平成13年3月1日発行

育成会だより

                   第35号

西脇市手をつなぐ育成会
 会長  竹中 敏文

広報  西脇市大野175
  ワークホームタンポポ内

西脇市知的障害者生活訓練ホーム

『 わっしょい 』

ホームの目的
  市内在住の知的障害者を対象として、将来の社会自立を目指し、地域での日常生活が出来るように、その訓練を行うことを目的とする。
指導方針
  障害を持ちながら地域で共に生活が出来る人を育てる。
 ◎宿泊訓練
  家庭と違った場所でも宿泊出来るように訓練する。
 ◎ショトーステイ
  家庭の緊急の場合、一時預かりを行い、違った場所でも過ごすことが出来るよう訓練する。
 ◎レスパイトケアー(介護支援サービス)
  家族に突発的な病気・事故や、急用で家を空けなければならず、一時的に預かって欲しい
場合などのケアのサービスを行う。
対象者
  知的障害者(児)で西脇市手をつなぐ育成会会員で宿泊訓練ホームの利用登録を
済ませた人、または、西脇市手をつなぐ育成会役員会で適切と認めた人。

運営方針
  @利用者の保護者より代表3人以上の運営委員を選び、委員会を設置する。
   委員会は、1ヶ月に1回委員会を開き、利用者の為に快く生活訓練出来るよう助言する。
   また、指導者(介助人)との関係や実態等について協議する。
 A利用者が納める利用料金については、訓練期間中に必要とする家賃・食費・水道光熱
   費などの諸経費から利用料金を算出する。
   基本料金等については、委員会で協議のうえ、西脇市手をつなぐ育成会役員会で
   決定する。
利用登録
   利用を希望される方は、西脇市福祉事務所または『わっしょい』に必要な書類添えて申し込んでください。(障害者保険への加入を済ませておいてください)
施設概要
住所:西脇市西脇852番地(山手町)
種類:住居・木造 瓦葺 2階建
駐車場:2台 
 
施設案内図
       
 

第3次西脇市総合計画(1999〜2008)  
  第3部 基本計画  かたい文章ですが、 原文のまま
 掲載しています。
  第1章 支えあうふれあいのまちづくり
     2 市民福祉の充実 障害者福祉  
<現状と課題>
 平成9年4月現在、本市における身体障害者手帳所持者数は1.180名、療育手帳所持者は124名で、微増傾向にあります。本市では昭和57年に「西脇市国際障害者年長期行動計画」を策定し、「完全参加と平等」を目標に施策を実施してきました。しかし、近年の高齢化の進展とともに、障害者を取り巻く状況も変化し、障害の重度化、障害者・介護者の高齢化などの課題も多く生じてきたことから、平成9年には本市の障害者の状況をめぐるアンケート調査を実施するとともに「西脇市障害者福祉計画」を策定し、「リハビリテーション」と「ノーマライゼーション」の理念の実現に向けた総合的な施策に取り組んでいます。
 また今後、障害者が基本的人権を有する一人の人間として、その能力を十分に発揮しながら自立的・主体的に社会参加を果たし、生きがいをもって生活していくためには、行政による支援体制整備のみならず、家族や地域社会等における助け合いや、各種団体、企業等における課題解決に向けた取り組みを相互連携の中で図っていくことが重要です。そのためにも、各種施策の着実な実施とともに、市民に対する一層の意識啓発を進めていく必要があります。
<基本方針>
 ○障害者が地域社会の一員として平等に暮らせるよう、また、人権が尊重され自己実現が可能となる
  よう、自主性・主体性を尊重しながら自立を支援します。
 ○障害者福祉に対する意識啓発を一層充実し、地域において相互に支えあうまちづくりを目指します。
 
 先日、市の方からアンケート用紙が郵送されてきたと思いますが、平成13年度からの「西脇市障害者福祉計画」を作成する上で重要になってきます。個人の意見だけでなく、育成会との話し合いも要望しています。会員みなさまの建設的な意見を期待しています。