平成13年1月1日発行

育成会だより

                   第33号

西脇市手をつなぐ育成会
 会長  竹中 敏文

広報  西脇市大野175
  ワークホームタンポポ内

新しい施設がスタートします
会長 竹中 敏文
 新年、あけましておめでとうございます。
 昨年のレクレーション大会(育成会親睦旅行)には、多数ご参加いただき、楽しい一日をすごせたと思います。子供達も普段あまり経験のないホテルでの昼食などで、いい経験になったと思います。これからも、いろいろと子供達のためにいい経験ができるような企画を考えていきたいと思っています。
 さて、皆様には、すでに育成会だよりなどでお知らせしております、生活ホーム(わっしょい)が4月に開所いたします。ワークホームタンポポ・杉の子ルームに続いて、3ヶ所目の施設がスタートするわけです。名目は生活ホームとしておりますが、西脇市の現状を考えてみますと、生活訓練ホーム・デイサービス・レスパートケアーなどの複合した施設にしていきたいと思っております。おそらく、利用者の人数などを考えますと、経営的には、非常に苦しいとは思いますが、隣接の施設と同じような利用料金でやっていきたいと考えております。しかし、なにぶん新しい分野でのスタートですので、当初は皆様に多少のご無理がかかるかもしれませんが、ご協力のほどよろしくお願いいたします。
開所にいたるまで、3年間の準備期間中、藤原生活ホーム部長以下、会員皆様にいろいろとご苦労をおかけいたしましたことをお礼申し上げます。当初は、たぶん、皆さん夢の様な構想ではなかったかと思いますが、ひとつひとつ積み上げていくうちに現実見が出てきて勇気がわいてきたのではないかと思います。一人では、挫折しそうなことでもみんなが力をあわせれば困難なことでもできることが実証できたと思います。
 開所の利用者要綱などは、今、検討中ですので出来次第皆様にご連絡いたします。
 子供達が将来に向けて住み良い環境づくりを進めて行きたいと思いますので、今後とも、育成会活動ご協力お願いいたします。
 今後の皆様のご健康とご活躍をご期待申し上げまして新年の挨拶といたします。
 

21世紀の特殊教育の在り方について(文部省 中間報告)続き
就学指導の在り方の改善について
 
障害のある乳幼児に対する早期からの相談に関し、アメリカでは2〜4歳児に対して検査を実施し、保護者・医師・保健婦・保健所等のスタッフにより、早期発見プログラムに基づく必要な支援を受けるとともに、特殊教育・心理学・ソーシャルワーカー等の他領域の専門家によって個別教育計画が作成されている地域もある。また、イギリスでは、地方保健局が5歳未満児に対して検査を行い、特別な支援が必要であると判断した場合は、保護者の同意を得て地方教育局に連絡し、地方教育局と地方保健局が共同して対応することとされている。
 このように、欧米では、教育・福祉・医療機関等が一体となって早期からの対応を行っているが、我が国では、3歳児検診など医療・福祉機関等を中心に行われており、最近では、聾学校等の幼稚部において教育相談を行う取り組みが活発になってはいるが、教育・福祉・医療等が一体となった早期からの相談体制は必ずしも十分とはいえない。
 また、近年の子どもの障害の重度・重複化や多様化に伴い、保護者等の不安や悩みが増大し、教育・福祉・医療・労働などにまたがる様々な問題について相談を求める要望が強いが、関係機関の連携が十分でないため保護者等がどこに相談すればいいかわからないなど保護者等の要望に十分対応できていない場合がある。
 このため、教育・福祉・医療・労働等が一体となって、障害のある子ども及びその保護者等に対する相談と支援を行うための一貫した体制を整備するとともに、教育・福祉・医療・労働等の関係者で構成する特別の相談支援チームのような組織を作り、保護者等からの教育・発達相談にきめ細かく対応することが望ましい。
 これにより、保護者等はもちろん教育・福祉・医療・労働などの関係者の間で、子どもの障害の状態を正確に把握するとともに、子どもの持つ能力や可能性を最大限に伸ばしていくためにはどのように接していくのがいいのか、どのような教育や医療・福祉・労働などの支援が必要であり、また可能かといったことについて共通理解が図られることとなる。 また、教育・福祉・医療等の関係者で構成する特別の相談支援チームは、こうした教育・発達相談の記録をファイルするなど継続的に活用し、教育・発達相談を積み重ねていくことによって、保護者等や子どもと関係者の間で相互理解と相互信頼が培われ、乳幼児期から学校卒業後にわたるそれぞれの段階で、その子どもに適し、かつ、可能な教育や福祉・医療・労働等の具体的な支援の内容が選択されることとなる。
 さらに、子どもに対する特別な支援が行われた後、各分野の関係機関等がその子どもに対して選択された内容が真に適していたかどうかの評価を適切に行い、その評価の結果に基づいて、保護者等や子どもと特別の相談支援チームの間で、教育・発達相談が行われ、次の支援の選択に生かしていくことになる。
 上記のような内容が、市町村教育委員会に要求されています。


楽しかった育成会バス旅行

11月26日(日)晴天のもと、神戸方面に総勢66人という多人数で出かけました。そ
の時の会計報告ができましたので報告します。今回は、県育成会から補助があったので豪
華な旅行ができたのですが、補助がなくても継続していけたらと思います。会員の皆様の
声を聞かせてください。また、西脇市手をつなぐ育成会のホームページに、旅行の時の写
真を公開していますのでご覧下さい。
                      
収 入   支 出  
県育成会補助  177.000 神姫観光  バス代   225.750
西脇市社協から  150.000 ニユーオータニ 昼食代   267.671
参加費   50.000 通行料・駐車代・寸志    44.280
寸志   10.000 入場料 博物館・動物園    21.575
育成会負担金  190.636 おやつ代(フルーツ服部)    18.360
合 計  577.636 合 計   577.636