平成11年6月1日発行 |
育成会だより 第15号 |
西脇市手をつなぐ育成会 会長 竹中 敏文 広報 西脇市大野175 ワークホームタンポポ内 |
21世紀に向かって
会長 竹中 敏文
夏のひざしがまぶしい季節となりました。会員みなさまにおかれましては、ますますご健勝のことと思います。 育成会活動も21世紀に向かって変革期にさしかかったと思われます。
障害者が世の中に出ていくことを進めていた時代から、世の中にとけ込んだ横社会への時代に変わろうとしております。
昨年の総会の時に申しましたように、各地区の作業所が、定員いっぱいになりつつあります。西脇市のワークホームタンポポも、3年後には、定員の20名近くになります。
すると、その後に、卒業してくる子供達の行くところがなくなってしまいます。今、作業所に通っている子供達だけが良ければいいといって入所を断れません。育成会は、永遠に活動をし、次の手だてをしなくてはなりません。西脇の育成会も昨年度より生活ホーム部を設けまして活動を開始しました。平成10年度と11年度とでスタートに向けた準備期間として、各地区の生活ホームの現状を見学し、平成12年度で何かの形のスタートをしたいと思っております。
本年度より、会費の値上げ(年5000円)をお願いいたしました。これは、生活ホーム作りの資金、ワークホームタンポポ・杉の子ルーム等施設への補助を考慮しまして値上げいたしました。ワークホームタンポポにおきましては、平成10年度で約145万円の不足金がでております。これは、国からの補助金100万円がなくなったことが大きな原因です。これは、急になくなったわけではなく、補助金対象期間が切れたためです。145万円の不足金は、バザー売り上げ(約40万)とクッキー販売(105万)で穴埋めしました。平成10年度は、たまたま、クッキー販売が多かったために穴埋め ができました。もし、例年の販売額にとどまっていたら約40万近く不足金がでております。このため、11年度から育成会からの補助金とタンポポに通っている保護者の負担金の値上げ(平成11年4月より実施)とで穴埋めしたいと思っております。もちろん、育成会として西脇市への補助金の値上げを引き続き要望していきますが、いつになるか分かりません。現在、育成会の活動拠点でありますワークホームタンポポ・杉の子ルームをこのまま放置するわけにはいきません。会員みなさまのご理解をいただき、皆さんでこの2つの施設を盛り上げていき、また、新しい生活ホームをつくつていきたいと思います。
最後に、本年度は、東北播磨・淡路地区保護者研修会の開催順番に西脇市がなっております。(平成11年11月21日 西脇市民会館予定)みなさまのご協力のもと是非とも有意義な研修会にしたいと思っておりますので、ご協力のほどよろしくお願いいたします。
平成11年度 育成会総会開かれる
5月16日(日)西脇市総合福祉センターにおいて、平成11年度の総会が開かれました。内橋市長・遠藤副議長・村井社会福祉協議会理事長・高瀬福祉事務所長・市福祉担当者に出席をいただきました。 今年度の主な議題としては、育成会の年会費の値上げと11月21日に東北播磨・淡路地区保護者研修会が西脇市で開催されるということです。
年会費はこれまで二千円でしたが、今年度より五千円になりました。近隣の地域の中で、西脇市の二千円というのはあまりにも低く、昨年、東北播磨・淡路地区保護者研修会を開催した高砂市は、月額五千円・年額六万円というのが育成会の会費となっています。もちろん、育成会の会費の高いところはそれなりにサービスも進んでおり、生活ホームや作業所などの施設もそろっています。西脇市でも、そういった例を見習い、少しずつ体力をつけていきたいと考えています。
東北播磨・淡路地区保護者研修会は、昨年高砂市で実施され、今年西脇市が当番となっています。市のほうからも補助金を三十万円計上してもらい、育成会からも二十万円予算をたてています。会員の皆様方のご協力をお願いします。
各部会から ★学齢期部会
今年の親子一泊親睦会は、8月23・24日に「やしろ鴨川の郷」で実施することになりました。
★生活ホーム部会
6月10日(木)兵庫県福祉センターである、県の研修会に参加の予定です。
資料 兵庫県下の平成10年度の申請認可数
生活ホーム 43ヶ所 訓練ホーム 24ヶ所となっています。 残念ながら、西脇市にはどちらもありません。 告知板 @アルミ缶を集めています。
生活ホームの基金づくりにアルミ缶を集めています。育成会全体で取り組むと、大きな力になりますので、是非ご協力ください。収集場所は、ワークホームタンポポです。活動日は、毎月最終日曜日になっています。
A兵庫県支部自閉症協会講演会 6月27日(日)午後1時〜 姫路文化センター 昨年度、西脇市で開催した兵庫県支部自閉症講演会は、今年姫路文化センターで開催されます。講師は、東京のうめだ・あけぼの園長の加藤正仁さんです。演題は「新しい世紀が私たちにとって希望に満ちたものになるためにー障害福祉からみた課題と展望ー」です。入場無料で保育もあります。
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