成をお願いしていたところ、この度、要望を聞いてもらえることになり、70万円の助成金をいただくことができました。11月9日(火)に、東京より専務理事の荻島様が「わっしょい」に来られ、福祉課の長井様・社協の高田様の立ち会いのもと、交付式を行いました。ただ、下水道の本管の敷設工事が遅れていることもあり、「わっしょい」の水洗トイレが完成するのは、平成17年3月末以降になりそうです。
 また、水害のため、使用不能になっていた「杉の子ルーム」所有の送迎用の車については、災害時の支援ということで、日本財団より、車を寄贈してもらえることになりました。
それから、ジャスコのイオングループより「ワークホームタンポポ」に、50万円の寄付金をいただきました。