平成12年6月1日発行 |
育成会だより 第27号 |
西脇市手をつなぐ育成会 会長 竹中 敏文 広報 西脇市大野175 ワークホームタンポポ内 |
平成12年度 総会開かれる 平成12年度の育成会総会が、5月21日萩ヶ瀬会館(西脇市総合福祉センター)で10時より開催されました。来賓に助役はじめ、議長、社協理事長、福祉部長を迎え、司会者吉田学齢期副部長の進行のもと、岩見副会長の開会のことばに始まり、母の歌、会長あいさつ、来賓あいさつ、そして高田さんの議長のもと議事にはいりました。 会長のあいさつの中に、2つのお知らせ事項がありました。
1つ目は、兵庫県育成会の理事長がこの4月に藤原さんより中播磨地区の岡本
博さんに変わられたことです。岡本新理事長は、昨年まで副理事長をされていた方です。
2つ目は、ワークホームタンポポと杉の子ルームへの重度障害者への重度加算手当が4月より給付されることになったことです。月額1人当たり¥4,165(支給基準額¥8330の半分の額)で、支給対象者がワークホームタンポポが8人、杉の子ルームが4人で、年支給額はワークホームタンポポが約40万円、杉の子ルームが約20万円になるそうです。この重度加算は、いまだに県では認めておらず、市町独自の実施になっているそうです。(この近辺では、中町のみ実施)
議事の内容は、11年度の事業報告、11年度の決算報告、会計監査報告ののち決議がとられ、新役員の承認
、新会員の紹介、12年度の事業計画案、12年度の予算案が承認されました。今年は、会費値上げの根拠付けの会計報告を詳しくしてほしいとの意見がででいましたので、特に詳細なところまで報告されました。新しい事業では、今年のみの実施のレクレーション大会があります。県育成会より補助金20万円がでますので、これを使って西脇市独自で実施するものだそうです。
次に、生活ホームについて藤原部長のもと、2年間の経過報告のあと実施に向けての説明がありました。生活ホーム、訓練ホーム、ショートステイ等いろいろな方法がありますが、これから参加する方によって西脇市独自の方法で実施していきたいとのことでした。今年度の実施的な動きとして、参加者の募集、参加者による事業方針の検討、家探しをしたいとのことです。皆さんにご理解をいただいて、1人でも多く参加してもらって実現に向かいたいとのことでした。
最後に、岡本副会長の閉会のことばにより総会が無事終了し、昼食のお弁当を食べたのち解散しました。
学齢期部会 夏期親子一泊親睦会の予定 8月2日(水)・3日(木) 三木ホースランドパークの予定です 詳しい案内は、後日お知らせします。 多数の参加を期待しています。
平成12年度西脇市手をつなぐ育成会役員
全日本手をつなぐ育成会より、本が届きました。 元気のでる本 「きいて!!」 この本は、平成11年7月に開催された全日本手をつなぐ育成会北海道大会の本人部会をまとめたものである。支援者セミナーという講演会で、デズモンド・コリガンは次のように述べています。「ニュージランドでは、蝶を本人活動のシンボルとして採用しています。どうしてかというと、生まれたときに親に依存し、食べ物を与えられ生きられるわけです。厳しい現実から、家庭や家族は私たちを守ってくれます。その段階では、まゆに守られた毛虫の状態です。そして、10代後半からまゆを抜けだし、自分自身の生活、人生を味わうようになります。大人になったら私たちは、自由になり、自由に羽ばたかなくてはなりません。そして、自分の人生の旅にしたがって、あらゆる所に飛んでいきます。」
支援者のためのガイドブック 「性とその周辺を理解する」
この本は、性に関する問題が表面的になるときの、支える者の悩み方・取り組み方を、個別支援の思想を足場に言葉にしようとしました。その理由は誰もが知るように、事態はいつも複雑で、対応には思慮深さが求められるからです。
個別支援とは、社会の中で生活を営む個々人を支えるという思想です。社会が変われば個人は幸福になるという思想ではありません。どんな社会であっても支えるという思想です。また人の困難や悩みを一掃してあげようという思想ではありません。その人が困難や悩みと闘うことを支えるという思想です。
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