いよいよ本格的な夏の訪れとなりました。
ホザナ通信をお読みくださっているお父さん、お元気ですね。いつもお仕事ご苦労様です。
お仕事とご家族が祝福されますようにお祈り申し上げます。
さて、今月は、ノルウェーのある詩人の詩からご紹介しましょう。
食物はお金で買えるが、
食欲は買えない。
薬はお金で買えるが、
健康は買えない。
ベッドはお金で買えるが、
睡眠は買えない。
化粧品はお金で買えるが、
美しさは買えない。
別荘はお金で買えるが、
心地よさは買えない。
快楽はお金で買えるが、
喜びはお金で買えない。
友達はお金でなれても、
友情は買えない。
なかなかいい詩でしょう。特に、お父さん達に知ってほしい詩です。
というのは、お父さんの役割は様々ありますが、
その中で大半を占めているのが“お金を稼ぐ”ことだからです。
“男は稼いでなんぼ”の存在とも言われます。
家族を養うために、一生の半分以上をお金のために費やすのがお父さんです。
そんなお父さんだからこそ、お金では買えない領域に目が開かれてほしい、
と願わずにいられません。
現実社会を動かしているお金の世界と
お金を超越した心の世界を兼ね備えたお父さんは、どんなに魅力的でしょうか!!
数年前、ゲームソフト「ピクミン」のCMソング『ピクミン愛のうた』というのがありました。
この歌はサラリーマンの間で大流行しましたよね。歌詞はこうです。
♪ 引っこ抜かれて、あなただけについて行く/
今日も運ぶ、戦う、増える、そして食べられる/
ほったらかされて、また会つて、投げられて/でも私たちあなたに従い尽くします
そろそろ遊んじゃおうかな/そっと出かけてみようかなーんて/鳴呼 鳴呼
あの空に恋とかしながら
いろんな生命が生きているこの星で/今日も運ぶ、戦う、増える、そして食べられる
引っこ抜かれて、集まって、飛ばされて/でも私たち愛してくれとは言わないよ
力合わせて、戦って、食べられて/でも私たちあなたに従い尽くします
立ち向かって、黙って、ついていって/でも私たち愛してくれとは言わないよ ♪
ピクミンがサラリーマンの悲哀を代弁しているかのようです。
利益追求の現実社会の中で、心で感じる目に見えないものを大切にしようものなら、
失格者・落伍者になりかねません。
ですから、サラリーマンは心で感じていることを無視せざるを得ないのです。
それが習慣化してしまっています。
ですから、男性は女性に比べると心で感じていることを表現するのが下手なのです。
新聞のように事実は伝えられるのですが、心で感じていることをうまく伝えられないのです。
もしかしたら、男は心で感じていることを話すのが怖いのかも知れません…。
お金は大切です。お金がないと辛いです。
でも、最初にあげた詩が語っているように、
お金で買えないものが人生を根本から支えていることにも頷いていただけると思います。
お金で買えないなら、どのようにして手に入れるのでしょうか。心で手に入れるのです。
聖書に『私たちは見えるものにではなく、見えないものにこそ目を留めます。
見えるものは一時的であり、見えないものはいつまでも続くからです。』
(コリント人への手紙第二4:18)という言葉があります。
目に見えないけれども永遠に実在しておられる愛の神様を信じ、
このお方と共に生きていくときに、お金では買えないものが与えられるのです。
心に本当の平安が与えられます。
生きる喜びや目標が与えられます。真に人を大切にする心も与えられます。
目に見えない心が目に見えない神様と繋がるときに、
どんなに心が満たされることでしょうか!
目に見えることで全てが決まってしまうそんな社会で生きているお父さんだからこそ、
このことを知ってほしいのです。
お父さん達、神様に心を向けてください!今がその時です。

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