平成11年7月1日発行

育成会だより

                   第16号

西脇市手をつなぐ育成会
 会長  竹中 敏文

広報  西脇市大野175
  ワークホームタンポポ内
                        
  「障害者プランの推進」(厚生省発表資料)
  平成11年度予算額 2.546億円(平成10年度予算額 2.378億円)
   ・平成8年度を初年度とする障害者プランを策定〜14年度まで。
   区      分 10年度実績 11年度予算 14年目標値
地域生活援助事業・福祉ホーム 10.738人分 12.837人分 20.060人分
授産施設・福祉工場 55.478人分 58.161人分 67.570人分
重症心身障害児(者)通園事業 533か所 623か所  1.238か所
精神障害者社会適応訓練事業  4.306人分  4.546人分  5.280人分
精神障害者生活訓練施設  3.440人分  4.020人分  6.000人分
市町村障害者生活支援事業 120か所 160か所 690か所
障害児(者)地域療育支援事業 200か所 320か所 690か所
精神障害者地域生活支援事業 115か所 145か所 650か所
ホームヘルパー 24.100人増 32.800人増 45.300人増
ショートスティ  2.210人分  3.155人分  4.650人分
ディサービスセンター 739か所 817か所  1.010か所
身体障害者療護施設 20.986人分 22.086人分 25.000人分
短期障害者更生施設 90.907人分 92.258人分 95.600人分

 上の表から見て、平成14年度の段階で、目標値の達成が一番困難であると思えるものに、市町村障害者生活支援事業と精神障害者地域生活支援事業があげられると思います。もちろん、これはあくまでも国段階のことですので、都道府県や市町村レベルでは、個々に違っていると思います。西脇市の場合、それぞれの各事業が平成14年に向けて、どのような取り組み状況にあるのか、知る必要があるように思います。また、市単独で取り組めないものについては、周辺各市町とどのように進めているのか、市民に提示する必要があるように思います。国はあくまでも、目標を示したものでしかないので、実行していくのは、住民の働きかけが必要になると思います。それと、ホームヘルパーやショートスティ・ディサービスなどのサービスが、高齢者だけに偏っていないかも、調べてみる必要があると思います。

 
 西脇市のホームページに、6月1日付けで、「知的障害児者・精神障害者の関係制度」というページがつけ加わりました。昨年秋には、「身体障害児者の手引き」というのがありましたので、これで障害福祉については、すべての分野での施策が掲載されたことになります。ただ、これはホームページに掲載されただけで、他の自治体よりも西脇市の障害福祉が進んでいることを示しているわけではありません。『福祉は申請主義』(こちらのほうから申請しない限り、行政側から教えてはくれない)といわれますが、ホームページに掲載されたことで、市のほうに申請しやすくはなると思います。また、他の自治体と比較して遅れているところは、要望をあげていきたいと思っています。
 たとえば、「兵庫県心身障害者扶養共済制度」は、加西市のホームページには掲載されているのに、西脇市のページにはありません。この制度などは、もっと知らせて欲しいものなのですが・・・。


 「兵庫県心身障害者扶養共済制度」とは?

(市役所 市福祉事務所 п@22−3111)
 心身障害者(児)のために、保護者が一定の掛け金をかけておけば、保護者が死亡または重度障害者になったとき、年金を受けられます。加入できるのは、身体障害者(児)(1〜3級)精神障害者、知的障害者(児)を扶養している65歳未満の保護者で、病気などにかかっていない人。
 掛け金(月額)
  1口につき 3.500円〜13.300円
  (ただし、2口までしか加入できません)
  ※掛け金は保護者の加入時の年齢により異なります。
  ☆掛け金はすべて、税控除されます。
 年金額(年額)
  1口加入者 240.000円
  2口加入者 480.000円
 ふれあい交流事業「バス旅行」
 6月8日(火)西脇市社会福祉協議会と西脇市障害児教育部会と西脇市主催のふれあい交流事業があり、須磨水族園に行きました。今回は、ボランティアの人が十名参加してくださり、社会福祉協議会との話し合いでの要望がいかされてきているように思いました。このようなふれあいが、行事だけでなく、レスパイト等の障害児(者)地域療育支援事業に繋がっていけばと思います。