平成12年11月1日発行

育成会だより

                   第32号

西脇市手をつなぐ育成会
 会長  竹中 敏文

広報  西脇市大野175
  ワークホームタンポポ内

9月末に、育成会の要望書に対して、市から回答がありましたので、掲載します。
10月号に掲載できなかったことをお詫びします。

1 「西脇病院に関する要望」について

(1)身体障害者用トイレの増設について
身体障害者用トイレの増設は、現状では困難な状況であり、病院整備時に対応したいと考えています。また、洋式トイレについては、外来のトイレの全体数の中で、和式トイレの希望も考慮に入れて検討いたします。
(2)障害者用の駐車場の増設について
既存のスペースで屋根をつけると、今以上に駐車スペースが狭くなり、駐車台数も減ることになります。屋根つきも含めた障害者用駐車場の新設については、現状では困難な状況であり、病院整備時に対応したいと考えています。
病院整備についての計画を示してほしい。
(3)時間外診療の体制について
時間外での救急患者さまの診療については、十分配慮しながら診療を行っているところです。小児科時間外診療体制については、小児救急医療の充実を図るため、東播磨内陸地域において、輪番制による当番病院で診療を行っております。当番日以外では、当該当番病院で受診いただくよう従来よりお願いしております。ただし、発育障害で通院中の小児の方及び退院直後の小児の方につきましては、従来通り診療させていただいております。この場合、「発育障害で通院している○○○○です」と言ってから受診の希望を伝えて下さい。場合によっては、少しお待ちいただくこともありますが、できる限り希望に添うように対応させていただきます。

2 「西脇市公民館(カルチャーセンター)に関する要望」について

(1)障害者用の駐車場の確保について
国道側(武道館側)はスロープの出入り口の所に「身体障害者乗降場」の看板を本年度中に設置し、利用者の用に供したいと考えております。南側(噴水側)のスロープの近くには乗降のためのスペースの確保が困難ですから、駐車場(勤労福祉センター下)の利用をお願いします。
南側についても、もう少し考えてほしい。入口まで距離がありすぎる。

3 「西脇市に対する要望」について

(1)平成13年度からの福祉計画について
西脇市福祉計画の改訂については、県の動向を見守りながら見直し等の対応を考えております。当該見直し等には育成会のご意見をお聴きし、新しい計画の策定に反映させていきたいと思っています。生活支援構想などの数値目標については、県における障害者福祉プランにおける数値目標や障害者の方のニーズを踏まえ、人口規模、障害者手帳所持状況、障害保健福祉圏域の状況などを勘案し、設定する予定です。(参考:兵庫県障害者福祉プランは、平成12年度末完成予定)
(2)タクシー利用券の選択制について
重度心身障害者及び80歳以上の高齢者が対象となっており、高齢の方や一人暮らしの方の移動手段として、タクシー券交付を行っております。平成12年度は、高齢者に対する交付枚数を増やし、制度の拡充に努めてまいりましたが、現在のところガソリンの購入補助につきましては考えておりません。
育成会からの要望がなかなか伝わりません。タクシー券を否定しているのではありません。
引き続き、平成13年も要望を出していきたいと思います。
(3)指導員の待遇について
現在の社会情勢を踏まえ、西脇市においても行政改革の一環として、新規職員の採用が制限されています。このような状況の中、タンポポ指導員においても、正規職員・嘱託職員の派遣は、厳しい面がありますことをご理解下さい。
指導員の待遇改善をお願いしています。派遣が難しいのなら、何らかの形で取り組んでもらいたいと思います。
(4)わかあゆ園への通学について
3市7町の事務組合立で運営されており、負担金などの問題もありますが、構成市として組合に要望していきます。
(5)生活ホーム設立への協力について
育成会総会時に、育成会の生活ホームに対する今年度からの取組をお聞きし、市といたしましても生活ホームの必要性は十分認識しております。現在のところ設立に対する県、市の補助などはありませんが、生活の拠点である家屋が見つかり、生活ホームの運営が始まれば、運営に対する助成を前向きに考えてまいります。
(6)各種手当ての説明について
昨年、県の指導監査により、介護手当は8月から翌年7月までの受給資格であるため、現況届であっても新年度民生委員の証明が必要であるとの指摘を受けました。そのため、今回から手続きについては、民生委員の証明を要求することになりましたが、公式の場での説明不足につきましては、今後留意いたします。平成13年度から、制度説明などの役員研修会を予定いたしたく考えております。
(7)身体障害者の入浴サービスについて
施設入浴の回数については、運用上原則月1回としていますが、夏季における月2回の利用は可能です。今後については、時期を問わず月2回利用できるよう調整いたします。周知については、西脇市身体障害者福祉協会、西脇市手をつなぐ育成会などの役員の方に御願いしたく考えておりますので、その節はよろしくお願いいたします。
(8)散髪のサービスについて
在宅の寝たきり者に、理・美容師を派遣し、快適な生活の確保と衛生の保持を図っています。制度としては、美容も実施しておりますので、希望があれば西脇市社会福祉協議会へ申し出て下さい。
 市からの回答に対して、どのように感じられたでしょうか。要望を聞いてもらえたもの、聞いてもらえなかったもの、いろいろありましたが、ねばり強く働きかけていきたいと思います。市からの回答に対して、会員の皆様方の意見を寄せていただけたらと思います。