平成16年11月1日発行

育成会だより

                   第79号

西脇市手をつなぐ育成会
 会長  竹中 敏文

広報  西脇市大野175
  ワークホームタンポポ内
 

障害者基本法の改正について(平成16年6月4日 公布・施行)


改正前の条文は( )に記入しています
第一章 総則 第一条
  障害者の自立および社会参加の支援等のための施策を総合的かつ計画的に推進し、もって障害者の福祉を増進することを目的とする。(障害者の自立と社会、経済、文化その他あらゆる分野の活動への参加を促進することを目的とする)
 第二条
  「障害者」とは・・・継続的に日常生活または社会生活に相当な制限を受ける者をいう。(長期にわたり日常生活または社会生活に相当な制限を受ける者)
 第四条
  国および地方公共団体は、障害者の権利の擁護および障害者に対する差別の防止を図りつつ障害者の自立および社会参加を支援すること等により、障害者の福祉を増進する責務を有する。(国および地方公共団体は、障害者の福祉を増進し、および障害を予防する責務を有する)
 旧第六条 自立への努力については削除
 第七条 障害者週間 12月3日〜9日 (障害者の日 12月3日)
 第九条 都道府県障害者計画を策定しなければならない(策定するよう努めなければならない)
 第十二条 障害者が生活機能を回復し、取得し、または維持するために必要な医療の給付およびリハビリテーションの提供を行うよう必要な施策を講じなければならない。(障害者が生活機能を回復し、または取得するために必要な医療の給付を行うよう必要な施策を講じなければならない。)施設入所の文言は書かれていない。    
 第十三条 国及び地方公共団体は、障害者の自立及び生活の安定に資するため、年金、手当等の制度に関し必要な施策を講じなければならない。(障害者の生活の安定に資するため、となっている)
 第十四条 障害のある児童及び生徒と障害のない児童及び生徒との交流及び共同学習を積極的に進めることによって、その相互理解を促進しなければならない。(規程なし)
 第十五条 障害者の地域における作業活動の場及び障害者の職業訓練のための施設の拡充を図るため、これに必要な費用の助成その他必要な施策を講じなければならない。
 


障害者基本法の一部を改正する法律案に対する付帯決議
 
1、障害者施策の推進に当たっては、障害者の個人の尊厳にふさわしい生活を保障される権利を確認した法第三条第1項の基本的理念を踏まえ、障害者が、社会、経済、文化その他あらゆる分野の活動に、分け隔てられることなく参加できるようにすること
2、障害者の雇用・就業、自立を支援するため、障害者の地域における作業活動の場の育成等を推進すると共に、併せて精神障害者の雇用率の適用・復職支援、在宅就労支援を積極的に推進するため、これらについて法的整備を含め充実強化を図ること
3、障害者に対する障害を理由とする差別や権利利益侵害が行われた場合の、迅速かつ効果的な救済の為に必要な措置を検討すること
4、情報バリアフリー化の推進は、障害者等のコミュニケーションの保障に資するべきものであることに鑑み、情報通信機器やアプリケーションの設計面のみならず、コンテンツや通信サービスについても、手話、文字、点字、音声等の活用による改善及び充実を促進すること。
5、障害のある児童・生徒その保護者の意思及びニーズを尊重しつつ障害のある児童・生徒と障害のない児童・生徒が共に育ち学ぶ教育を受けることのできる環境整備を行うこと。
6、「障害者」の定義については、「障害」に関する医学的知見の向上等について常に留意し、適宜必要な見直しを行うよう努めること。また、てんかん及び自閉症その他の発達障害を有するもの並びに難病に起因する身体又は精神上の障害を有するものであって、継続的に生活上の支障があるものは、この法律の障害者の範囲に含まれるものであり、これらのものに対する施策をきめ細かく推進するよう努めること。
7、国連における障害者権利条約の策定等の動向を踏まえ、制度整備の必要性について検討を行うこと。
 法律の条文を載せましたので、堅い文章になりましたが、今後の障害者施策の根本になるものだけに、よく理解してほしいと思います。法律は抽象的なものですが、都道府県の基本計画や市の基本計画はより具体的なものでなければなりません。そういったことで、西脇市の基本計画がこの法律を受けて、どのように改善されたかを注意してみていく必要があるように思います。
  


知的障害者ボランティア養成講座おわる

  役員会(10月6日)
 午後七時半より、ワークホームタンポポで行いました。支援センターのことについては、合併協議会で話題にはなっていることを確認しました。ただ、建物ができたとしても、市が運営していくのではなく、どこかの法人が運営していくのではないかと予想されます。
 また、「わっしょい」の件に関して、将来的には買い取る方向を確認しました。それから、「杉の子ルーム」については、来年度から芦田さんに施設長をお願いすることになりました。このほか、旅行の件、福祉大会参加のこと、「わっしょい」のクリスマス会のこと、新年会のことなどたくさんの話題が出ました。