平成16年10月1日発行

育成会だより

                   第78号

西脇市手をつなぐ育成会
 会長  竹中 敏文

広報  西脇市大野175
  ワークホームタンポポ内
 

ボウリングを楽しもう
(9月4日 社協とわっしょい共催で)

 ボーレックス西脇で、33名(会員10名 保護者10名 兄弟姉妹5名 ボランティア8名)の参加で、ボウリングをしました。ボランティアの人も、一緒にゲームをしたりしました。また、兄弟姉妹の人もゲームに参加したりしました。また、保護者の方には、少しだけ話をしたりする時間も作りました。社協と共催であったので、計画段階からいろいろとお世話になりました。2時間ばかりの時間でしたが、有意義なひとときを過ごすことができました。わっしょいでは、次回の行事を12月頃を予定しています。



平成16年度 育成会よりの要望書について
(西脇市の回答)

 
 9月13日付で、西脇市より要望書についての回答がきましたので、掲載します。この厳しい状況に対してどのように取り組んでいくか、大きな岐路に立っているように思います。
市からの回答は、太字になっています。

1 生活支援センターの設立について

生活支援センター設立についてのご要望は、十分理解できますが、黒田庄町との合併協議が進行中であり、新市での課題として検討したいと考えています。
この件については、ここ2〜3年要望していたにもかかわらず、何ら進んでいないことが明らかになりました。一昨年、北田マンションの受け入れの際、市は合併の時点で支援センターを作ると言っていたのに、この回答ではいつできるかわからない状況です。篠山市のように、合併の時点で支援センターが建設されていることは、西脇市では今のところないのが現状です。
 平成14年度の時は、「福祉計画には明記していませんが、第332回の市議会での一般質問で取り上げられ、今後の課題事項であることは認識していると答弁しました。今後支援センターの実現に向けて努力したいと考えます。」との回答であったが、ここにきて、合併を契機として大きく後退した感じがします。

2 西脇病院の改装について

  今回の工事は、現在の病院を運営しながらの工事です。また、新しい建物をつくるために、既存病院の北側建物から順次取り壊しを行い、その取り壊した部分に新しい建物を建てていく工事です。従って、工期は長く、完成は平成21年2月末となっています。
現在の工事の状況ですが、病院敷地内にある駐車場や倉庫などを取り壊すために、工事車両の進入道路の整備や仮設の倉庫を設置する等の工事を行っているところです。
  見学会等のご要望ですが、工事現場については、かなりの危険が伴います。また、工事現場への立ち入りについては、通常、工事関係者以外は禁止となっています。
  このため、工事関係者以外の方による工事現場での見学会については、現在のところ、実施する予定はありません。

  また、昨年、ご説明いたしました(1)身障者が使いやすいトイレの設置、(2)雨に濡れない専用駐車場と通路の確保については、その計画に変更はありません。
  なお、改築事業についてのご質問や説明のご要望等があれば、遠慮なく新病院建設室までお申し出ください。
 昨年度、育成会の方から再度話し合いを持ちましたが、原案通り進行されていますので、育成会の要望は全く取り上げられていないようです。図面等再度見せていただきたいと思っています。

3 合併に伴う制度や補助金について

国の三位一体改革の推進や現在の厳しい財政状況などをふまえ、より効率的な行財政体制を確立し、将来にわたり持続可能なまちづくりを進めていくことが重要であり、その点で、合併することが市民にとってメリットがあると考えています。
  合併後の各種サービスや制度については、現在、両市町間で調整中ですが、調整に当たっては、市民サービスに支障を来さないよう見直しを進めていきます。

合併の目的が行政を存続させるためのものであり、市民の生活に直接還元されるのは、財政事情が黒字になってからのことであり、黒字になるためには、10年以上の年月がかかるという試算になっています。これは、企業における合併と同じで、社員にとってはよりリストラが進んでいるのが現状で、市の合併に当てはめても同じことがいえるのではないかと思います。補助金に頼らざるを得ない現状では、苦しくなるのは明らかです。

  


知的障害者ボランティア養成講座おわる

  7月中頃より始まったボランティア養成講座も、9月中旬をもって終わりました。今回は参加者が4名と少なかったですが、すべて意欲の高い方ばかりでした。ただ、少し遅れて開催された精神障害者のボランティア養成講座は、30名近くの参加者があり、盛況に進んでいるのをみると、来年度の方向性として、考えていかないことがあるようにも思いました。とくに、最近は発達障害(知的障害も含まれる)という概念が広がり、学習障害・注意欠陥多動性障害・高機能自閉症・アスペルガー症候群などという言葉もよく耳にするようになりました。こういったことで、保健所や教育委員会とも連携を深め、ボランティア養成講座を企画していく必要があるようにも思います。一人でも多くの方に、支援者になっていただくような取り組みが必要ではないかと思います。