平成12年10月1日発行

育成会だより

                   第31号

西脇市手をつなぐ育成会
 会長  竹中 敏文

広報  西脇市大野175
  ワークホームタンポポ内

育成会からの西脇市への要望事項に対しての西脇市からの回答はまだありません。
    9月中に回答があれば、10月号に掲載したいと思います。9月中に回答はありませんでしたので、10月中に回答があれば、11月号に掲載したいと思います。
 

「小規模通所授産施設」に対する助成措置(案)が示される
ー2001年度予算概算要求ー
ワークホームタンポポと杉の子ルームが、法内施設になった場合、以下のような援助があるということで考えてください。現在は、どちらも小規模作業所です。
1.「運営費の国庫補助」
 @施設単位の補助方式になります。そのため、10名以上19名以内の施設は、通所人員の数に関わらず同額ということです。
 A金額は、国庫と自治体の合算で「1.100万円(年額)」です。そのため、すでにこの額を上回って補助が自治体から出ているところは、いかにその額を保持するか、いやそれ以上に上乗せするかという視点で、自治体との強力な交渉が必要になってきます。
 B地方公共団体を通じて、補助はなされます。現在の「通所援護事業」は、障害種別に応じて全日本育成会などの3団体を通じて実施されていますが、この補助は地方公共団体を通じます。
 C補助要件として、「法人格を取得する」こととなっています。そのため、経営母体の団体を、社会福祉法人とするか、既成の法人の事業として申請しなければなりません。なお、法人化の要件の最終結論は、まだ明らかにされていません。
 Dまた、「一定の施設基準を満たすこと」と述べられていますが、その内容は明らかにされていません。
 E平成13年度の箇所数は「120カ所(3障害相互利用)」となっています。かなり少ないとの印象は拭えませんが、初年度ということもあり、大蔵省との関係でこれが精一杯だったというのが実態だといえるでしょう。
2.「施設整備の国庫補助」
 @施設整備費 一カ所あたり国庫補助基準額2.400万円(補助率1/2)
 A設備整備費 一カ所あたり国庫補助基準額  800万円(補助率1/2)
  一施設あたり、国庫補助基準額・施設整備費 2.400万円を上限
 B貸付金の限度額 80%(利率)年2.0%2000年9月予定
  土地の確保ができれば、自前の建物を建設することができ、自己負担金も「融資」で準備が可能であり、建設費が1.000万円を越えれば(すなわち、資産が1.000万円あるわけですから)、別途に現金・預金などを用意する必要がないということです。これは、きわめて画期的なことといえるでしょう。
 
3.「社会福祉・医療事業団融資」や「退職手当共済」
  きわめて有用な規定です。これらの点に、法人(法内)化の具体的なメリットが出てきます。
 
「運営費」を含め、具体的な方式や手続き方法などは、実施要領などでこれから示されます。法人化については、まだまだ時間がかかると思いますが、障害児者にとって、少しでも住み良いものを考えていく必要があります。とくに、「運営費」に於いて、10〜19人では、同額であるという事が大きな問題になると思います。また、地方公共団体とりわけ西脇市に対して、ねばり強く交渉をしていく必要があるように思います。それは、今年度中に平成13年度からの「西脇市福祉計画」を立案しなければならないのに、育成会との意見交換の場さえ設定していないのが実状だからです。平成8年〜12年までの「西脇福祉計画」には、国のこういった助成措置は、もちろん組み込まれていません。法律がかわった以上、地方公共団体がこれに対応するのは当然のことだからです。
 

フェイマス・ピープール・プレイヤーズ
11/12(日)・13(月) 於 姫路市市民会館大ホール
         昼の部 午後2時30分開演 夜の部 午後6時30分開演
         入場料 前売り 大人¥4.000 中学生以下¥2.000
             当日  大人¥5.000 中学生以下¥3.000
 フェイマス・ピープル・プレイヤーズ(FPP)は、カナダ、トロントを拠点に活躍する主として知的障害者で構成される人形ショーの劇団です。26年前に創立され、ハンディを持ちながら、真摯な努力とたゆまぬ訓練で芸術性の高い、誰にも楽しんでいただけるショーが完成し、ブロードウェイや世界各地での公演で絶賛を得るまでになりました。この人形ショーはブラックライトを照明に使うので等身大の人形や小道具だけが鮮やかに浮かび上がり舞台狭しと踊り、演技するユニークでファンタジーあふれる感動的な舞台です。
 ポール・ニューマンのことば
長くエンタテイメントビジネスに関わり、その全てを見てきましたが、かつてFPPのようなものに出会ったことがありません!この劇団を見に来るときは不思議な夜を過ごすつもりできて下さい。私は彼らの大ファンの一人です。
 お問い合わせ
  FPP姫路公演実行委員会 0792−86−5055(午前10時〜午後4時)
 

第12回ワークホームタンポポのバザー
平成12年10月22日(日)午前10時〜
         日用品 古本 手作り小物 手作りお菓子 野菜の販売
         たこやき 軽食 わたがし ヨーヨーつりのコーナー
         北はりま養護学校生徒作品 展示&販売
         さおり織りの作品販売
         西脇労音出演
         多数の来場をお待ちしています。